ゴミ屋敷の悲劇です

公開日: 

昨日、かなり度々話題になっていた、郡山市のゴミ屋敷から、
火災が発生し、ここの住人とみられる男性がお亡くなりになられました。
謹んでご冥福をお祈り致します。

さて、近年度々取り上げられるこのゴミ屋敷。
この問題が取り上げられる度に、
「すごく依存症の問題と似ているなぁ」と思っていました。
で、ずっと興味関心を持っておりましたが、
先日、この問題に関する講演を聞くことができて、
「あぁやっぱりこういう病気があるんだ」と知ることができました。

アメリカ精神医学会で出されているDSM-5によると、
こういうゴミ屋敷状態になってしまう人達の病名は、
Hoarding disorder ホーディング障害と呼ばれる、
精神疾患なのだそうです。

この病名、DSM-5から加わったとのことですので、
2013年以降、比較的新しく認知された精神疾患ですが、
こういった症例は、日本に限ったことでなく、
世界のあらゆるところで起きている現象なのだそうです。

想像に難くないですが、ゴミ屋敷が近所にあったら、
周辺住民の迷惑は、大変なものになりますよね。
TVの住民インタビューで見たことがありますが、
悪臭や景観の阻害するだけでなく、
ゴキブリやねずみの被害も甚大なのだそうです。

聞いただけで「ぎゃ~!」っと、
悲鳴をあげたくなりますよね。

そして何よりも、今回の事件のように、
火災による痛ましい事故は最悪の結末です。

でも、周囲の人たちがなんとかしようと、
ゴミを強制撤去しようとしても、頑として受け入れない、
苦情を言えば逆ギレする。
私有地内で起きていることなので、なす術がない。
この悪循環が延々と続くわけです。

しかもゴミ問題以外は、普通に話ができる人も多いらしく、
この辺は、依存症とよく似ていますよね。

また強制執行をして、一時的に綺麗になっても、
病気が完治するわけではないので、
また同じことを繰り返していくようです。
こうなってくると莫大な費用を行政が捻出しても、
それがあっという間に無駄になってしまう訳です。

私が思うに、依存症と同じく、このゴミ屋敷問題も、
ホーディング障害という病気が隠れているかも・・・?
という認識が、地域住民の方々にも行政にもないのでは?と思います。

そのため間違った説得や強行突破をしようとして、
益々本人の行動をかたくなにさせてしまい、
悪循環となっていくような気がします。

やはり、このゴミ問題も、病気への正しい知識を知ること、
そしてなんといっても効果的な介入方法を開発することが、
急務じゃないでしょうか?

実は私、前から思っていたのですが、
「一度こういうゴミ屋敷の人々を介入してみたい」
という思いに駆られているんですよね。
依存症の介入方法が効くんじゃないかなぁと思っております。

一度お困りの行政の方と、
意見交換をしてみたいと思っておりますが、
いかがでしょうか?

そして、おそらく激しい葛藤にさらされているご本人を救出し、
周辺住民の皆様も安心して暮らせるような、
そんなノウハウが生み出せたらなぁと願っています。

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