皆さま今年、当会がネバダ州で我々のような活動をされている民間団体、
Nevada Council（以下 ネバダカウンシル）さんをお招きし、
セミナーを開催したことを、覚えておられるでしょうか？

あの時、現場からノリノリで「著作料なしで、啓発資料を共有して欲しい！」
とお願いしましたが、実は先方がそれを覚えていて下さり、
この度、素敵なプレゼントが届いたのです。

なんとですね、啓発用の短編ドラマを日本語字幕付きでYoutubeにUPして下さったのです。
わぁ～！すごい！嬉しい！
皆さん、是非ご覧下さいね。

まずはこちら。
DAMAGE DONE Japanese subtitles
父親のギャンブルの問題を必死に取り繕おうとする母親の姿。
どんどん壊れていく父親に不安を感じながらも、
なすすべのない姉弟。

必要な支払いができなくなり、家の中からものがなくなり、
家族間の人間関係が壊れ、嘘を取り繕うほど社会から孤立していきます。

そしてもう1本。
こちらはですね、高校生への予防教育もしくは、
大学のオリエンテーションで是非使って欲しいドラマです。
GIVEN THE CHANCE Japanese subtitles

学生たちが友達同士でポーカーに興じています。
けれどもそこからお金のやり取りが発生し、だんだんエスカレートしていく生徒がいます。
お金を返せなくなり、友達からも見捨てられていく様子が赤裸々に描かれています。

これポーカーなので、日本人はピンと来ないかもしれませんが、
これをパチンコや、競馬、そして今若い子に多いインターネットカジノなど、
手軽にできる日本のギャンブルに置き換えてご覧下さい。

これと全く同じ現実が、日本の大学生の中にも起きていて、
中退を余儀なくされている若者がゴロゴロしています。

学校の予防教育で使う場合は、映像を学生たちに観て貰って、
感想をディスカッションして貰うのがよいかと思います。
特に、お金の貸し借りがいかに人間関係を壊してしまうか、
お金を貸してあげることはその人のためにならない、
優しさなんかでは決してないのだということを、
学生たちに伝える必要があります。

私は予防教育で「依存症にならない」ということは難しいと思っています。
気をつけていてもなる人はなる・・・経験上そう感じるんですね。
ただ周囲の人達の対応で、早めに回復を促すことはできる！と思っています。

高校・大学の先生方、是非この映像を使って、
ギャンブル依存症の予防教育をお願致します。

当会で作成した啓発漫画「知ろう！ギャンブル依存症」も、
無料で配布させて頂いております。
何百冊のオーダーでも対応できますので、
動画とあわせて、是非新ホームページからお取り寄せ下さい。（できれば着払いでお願いします）
ギャンブル依存症問題を考える会啓発コンテンツ

この冊子大変好評で、すでに6万部配布しております。
私たちの願いはただ一つ。
若者の未来をギャンブルから守りたい！ということです。

ただどんなに啓発コンテンツを用意しても、
それを使って下さる現場がなくては意味がありません。
そしてこれだけ学生の間で、ギャンブルの問題が起きているのに、
残念ながら大学の先生方はあまり熱心ではありません。

どうか先生方、問題意識を持って頂き、
これら啓発コンテンツを利用して頂けたら幸甚です。
どうか宜しくお願い致します。

皆さま、動画ご覧になって是非シェア拡散して下さいね。
どうぞ宜しくお願い致します。

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現在国内の推定罹患者320万人（2017年厚労省）のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を！

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研)　ギャンブル依存症(角川新書)