チャーチルの決断です

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本日、家族相談会終了後、夫と一緒にあの安倍総理もご覧になったと評判の、
映画「チャーチル」を観て参りました。

ゲイリー・オールドマンを特殊メイクで見事に本物そっくりのチャーチルに
大変身させた辻一弘さんが、日本人で初めて「メイクアップ&ヘア賞」を受賞し、
日本中が歓喜したことも記憶に新しい所ですね!

さて、この映画を観てみて思ったのは、
戦争内閣で首相となったチャーチルに迫られた決断。
ヒトラー率いるドイツ軍に甘んじ和平を結ぶか、徹底抗戦か?
世界の運命が、まさにチャーチルの肩にかかってた!
その緊張感や苦悩する姿に、
結末を知っていても、ドキドキしました。

で、今日は、家族相談会だったのですが、
チャーチルのように世界を牛耳る大きな決断を迫られることもあれば、
家庭内のことでも、身を切られるような決断を迫られることがあるわけですよね。
人間、生きていれば、自分の器に合わせた決断が、
人生の節目節目に訪れるわけです。

決断の時に迫られるもの、
それはいかに「恐れ」と向き合うか?
もうこれっきゃないですよね。

何かを得たり、何かを改善するためには、
古いものを捨てなくてはならない・・・
この決断は果たして吉か凶か?
良い結果が得られるのだろうか?と、
未来が見えない中で、決断しなくちゃならないわけです。

相談会なんかを経験していると、
思いきって跳べる人と、
この期に及んでまだそれかぁ~と、
がっくり来る人がいます。
私が思うに「決断」も慣れというか、
鍛錬が必要だなぁと思いますね。

おそらく優柔不断な人って、
決断する回数が少ないから、
なかなか改善されないですよね。
トレーニング不足ですよね。

そしてその時は、清水の舞台から飛び降りる気になって、
思いきった決断をしたつもりでもですね、数年経ってみると
「あん時、なんであんなに悩んだのかしら?」
と思えて、自分の成長を感じますよね。

この映画で賞をとった辻さんも、
「今まで積み上げたものを一度捨てるようなことになるかもしれませんが、
その勇気を出さなければ本当にいい結果は出せないし、
喜びを味わうこともできません。
イヤなことをやり続けていても、いいことは何もない。そう思います。」
と名言をおっしゃっています。

私も、4年前に独立しよう!と決断するまで、
なんであんなにウジウジ悩んだのかしら?
と今じゃ不思議でしょうがないです。

だけどあの時は、苦労してコツコツ育ててきたものを、
全て失うようで、ものすごく恐怖でしたね。

で~も~、何故それでも突き進めたのか?
それはもう仲間の後押し!
これしかないですね。
「りこさん、ならできる。」
「りこさんには独立して欲しい!」
多くの仲間にそう言われて、自分を信じることができたんです。

そう!大切なものは、自分の一番深いところにあるんだ!ってね。
だからゼロからの再出発でも大丈夫だ!と思い切れたんですよね。

チャーチルも映画の中で、大衆の声を聞き、
自分の決断に自信を深めます。
実に感動的なシーンでしたね~。

国の為政者というのは、やはり大衆の声を聞いてこそ、
自分に自信を持て、よい決断ができるのだと思います。
大衆の声にそむき、自分の利益に走ると、
自分自身が傷つき、自分の卑怯さで自分が嫌いになる・・・
そうすると自分の周りにYesマンとお取りまきで固めたくなるんですよね。
それが世の常ってもんです。

大衆の声を聞け!
今の安倍首相があの映画をご覧になってどう思われたのか?
是非伺ってみたいものです。

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