自分が一番分かっているという妄想です

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今日は、最近ずっと忙しかった夫が、
珍しく早く仕事が終わったようで「夜映画でも行かない?」
と、誘って来たので「行く、行く~」と出かけて行きました。

私が50歳を過ぎたので、夫婦50割が使えるようになり、
私たち夫婦は、二人で映画を見に行った方が、
ずっとお得なものですから、
なるべく二人で観に行きたいんですよね。

で、今日は「完全なるチェックメイト」という、
チェスの名人ボビー・フィッシャーという方の、
自伝的映画を観て参りました。

いやぁ~、天才というのはすごいですね。
まさに狂気の世界に進むまで脳を酷使するんですね。
そして世の中には知らないこと、まさに
「事実は小説よりも奇なり」ということが沢山残っているものですねぇ。
ちょっとチェスもやってみたくなりました。

一時期、夫と将棋に熱中していましたが、
なんせ夫婦で勝負事をして、負けると不愉快になるので、
今は一切やりません。
カッカ来て、ギャンブルの引き金になってもいけませんし。
ゲームの類って、ギャンブルに非常に近いですからね。
でもルールを覚えるまで位のことはちょっとやってみても良いかな~、
なんて思いました。
チェスとかバックギャモンってちょっとカッコいいですしね。

で、この主人公の方、精神が病んで行くんですけど、
病んでいる人は、自分が病んでいるって分からないじゃないですか。
依存症もそうですけど、傍から見たら完全に依存症なのに、
依存症者だけは依存症だと認めない・・・。

でもこういうことって、なにも病気だけに限らず、
全てのことにおいてそうなんですよね。
自分だけは自分の問題に気がつけない。
だからこそ自助グループにおけるスポンサー、
俗に言うメンターのような役割の人が、
人には絶対に必要なんですよね。

私の場合、今スポンサーは子育てと仕事の両立で忙しく、
なかなか会えないのが、ちょっと残念ですが、
前はそれこそ毎日のように会っていました。

今でも、時々まとまった時間、色々話ができる日は、
ものすごく楽しみですが、
なんせスポンサーが研究者なものですから、
ついつい天下国家を語りあってしまい、
妄想が暴走して、特に今年は研究に力を入れていることもあって、
話しているうちに、また新しいプロジェクトに巻き込んだりして、
なんかものすごく忙しいことになってしまったりします。

でも、ちゃんと時々は足元を見直して、
なんかモヤモヤしてることを分かち合って貰わないと、
私も暴走して、おかしな方に突っ走ってしまうので、
気をつけなくてはなりません。

今日も、電話で小一時間ほど、最近のモヤモヤを相談したのですが、
なるほどなぁ~と、スポンサーに言われて、
自分のことがまた1つ理解できました。

とにかく、私というのは、カンに頼っている部分がすごく多いので、
実に色んなことが適当です。
適当に聞いて、適当にやって、なんとかなる。

そしてそれをこの世の全員そんなもんだと思って、
自分のスポンシーや相談された人に伝えてしまう。
「大丈夫、なんとかなるから適当で、やってみなよ~。」
が、スポンサー曰く「それでは何ともならない人が多い」とのこと。

あと、変わり身が早いので、例えば近寄っていった人が、
危険だったり、ちょっと違っていたとしたら、
「あっ、こっちじゃなかったかな」と、
さっさと切り替えができるんだそうです。
そう言えばそうなんですよね~。

でも普通は一度近い関係になっちゃうと、
なかなかそこから抜けられない、
急な方向転換はできないもんなんだそうです。
確かに~。

だからなんでも自分と同じように、
無計画に、しかも危険かどうかもよく分からないものに、
クビを突っ込ませてはならないのだそうです。

なるほどなぁ~。
私自慢じゃないですけど、多分ですよ、
何かやったことのないことにチャレンジしたとして、
大体、4割位分かったら、もうだいたいできるぞ!となって、
やってみると7割位こなせちゃうんだと思うんです。

でも実力は4割しかないわけだから、
いつもめっちゃ背伸びしている感はあって、しんどいですよね。
でも、そのしんどさ続けてると、いつの間にか4割の力が、
5割、6割、7割と増えていて、7割位になると、
また新しいことをやりたくなるんですよね。

だからですね、私には「まず資格をとって、その資格を生かした仕事に就こう」
という思考が全くありません。
まずやってみて、やってるうちにのめり込んでいって、
必要に駆られて仕方なく資格とるかってなった展開はありますけど、
勉強なんてしてる位なら、実践を多く積んだ方がマシ・・・と思いますね。

資格に時間費やしてですよ、やってみたら全然面白くなかったとか、
現場にたったら全然向いてなかったってなったら、
資格なんかとったって、無駄じゃん!?と思うタイプです。

逆に、資格がどうのこうのより、資格なんかとれようがとれるまいが
どうでも良いから面白そうなことは「教えて、教えて~」となって、
大体聞いて、なんとなく分かったら「じゃ、とにかくやってみよう!」
と、始めちゃいます。で、やりながら理論を裏打ちする感じ。

今は、やっぱ私プログラム的なことが好きなので、
もうちょっと理論なども座学で学んでおこうかなぁと思って、
心理系の勉強をしようと思ってますが、
それも今までのプログラム人生があったから思うんですよね。
これだけは、どんだけやっても飽きないので。

あのですね、1つ象徴的な話があるんですけど、
実は私、ボールペン字が上手いです(笑)
自分で言っちゃうのもどうかと思うんですが、
皆に「字がきれい」と言われるので、綺麗なんだと思います。

でも、昔はめちゃくちゃきたなかったんですね。
で、OLになって、上司に「字が汚い」と怒られたんです。
嫌いな上司だったんで「クソ~、絶対綺麗になってやる」と思って、
その課の一番字が綺麗な先輩が書いたものをですね、
ごみ箱から拾って、真似をしたんです。

で、真似するにあたって、
「字が綺麗な人は何が違うのかなぁ」と見比べてみてですね、
「あぁ~、辺とつくりの大きさのバランスなんだ」って思ったんです。
例えば柿という漢字だったら、木へんを細めに書いた方がよいんだなぁとか。
そんな単純なことなんですけど、何回か先輩の字を真似して、
ちょっとその先輩にレクチャーして貰ったりしたら、
なんか綺麗になっちゃったんです。
これには上司もビックリ!

でも、私としてはもうそれで終わり。
ペン字検定を受けるとか、さらにペン習字をやってみるとか、
そういう気持ちには一切なりません。
実用がこなせりゃもういいや~ってな感じ。

ねっ!?なんか違いますよね。
怒られる→ムカつく→即行動開始→ゴミ箱をあさる→先輩の書き損じを拾う
→どこが違うのか直感でみる→先輩にレクチャーを貰う→何度か真似して書く
→字が上手くなる→まっいいか!
こんな感じなんですよね。
大体この間2週間位だったと思うんですよね。

自分のことは自分では絶対に分からない。
私に必要なのは、自分を過度に一般化しないこと。
「だってみんなそうでしょ?」という思い込みが、
数々のトラブルのもとになる・・・
改めて、本日肝に銘じた次第です。

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