がっくり#TVタックルです
私、本日扁桃腺を腫らしまくり、体調最悪なので、
ブログはお休みしようと思っていたのですが、
あまりのことに眠れなくなり結局夜中3時に起きだして、
こうしてブログを書いております。
昨日、大分で最高の気分でセミナーを終え、
新聞やTVメディアの皆さんが、
本当に理解ある良い報道をして下さったんですよ。
読売新聞さんなど、岩屋先生が、
「依存症の教育や治療、対策に対する取り組みを、
しっかりやっていきたい」と話した。
と、国会議員さんがこういう意識を持ってますって、
話で締めくくって下さって、
「お~、すごく良い感じ」って思ってたんです。
だって、国が良い方に動こうとしている感じが伝わるじゃないですか。
それなのに、あぁ~~~~~~それなのに。
なんなんだ今日のTVタックルは~~~~~~~!!!!!
がっくりです。
何故、依存症のことを何も知らない人たちに、
依存症を語らせるのか?
本当にやめて欲しいです。
今日のメンバーなら、経済面だけで賛成反対を語ればいいじゃないですか。
賛成も反対も同じ自民党の議員さん。
反対派に経済学者さん、賛成派にカジノ学校の先生。
このメンバーでですよ、何故依存症語るんですかぁ~!?
偏見につぐ、偏見の意見で、また社会の皆さまに誤解されるじゃないですか。
誰ひとりとして、依存症者の支援や、
回復プログラムに関わったことなんかないですよね!?
私も、カジノの経済理論について語ったりしないですよ。
なんで思いこみや想像で話せるのか?理解に苦しみます。
まず、反対派の議員さん。
反対派の先生ってのは、どういうわけだか必ず、
公営ギャンブルを擁護するんですよ。
でも、ギャンブル依存症者はカジノでなってる訳じゃない。
パチンコと公営ギャンブルでなっているんですよ。
公営は、ちゃんと公営に貢献してる!と。
だからなんなんですか???
パチンコと同じで公営ギャンブルだって、
そりゃあ良いこと沢山やってますよ。
社会貢献してます。
だけど!だけどなんです!
パチンコも公営ギャンブルも、ギャンブル依存症対策だけ
やってないんですよ!
そこだけ自分たちに都合が悪いから、ないことにしてきたんです。
いや対策に関しては、公営ギャンブルが最悪ですよ。
パチンコは少しやってらっしゃいますから。
だからこそ、私たちが
「ないものにいくら業界がしたって、
あるってみんな分かってるんですから、
そろそろ一緒に取り組んでいただけませんか?」と、
ずっとずっとお願いしてる訳じゃないですか。
もっとも取りつく島がないのは、公営ギャンブルですよ。
それを、公営ギャンブルは公営としての責任を果たしているように、
言わないで頂きたいです。
ギャンブル依存症対策に取り組まないために、
どれだけ社会に影響を与えていると思っているのでしょうか?
そして、反対派の先生方が必ず、
ギャンブル依存症者による犯罪や、問題がどれだけ恐ろしいか、
あおるだけどんどんあおるわけです。
「だからカジノはNGだ!」と。
なんで、そうなるんですか?
カジノで問題が起きてる訳じゃないですよ。
既存ギャンブルで起きてるんだから、
だから対策を考えないとね!と言って下さらないと、
ギャンブル依存症者が恐ろしいダメ人間ってことになるじゃないですか。
そう!そうやって吹っ掛けるから
案の定、賛成派の先生がこう言うんですよ
「なんでそんな特殊な人たちの話を持ち出すんですか。
殆どの人は普通の人たちですよ。」と。
そしてここで番組が終わる・・・
最悪です・・・
賛成派の先生も、あおりに負けずに
「そうですよ、だから今対策がないことが大問題じゃないですか。
それを解消するために、我々が依存症対策牽引しますよ。」って、
せめて言って頂きたかったです。
またしても、ギャンブルの問題で、
家庭崩壊や、犯罪を犯すようなギャンブル依存症という、
ダメ人間たちはいるけど、普通の人はそんなことにならないからね・・・
で終わっちゃうんですよね。
こうして、高視聴率番組が誤解や偏見をばらまき、
我々の努力は水泡に帰すことになるわけです。
良心的かつ真摯に私たちのために味方をして下さる、
数少ないマスコミの皆さんの応援だってあったのに・・・
いい加減、心からのお願いです。
賛成反対の道具に我々ギャンブル依存症者のことを、
支援に関わったこともない人が、
引き合いに出すことをやめて下さい。
私たちは賛成も反対もしていないんです。
アルコール依存症の当事者団体の皆さんが、
アルコールをなくそうとしていないように、
我々も問題はギャンブル場にあるわけじゃないと、
本当にそう思っているし、
我々のテキスト本にもそう書いてあるです。
今日だって、「カジノに行くお金がなくなったら、
今度は3万円からできるFXにはまってる」という、
ご相談を聞いたばかりです。
そういうことなんですよ。ギャンブル依存症という病気は。
特に反対派の方々は、536万人という数字を
鬼の首をとったかのように反対の道具に使われますが、
あおるだけあおって、もしカジノ法案がつぶれたら、
それで皆様は良いでしょう。目的は達せられるのでしょう。
でも我々は、それで議論の盛り上がりも終わり、
偏見にさらされ、またしても肩身の狭い思いで生きるのです。
「ギャンブル依存症者が増えたら大変だ。
奴らは何をするか分からないんだぞ!」
この議論で、反対し、世論をあおっていく戦法を、
どうかもうやめて下さい。
心からお願いします。
増えるか減るかが問題じゃないじゃないですか。
減らしていけば良いだけですよね?
この戦法を見るたびに、傷ついています。
まるで味方のように、近づいてきて、ばっさり切り捨てて行く。
そんな感じがしてならないのです。
ましてや我々の気持ちの代弁者のように振舞い、
利用することはやめて下さい。
以前「ギャンブル依存症の方々とそのご家族の気持ちを
考えているのか?」と言って、反対している先生がいましたが、
いや、私たち先生に気持ちをお話ししたことありませんし、
全然、そんな気持ちじゃありませんからと思ってみていました。
ギャンブル依存症の問題は、
カジノに賛成反対の道具に使われるような、
単純な問題ではありません。
人の命がかかっているんです。
そして、ギャンブル依存症はカジノで罹患している訳ではありません。
今、あるのです。
私たちは、協働の道を作りたいと思っています。
ギャンブル業界だって、立派な産業です。
私たちの中にも、沢山の仲間が、
パチンコ業界で就労しています。
もともと好きだから就職してる人も多いんです。
うちの夫も競艇の仕事をしていました。
大手企業さん、例えば、
オムロンさんや、NTTデータさん、サンキョーさんや、
ヤマハさんや、トーメンさんや、シャープさんや、スタンレーさん、
その他、新聞社さん、TV局さん、出版社さんだって、
皆、パチンコ産業の取引先さんじゃないですか。
日本財団さんがあれだけ大きなお金を持って、
活動できて、お金をばらまけて、みんなに感謝されるのも、
競艇という産業のお陰じゃないですか。
ギャンブル産業に陽の部分が沢山あること、
私たちが一番良く分かってます。
私たちはギャンブル産業さんの陰の部分だということも。
ギャンブル依存症問題とカジノ問題が、
密接な関係にあるのは分かります。
でも、賛成反対の道具にしないで下さい。
ギャンブル依存症は、とても複雑な問題が山積みしています。
やっと訪れた、私たちにとって千載一遇のチャンスに、
「あいつら増えたら大変だぞ。こんなことするんだぞ!」
とあおらないで下さい。
私たちは、カジノで困っているのではありません。
話し合い、お互いの立場と状況を、
よりよくしていきたいと願っているだけなんです。
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