お陰さまで昨日UP致しました、ギャンブル依存症啓発ムービー～自助グループ編～、
多くの方にご覧頂いております。
どうか今後も様々な人たちの目に触れるよう、
拡散のご協力をお願い申し上げます。

さて、このPVと同時に、実は体験談集も作成致しました。
こちらは、ギャンブル依存症の家庭に生まれた子供たちの世代伝播を防ぐことを目標に、
父や母がギャンブル依存症だと、子供たちにどんな影響があるのか？
ということを、10人の経験者に書き起こして貰いました。

PVで言えば、夫婦喧嘩を耳をふさぎながらやりすごす、
ユウちゃんのような子供たちに
なんとか支援の手を届けよう！という気持ちです。

内容は、ギャンブラーの子供として生まれた4人の仲間達の経験と、
夫がギャンブル依存症者で、別居や離婚を経験した人達が、
子供にどんな風に父親のことを説明したのか？が書かれています。

これがまたなかなか興味深い内容なんですよ。
最初、こんな風にデザインもして冊子として発行しよう！
と思っていたわけではなかったのですが、
読んでいるうちに「これ面白い！」と、私自身がひきこまれ、
ちゃんと冊子にして、全国の人に読んで貰おう！と思ったんですね。

でもってですね、ちょっと中味をご紹介いたしますと、
ある母子の会話なんですけど、お母さんが、

「お母さんはあなたのことが大好きで愛している。
責任を持って大人になるまで育てるから心配しないでほしい。
自分のやりたいことをやってほしい。」

「お父さんもあなたのことは愛しているから、
いつでもＴＥＬ出来るし約束すれば会える」

ということを息子さんに伝えたわけですね。

すると息子さん（当時10歳）は
「役者とか芸人が離婚する。お母さんは役者じゃないんだから離婚しない方がいい。」
「学校では誰も離婚してないから恥ずかしいから嫌だ。」
「お父さんが帰って来たら学校に連れて行って隣に座らせて、
ギャンブルしないように俺が見張る。２０分休みだけ外に行く。」

とか色々言ってくるわけですね。
なるほどなぁ～って思いますよね。
子供って、子供なりに色々考えるよな～って、
ちょっと感動、そしてちょっとほほえましくもありました。

こんな風に、ギャンブラーの家庭って、すったもんだがある訳ですよね。
2歳とか3歳位ならまだしも、
子供に隠し通せるものでもないですし、
お父さんが突然いなくなってみたり、戻ってきたりと、
様々なことが起こるし、妻だって精一杯な訳ですよね。

そんなギャン妻の体験を、同じ問題で悩んでいるギャン妻に届けたい！
そんな気持ちでいっぱいです。

特に、児童相談所をはじめとする、子供たちの支援に関わっている皆様方に、
読んで頂ければ幸いです。

また、家族相談会などで、冊子を配りたい！とご希望の方がいらっしゃいましたら、
どうぞおっしゃって下さい。

冊子をご希望の方は、ホームページのメッセージからか、
もしくは03-3555-1725にお電話下さい。
宜しくお願い致します！

クリックでランキングがあがります。
にほんブログ村
依存症 ブログランキングへ

現在国内の推定罹患者536万人（2014年厚労省）のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を！
ギャンブル依存症対策を求める10万人署名プロジェクト

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研)　ギャンブル依存症(角川新書)