見える依存と見えない依存です

公開日: 

昨日のブログ、アゴラさんで取り上げて頂きましたので、
皆さん、シェア・拡散お願いしますね!
メディアは冗談でも前園真聖さんにお酒を勧めてはいけない

さて、ここの所TOKIOの山口達也さんの件があってから、
アルコール依存について書かせて頂いていているんですけど、
社会の反応が「ギャンブルと全然違う!」と少々驚いています。

アルコールってやっぱり一番身近な依存症なんですね~。
Twitterにあげると、ギャンブルよりずっと多くの方がツイートして下さるので、
まずそれもびっくりですが、コメントを頂くと、
「自分の家族もそうだった」とか「身近にそういう人がいた!」
という共感が多いんですよね。

これはやはり、アルコールは「見える」依存症なんですよね。
依存症になるとみんな隠そうとするので分かりにくいとは言いますけど、
でもやはり「飲みに行く」というのは、大人が普通にやっている行為なので、
そこで様々な豹変振りを目にしてきた体験が、
皆さん少なからずあるんですよね。

で、「確かに!言ってもだめだった」とか
「やっぱ病気としか考えられないよね。」と言った実感があって、
依存症と言う病を受け入れやすいんだなぁと思いました。

それに比べてギャンブルはやはりアルコールよりはハードル上がりますよね。
ギャンブルってのは、普通の大人が誰でもやる!って言うほど身近ではありません。
私なんか女性で「競艇」にハマってたって言うと、かなりびっくりされますもん。

でもってギャンブルは、見かけでは全然わからない!っていうのがあって、
「ギャンブルでドハマリしてにっちもさっちもいかない人」
なんて普通の人は見たこともないんですよ。

だってギャンブラーは表面上は問題ないように振舞っていますからね。
ギャンブラーの家族だって、全然分かんないくらいですから。
私だって、最後の方は夫がギャンブルやってたのなんか、全然わかんなかったです。

加えて、身体が全く壊れず、健康そのものですよね~。
休みの日だって早起きして、ギャンブルに行っちゃうくらいですからね。
あとは、依存物質を身体に取り入れる訳じゃないですからね。
そこも分かりにくい所ですよね。

その辺からやっぱり「自業自得感」は強いですよね。
最初っからやらないことだよ・・・ってね。
お酒だとそうは思われないですよね。
だからギャンブルは「見えない」依存症だなぁと思います。

それぞれ根っこは同じでも、対応は微妙に違うし、
社会の理解にも開きがあります。
これが薬物だともう一気に「そもそも論」になっちゃいますね。
「そもそも手を出すのが悪い!」ってね。

でもやっぱこうやって、
アルコール・薬物・ギャンブルの問題が起きた時には。
頑張って発信するべきですね。
そうすると必然的に、依存症全体の理解が進みますよね。

みなさんも頑張って一緒に発信いたしましょう!
まずはTwitterかFBから。
お手軽にできて、それなりに面白いです。

今度SNSの講習会やろうと思ってますが、
世の中は黙っていたんじゃ変わらない。
一人一人が少しずつ発信していきましょう!

ブログ是非応援して下さい!クリックでランキングがあがります。
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 依存症へにほんブログ村
依存症 ブログランキングへ

PVアクセスランキング にほんブログ村

現在国内の推定罹患者320万人(2017年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
PAGE TOP ↑