あなたがやりなさい・・・です

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私たち、よく自助Gでも、セミナーをやるんですけど、

時々、お医者様にご講演頂くんですね。
で、某お医者様に、私たちのために
「脳科学からみた、依存症のお話をして頂きたい
とお願いしていたら、本日そのお医者様からお電話頂いたんですね。
で、お電話でお返事ただけるのかなぁと思っておりましたら、
「ちょっとお会い致しましょう。」ってなことになり、
あわてて駆けつけたんです
で、何のお話しかと思っってたんですけど、
自助グループのお話から、考える会のお話しになったんです。
そしてですね、なんとびっくり。
先生はこうおっしゃったんです
「沙羅さん、病気の医学的な話なんか、
医者がちょこっと話たって、何の役にも立ちません。
そのとき「ふ~ん」と思ってあとは終わりです。
第一、この病気は、医者の出る幕なんかじゃないですよ。」
「この会はとても良いです。
だから、あなたが病気のきちんとした説明をできるようになりなさい。
脳科学の話をあなたがするのです
「日本で、何故自助グループが大きくならないか
回復者が増えないか
あなたは、分かりますか、原因は何だと思いますか
「病気の説明ができる人が、あまりに少ないからです。
自助グループの中に、あまりにもいないからです。
それは、病気よって、皆さん使いますけど、
じゃあどんな病気か、説明できるんですか
「あなたの仲間で、母親が父親に、
医学的な病気の説明ができる人がいますか
「倫理道徳概念ではなく、
医学的見地という不変的なものを、説明できるようになるのです。
最初は、大変かもしれません
でも、脳科学の分野は、今や日進月歩です。
探せば、沢山の書籍が出ています。」
「沙羅さん、あなたはもっと勉強なさい。
あなたが、きちんと病気を説明できるようになりなさい。
脳科学だけでなく、遺伝子の話もできるようになりなさい。
論文を読みなさい
「勉強するのです。医者の話なんていりません。
あなたが話、そしてその話を仲間に伝え、
医学的な話ができる仲間を増やすのです。
そうすれば、自助グループのメンバーは必ず増えます
「アメリカには、うつ病の子どもを持つ親の会というものがあります。
その人たちは、うつ病のメカニックなど、病気の話を全て自分達で説明し、
論文も書いていますよ
勉強しなさい。もっと勉強するのです。」
ってなことをお話しされてですね、
現在の研究で分かっていることなんかを、
ざっとご説明くださり、
「じゃあ、沙羅さん、これで。
期待してますよ。協力は惜しみません。」
と言って、約1時間半話され、風の様にお帰りになったのです
いやここに書いてあるような、
あっさりしているようなやり取りじゃないですよ、もちろん。
私が、この間に「いや~、お医者様が話して下さった方が信用がぁ~
とか、「えぇ~、でも勉強ったって、どうやってやるんですかぁ~
なんて、言葉をはさんでいるんですから。
途中、「母親が何もしていない。病気をきちんと説明できない
なんて、先生が語気を強められるシーンもあって
それには私も「いえ、依存症者の母親は、何もかもやってます。」
「精一杯やってます。何故、母親ばかりなんですか
なんて私も感情的になったりと、そんなシーンもありました
でも、喧々諤々、丁々発止と先生とお話しさせて頂いて、
すご~く、すがすがしかったです。
「そうか別に私が説明できれば、それで良いんだ
と、お墨付きを頂いたようで、それはそれで嬉しくもなりました
やっぱり勉強なんだなぁと思いました。
松本先生にもそう言われてましたし、
お医者様、皆さん勉強しろとおっしゃる
やっぱり私、そこがまだ、足りないんだなぁと思いました。
確かに、最近の研究論文なんか引用しながら、
医学的な説明ができたら、ものすごく説得力が増しますよね。
先生が、こんなに熱く期待して下さっているとは、
全く思いませんでした。
でも、有難くお言葉を受け取り、やらなくっちゃなぁと思います。
だって、ここまで言って頂いて、やらなかったら女がすたりますよね
頑張

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Comment

  1. みやさくら より:

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    初めまして。
    依存症という病の人に振り回される家族を小さいころから見てきました。
    依存症に振り回される方は本質を見失いがちなんですよね。
    カウンセリングやセミナーは腑に落ちる一言を貰える場だと思っています。
    医師の一言より経験者の一言は心に響きますね。
    沙羅さん、がんばれ~(^^)/。
    (なれなれしくてすみませんm(__)m。)

  2. ひかり より:

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    確かに…自助Gで「病気ですよ!」とは言うものの、説明なんて出来ないですもんね~。
    それを、自助Gや考える会で説明できるようになれば素晴らしいですね。
    最近はたくさん刺激になることがあり
    …私も色んな事にチャレンジしたいです(*^_^*)
    紗羅さん、と~っても忙しいだろうけど、ワクワクしますね☆
    次に会えるのいつかなぁ~
    楽しみです(*^_^*)

  3. マリー より:

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    やはりそうなんですね。最近沙羅さんが、医学的なお話をされてる時、納得出来る事が多々ありました。この恐ろしい病い依存症が本当に私達に様々な取り組むべき道を与えくれる事をかんじています。先生の有りがたいお言葉に感謝です。

  4. アナ より:

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    依存症が病気であると分かっていても、それを自助グループで説明するとは思いつかなかったです。お医者様のされることだと思い込んでました。自助グループや考える会でどんどん発信していきたいですね。沙羅さんが講師になって仲間に伝えるワークもできたらいいですね!

  5. 沙羅 より:

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    みやさくらさん、コメントありがとうございます。
    はい、経験者の一言は、効果がありますよね。巻き込まれ、本質を見失って来たと思います。
    これからは、同じ苦しみを、今、抱えている方のために、尽くしたいと思っています。
    みやさくらさん、私も馴れ馴れしいですが(^^ゞこれからも是非応援して下さい!

  6. 沙羅 より:

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    ひかりさん、コメントありがとうございます。
    本当にワクワクしっぱなしですね~。ツイッター部もすごい楽しいですね~。色々勉強にもなるし。
    ひかりさん、また会える日、私も楽しみにしています!

  7. 沙羅 より:

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    マリーさん、コメントありがとうございます。
    これからも説得力が増すように努力したいと思っています。医学的なこと学んでいかないといけないですね。早速仲間と勉強会を開くことにしました。

  8. 沙羅 より:

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    アナさん、コメントありがとうございます。
    確かに、医学的見地が伝えられたら、良いですよね~。自分達でできると思ってはおりませんでしたが・・・仲間にも勉強の成果は、どんどん伝えていきたいと思います。

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