障害者のリアルに迫る東大ゼミです

公開日:  最終更新日:2017/11/11

みなさん、先日NHK Eテレで「ハートネットTV」で
「障害者のリアルに迫る東大ゼミ」という放映があったのをご存知でしょうか?
障害者のリアルに迫る東大ゼミ

見逃した方は、11/15 PM1:05~再放送がございますので、
是非、ご覧下さい。

実は、私このゼミに昨日お招きいただきまして、
お話しさせて頂いたんです。
現役東大生に果たして、ギャン妻から伝えられるものがあるのか???
という疑問は多々ありましたが、
伝わったかどうかはわかりませんが、私としてはとても実り多い経験でした。

このゼミの担当をされている、
毎日新聞 論説委員の野沢和弘さんには、
何度かギャンブル依存症について取り上げていただいたり、
当会が作成した「事件簿」についてもアドバイスを頂いたりして、
これまでも大変お世話になっておりました。

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さらにもうお一人のご担当である
熊谷晋一郎先生は、東大のお医者様でもあり、
当事者研究で超有名な方ですよね。
熊谷先生にはじめてお目にかかれて、とても嬉しかったです。

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なんせこの私、アホな短大しか出ておりませんので、
ゼミというモノを経験しておりません。
2年間ですと必修単位をとって卒論書いたら精一杯で終わってしまいました(笑)

それに対して大学にいった人達は真面目に勉強していたのか?
いや現代の若者が特に真面目なのだと思いますが、
とにかくこんな風に社会の事を勉強しているのにはとっても驚きました。

いいですね~、ホント羨ましい!
私なんか、学生時代世の中にはいろんな価値観がある!
なんてこと全然分かってなかったですもん。

ってかあの頃の日本て全体主義で、高度成長期で、バブルで、
国民みんながお金持ちになろう!ってな目標に向かって、
まっしぐらだった気がします。
国中が「立身出世!」をスローガンに掲げていたような時代でした。

でもこうして多様性を認めよう!という動きになったことは、
本当によかったなぁ~と思いますね。

私なんて依存症になってみてわかりましたけど、
あぁいう価値観のもとにまっしぐら!って、
本当は生きづらかったんだなぁ~と思いました。

そうなんですよね~、あの頃は上昇志向が自分を努力させ支えてくれている!
と思ってましたけど、今になって分かってみる自分って、
ぜ~んぜんそんなタイプじゃないですもん。

立身出世より「みんなでなんか面白いことやろうよ!」とか、
「お金持ちになりたい!」より「お金は循環させるべき!」
ってことを信念として持ってますからね~。

あと守りに入るとつまんね~人間になりそうだから、
守るべきものを増やさないようにしよう!と思っていて、
その最たるものが「貯金」ですね。次がポジション。

そりゃあ~バブルも満喫しましたけど、
あれは日本中が4年間祭りだったから、ワイワイ出来て楽しかったわけで、
こんな人間が、上昇志向の価値観しかなかったら、
めっちゃ生きにくいですわ。

何より勉強が全然できなかったですからね~。
勉強のやり方も、意味も全く分からなかったです。
国語とか歴史みたいに勉強しなくても本読んでりゃある程度分かる!
って科目があったから、なんなく短大ぐらいまでは入れましたけど、
そういう誰でも、ある程度できる科目がこの世になかったら、
絶対どこも学校入れなかったですね。

東大生ってのは、これから国を担っていく中心になる人達ですからね~。
是非ともこういった「多様性」を認め、生きやすい社会に!ってなことに
理解を示し、仕組みを作って欲しいなぁ~と思います。
こんなゼミがあるって、ホント将来に期待できるわぁ~と嬉しくなりました。

現代の課題は、石頭でいつまでも権力や金に魂を売っている、
団塊の世代以降から我々ベビーブーマー世代のボリュームゾーンが意識を改革するか、
それができない人達をいかに早く引退に追い込むか、
特に政治家のような金と権力が大好きな人達には、
絶対に70歳定年は必要だと思います。

現代の若者が社会に出てくるのが楽しみだ~!
熊谷先生、野沢さん、東大生の皆さんありがとうございました!

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現在国内の推定罹患者320万人(2017年厚労省)のギャンブル依存問題。
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三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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