依存症川柳です
実は私、最近川柳に興味を持っていて、
毎日新聞の「時事川柳」のコーナーを読んでいるんですね。
で、自分でも時々考えてみたりしているんです。
なんでかっていうと、年と共に頭のキレが悪くなるので、
頭の体操になるようなことをやったほうがよいような気がしているのと、
なんといってもですね、「短く話す」「短くまとめる」ということの重要性を、
最近とみに感じているからです。
人間ってともするとすごく周りくどく、
ダラダラとしゃべっちゃうじゃないですか。
どうでもいいような枝葉末端の説明にこだわって、
結局何が言いたいのかわかんない・・・同じ話を繰り返す・・・
こういう相談を山ほど受けるし、自分の自戒も込めています。
今日もNHKラジオに出演させて頂いたんですけど、
ラジオでもTVでも出演した時は、
ほんの数分間で言いたいことを伝えなくてはなりません。
また、政治家の先生方の勉強会なんかもそうですよね。
私、最短で「7分で話して下さい」と言われたことがあります。
だから短くまとめる訓練が必要だなぁと思うようになって、
そしたら「やっぱ短く伝える最高で最強のツールは俳句じゃないかな~」
と、思いつき興味を持ったんですね。
でも俳句は季語を考えるのがオツですけど、面倒じゃないですか。
頭の体操なら川柳の方が面白いし!と思い、
川柳をちょこちょこみるようになったんです。
で、やっぱ私の得意分野は依存症なので、
今日たまたま浮かんだ
「依存症 自己責任で 丸儲け」
という企業の受益者負担について読んだ句を、
TwitterとFacebookに流してみたんですね。
で、「皆さんもいかがですか?」とつぶやいたら、
面白いものを沢山頂いたので、
今回は依存症の否認を風刺した作品を
ご紹介しますね。
「やめたけど もう一度だけ やってみたい」
「やめられる 思った時から 依存症」
「やめたいと 誓ったそばから 玉を打ち」
「またやった やめると誓った 今日だっけ」
「記憶なく 二度と飲まぬと 迎え酒」
「依存症 もうやらないは またやります」
「大丈夫! 言ってる奴が まず危ない」
どうですかぁ・・・思わず「うまいなぁ~!」と、
笑っちゃった作品をPick upしてみたんですが、
他にはもうちょっと警告っぽい、深刻バージョンも頂きました。
日本人って、川柳好きですよね。
5・7・5のリズムには、とっても親しみがあって、
ピタッとはまると気持ちが良いんだと思います。
「サラリーマン川柳」なんかまさに国民的行事になってきましたし、
川柳コンテストって、色んな所で沢山やってますよね。
「誰でも作れる」という手軽さもウケているんだと思います。
「依存症川柳」も広く一般の皆様に募集して、
コンテストなんかやりたいなぁと思いました。
これからは「一般の人を巻き込んだイベント」ってのを開催していくことが、
肝心だと思うんですよね。
もちろん仲間うちのものや、援助職が参加する、身内向けのイベントも必要だし、
それは今までもこれからも開催されていくと思うんですけど、
なんたって啓発ってのは、他人事だと思ってる人に、
自分事として理解して貰わなくっちゃ意味がないですからね。
だから川柳なんか考えて頂くのって良いと思いません?
特に「依存症は自己責任!」とゴリッゴリに思いこんでいる、
比較的高い年齢層の方が、ニーズに合いそうですしね。
依存症というともすれば暗くなりがちのネタに、
明るく前向きな気持ちで理解してもらえるように、
是非「依存症川柳」流行らせませんか!?
まずはTwitterで、#依存症川柳
をつけてどんどんつぶやきませんか?
さぁ、皆さんも1句作ってみて下さい!
私も、また浮かびました!
「毎日の決意がすでに依存症」
おあとが宜しいようで・・・(笑)
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