依存症は遺伝するのか?です

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相談会などでビギナーのギャン妻が来ると、一番気にされるのが
「子供に遺伝しないかどうか?」
これってホント気になりますよね。
私も最初の頃、世代伝播が最大の悩みでした。

まぁ、でも残念ながら遺伝しますよね~。
仲間をみても、自分をみても、まわりは依存症だらけです!
って人とっても多いですもん。

アメリカの医学会ではもう遺伝子も見つかってる
ってな話も聞きますしね。

今日蒲生先生のご著書
「よくわかる ギャンブル障害」
を読んでいたんですけど、
よくわかる ギャンブル障害  蒲生裕司著

このご著書にも、大学生を対象とした研究で、
親のどちらかがギャンブル障害の場合、
学生にギャンブル依存症が発症した例は19%にも及んだそうです。
それに対し両親のどちらもギャンブル障害ではない場合は5%以内にとどまっているのだそうで、
こりゃもう歴然とした差ですよね。

不思議なのは、祖父母や親はアルコール依存症で、
子供や孫はギャンブル依存症・・・ってな具合に、
アディクションの種類が変わることも多々あることですね。

我が家の場合は、父方も母方もお酒が全く飲めなかったので、
ギャンブル一筋!ですけど、
私だけは、お酒を飲もうと思えば飲めるので、
もしかしたらアルコールの可能性もなきにしもあらずなのか?
分かりませんが、とにかく私のまわりも依存症だらけです。

でも遺伝的要素は確かに影響大だとは思いますが、
環境要因でも結果が変わる気がするんですよね。

お子さんの世代伝播をあんまりビクビクせずに、
なんといっても自尊心を育てる!
これを心がけてみて下さい。

どんどんチャレンジして、どんどん失敗する、
失敗を責めるのではなく、経験と考える。
否定的な言葉かけをしないように気をつけながら、
誰とも比較しない。

このあたりのことを心がけるだけで、
結果はだいぶ変わるはず。

そして万が一依存症になったとしても、
回復への道筋は分かっているんですから、
それをやればいいだけ。

自分が通ってきた道なら、
子供にも道をつけてやれますって!

肝心なのは、ビクビクしてがんじがらめにしない事。
そして親自身が自信を持って
「なんとかなるさ!」位ののんきさで子育てをすることですよね~。

何よりも親である私たちが、自分のポテンシャルを信じて、
前を向いて生きること!
一番大切なのは間違いなくこれです!

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現在国内の推定罹患者536万人(2014年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!
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[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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