「僕は死にまっしぇ～ん」

我々バブル世代は、W浅野が全盛期で、

その頃は、日本中が熱狂した様々な「トレンディドラマ」と呼ばれる、

恋愛系コメディドラマの名作がありました。

その筆頭の一つが、冒頭のセリフで有名な

「101回目のプロポーズ」

そして、その主題歌は、名曲CHAGE＆ASKAさんの「Say Yes」でした。

特にお二人のファンでなくても、当時、青春を謳歌した人なら、

今でもフルコーラス空で歌えるのではないでしょうか

はい、もちろん私も歌えます

その美しい曲と、ASKAさんの独特の歌声に、

あの時代、誰もが魅了されたものです

ついつい見てしまい、そしてついつい憤りを感じてしまいます

なぜ、相変わらず有名人が覚せい剤で逮捕されると、

こんな感じのTV報道ばかりなのでしょうか

「覚せい剤の恐怖」「意思を強く持て」「恐ろしい幻聴幻覚」

ってな感じで、おどろおどろしいVTRの効果音

そしてですね、今日なんて過去に覚せい剤を使用していたという方が、

インタビューに応えてるんですけど、

あきらかにろれつが回ってなくて、

しかも「今でも使いたくなる」みたいな発言なんですね

なんで、こんな偏った報道ばかりなの・・・

と悲しくなっちゃいます

もちろん分かりやすく、恐ろしさを伝えることも大切でしょうけど、

依存症の正しい啓発も是非お願いします

って思わずTVに向かって頭をさげてしまいました

それと、ものすごくショックだったのは、

薬物依存症の末路みたいなことが、ボードに書かれていて、

うろ覚えですが、

自殺・刑務所・精神病院・施設

みたいに書かれてて、一生ここから出られないっぽく語られたんですね

これじゃあ、益々治療施設が誤解される一方じゃないかぁって、

とっても悲しく思いました。

そりゃあ、もちろん今この時点でですよ、明るく

「大丈夫、ASKAさんも、治療を受ければ回復できます。

依存症になったのは、ASKAさんのせいじゃないんですから

また、自分の人生を楽しんだり、やりたいことができますよ」

なんて言うことは、確かに難しいかもしれません

でも、せめて脳のメカニズムとか、

倫理、道徳的なお話ばかりでなく、

医学的なお話を取り入れて欲しいなぁと思います

あとですね、ちょっと理解があるのなぁと思うコメンテーターの方がですね、

「覚せい剤を使う人は、ダメな人、悪い人がなると思われるでしょうが、

本当は、真面目で責任感の強い人が、使うんですよ。」

みたいなことをおっしゃったりしますけど、

それもどうなんだろうと思います

確かに、理解しようと思って下さったり、

依存症者に配慮も愛もある方なんだと思いますけど、

そうは言っても、

日本人なんて大半は「真面目で責任感が強い」と思うんですよ。

私の周りを見回しても、ほぼ全員そんな感じです。

PTAのママ友から、昔の友達、今の仲間、夫の会社の人・・・

依存症じゃない人だって、皆、真面目で責任感が強いです

だからなんか本当によく「真面目で責任感が強い」って使われますけど、

じゃあ一般人が「不真面目で、ちゃらんぽらん」なのって言ったら、

そんなこと全くない訳ですし、

そもそも、それって本当にあてはまるのか、

いやむしろ「あてはまらない日本人なんて殆どいないじゃん」

と思うとですね、そのコメント使うと、

とっても白々しく聞こえたり、ピンとこない感じがしちゃうんですよね

だから折角、味方になって下さるなら、

ホントもっと社会が納得できる、分かりやすい言葉で、

お伝えいただけないかなって思います。

極力、真実を分かりやすく伝える、

いや、どれも真実なんですけど、

依存症という病気の「メカニズム」と「解決策」を

とにかくめちゃくちゃ分かりやすく伝えて頂けないかなぁと、

マスコミの皆さんには願うばかりです

そして、ASKAさんには、

「プログラムを受けて、回復しました」と、

そんなメッ