社会派弁護士軍団の味方が欲しい・・・です

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本日より始まった、臨時国会。
憲法改正などの大問題もありますが、本日アゴラさんに掲載して頂いた昨日のブログ、
ギャンブル等依存症対策基本計画の策定を、わずか半年で幕引きされようとしていることは、
我々にとって大問題です。
菅官房長官にがっかり:ギャンブル依存症対策の計画を半年で作れるの?

皆さん、是非ご一読の上、シェア拡散して頂き、
「ギャンブル依存症対策基本計画は腰を据えてしっかり作るべき!」と、
世論を盛り上げて下さい。宜しくお願い致します。

さて、今朝我々の政策アドバイザリーである、元経産相官僚で、
現在ご著書の「逃げられない世代」が、ベストセラーとなっている宇佐美典也さんから、
教えて頂いたのですが、オーストリアでこんな判決が出たそうです。
スロット依存症男性、3億円超の賠償金勝ち取る オーストリア

さすが依存症問題先進国であるオーストリア!

オーストリアの裁判所がスロットマシーンに膨大な金額をつぎ込んだ男性をギャンブル依存症と認定し、
さらにマシンを製造・設置した会社に対して賠償金250万ユーロ(約3億2000万円)
を男性に支払うよう命じる判決を下した。

どうです?まさに画期的な判決です。

そう!依存症に対して、企業責任を問うていくべきですよね。
特に、日本なんてこんなに依存症問題が蔓延しているのに、
大企業と既得権者を守る方向にしか、政治が動いていない訳で、
そのために国民にしわ寄せが来ています。

一部の人の膨大な利益、それも半端じゃない利益ですよ、
だってパチンコを始めとするギャンブル産業で儲けた人達の、
お金の使い方、皆さんご存知ですよね?
それをなんでこんなにも守ってあげなきゃいけないのか?
利益温存で、負の社会コストは、国民にはっきり分からないようにして、
様々な税金からうす~く負担させていくんですよね。

で、政治の力だけだと、この国はなかなか変われないし、
その他、様々な角度からの啓発活動や、変化が必要な訳ですね。

私もこの裁判にするというのはずっと考えていたんです。
だって、ギャンブル産業を許可しておきながら、これだけ悲劇が起きていることに、
今まで手付かずで、放置してきた国の責任ってあるじゃないですか。

しかも、さんざんパチンコの不正くぎ問題があって国会でも議論されたのに、
あの件だって、誰にも何のおとがめもなく「改善します」で決着ですよ。
いままでどれだけパチンコ業界が大儲けしてきたか、皆さんご存知ですよね。
そしてその不正くぎが施されたパチンコ台で、多くの人が死んだんです。
せめて自殺したご遺族にたいしては、なんらかの賠償金が払われてもいいんじゃないの?
とずっとずっと思ってました。

不正くぎ問題の時も、そして今も、これからも、
たいして依存症問題に本気にならない国と企業側に対して、
「本気でやって欲しい!」と変化の一石を投じるために、国とギャンブル産業を相手取った、
ギャンブル依存症対策が片手落ちであったことを認めさせる裁判があってもいいんじゃないのか?
これはずっと考えていた疑問です。

だけど、それを一緒に闘ってくれる社会派の弁護士さん軍団がいるかどうか?
なんせこっちはお金が全然ないわけですよ。
完全ボランティアで・・・といったら無理だとは思うのですが、
でも今の時代は必要経費位、クラウドファンドだったら集められるんじゃないかな?と思うんですよね。

政権の打倒運動といった主旨が変化してしまわないよう、
冷静かつ、この社会問題にたいして法の面からも一石を投じて下さるような、
社会派のそしてキレッキレな弁護士軍団はできないものでしょうか?

クレサラの処理だけが、ギャンブル依存症問題ではありません。
どうかこの世の最強弁護士軍団と言われる皆さま、
ギャンブル依存症問題のために一肌脱いでもらえないでしょうか?
ご一考頂ければ幸甚です。

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現在国内の推定罹患者320万人(2017年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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