よかった第二弾!福岡セミナーです
昨日は、全国ギャンブル依存症家族の会 福岡 立ち上げ記念セミナーがあり、
福岡まで行って来たんですが、マジで最高~!でした。
青森も良かったですが、福岡は地域のあり方が全く違うので、
全く別パターンですごくよかったんですね。
つまり青森はまだ全く何もない!だからこれからみんなで作りましょう!ってな、
あつ~い団結式!みたいな雰囲気で、一体感がある良さだったんですね。
でも、福岡はすでにあるんだけど、その「あり方」がよかったのと、
足りてない部分に、沢山の人が気づき試行錯誤して貰っていて、
しかも「当事者・家族」目線を大切に!という方向性を一番大事にしよう!
という温かい感じが、ヒシヒシと伝わってきたことです。
いや~、あの雰囲気めっちゃよかったですわ。会場も超満員でした!
これね~、書いただけなら「そんなの当たり前じゃん?」って思われそうですけど、
いやいや、今医療の中には「自分たちのプログラムは最高!」ってな感じで、
狭い視野で、当事者・家族そして自助グループを脅かしていることに気がついていない・・・
という先生方が結構いるんですよ。
囲い込んでしまっていて、しかもプログラムの内容が、
自助グループのあり方を根本から覆しちゃうものになっているのに、
自助グループと連携してないからそれすら気がついていないんです。
でも、昨日福岡のクリニックで、ギャンブルを診て下さっている
うえむらメンタルサポート診療所の院長先生 上村敬一先生にご講演頂き、
スタッフで看護師さんの金織さんもいらして下さったので色々お話しさせて頂いたんですが、
こんな言い方不遜ですっごく変だとは思うんですが、
「あ~!これ王道のクリニックのプログラムだぁ~、ちゃんとしてる~!」と思ったんですね。
お話し聞けて、よかったぁ~ホント!
我々ぐらい長いメンバーになってくるとですね、
大体、先生とかスタッフさんの話しで「わぁ、良いプログラムだぁ」ってのと
「なんじゃそりゃ?」ってのが、ほぼ一瞬でわかっちゃうんですよね。
でも、ホントすっごく昨日のうえむら先生のところのプログラムは一言で現わすなら、
上から目線じゃない「愛」を感じたんですよね!
それはもう依存症者に対する「愛」ですね。
依存症に関わる人って真っ二つに分かれるんですよ。
上からちょっと依存症者を小馬鹿にし、簡単なプログラムでマジで治ると思ってる人と、
「困難な病気でなかなか治んないしさ~上手くも行かないけど、この人達って面白いし魅力的だよね~」
ってな感じで、治すんじゃなくて「愛して、関わろう!」って思ってくれてる人と。
当然ですけど、後者な感じで関わってくれる医療者、支援者の方が断然繋がり続けられますね。
とにかく依存症者ってのは敏感ですから。私もですけど(笑)
私も結構医療通いながら回復したんで分かりますけど、医療者に治せないことなんか分かってましたね。
でも、自分の心模様を分かって貰いたい!自分がわからない部分を言語化してくれ~!とは思ってましたね。
その「一緒に考えたろ!」みたいな感じが、あの頃の私には必要だったんだと思います。
だからクリニックのプログラムって「これ!」って「この1冊」みたいな
決め打ちじゃなくて、色々あった方がいいんですよね。
色んな要素があった方が、何が効くかなんて人によって違いますし
上村先生の所バラエティに富んでいて、お金の家計簿まで付けてるんです!
ここまでクリニックでやってもらってるのはすごいと思います。
また、上村先生や金織さんらとセミナーやりたいな~。
愛があるんですよね~、愛が!
自助グループのスピリチュアルなプログラムって、
ものすごく分かりにくいし、書籍も多数あるから、
医療者・行政・支援者の皆さんに作って頂いたプログラムが、
時々自助で言われてることの真逆になってるんです。でもそれ気づかれない場合が多いんです。
我々なら「まっいいか!」って、長年の経験で分かっているからスル―できますけど、
ビギナーにはものすごい混乱を与えるので、今、地域の自助グループが脅かされているんですね。
どうしても医療の方が権威があるのと、
医療と自助Gだったらどっちが仲間に「タフラブ」か?って言ったら、
そりゃもう絶対に自助Gなんですよ。
だからやりたくないこと言われるんで、自助Gから離れちゃう。
これってホント不幸です。
上村先生のところのプログラム、すごく方向性に愛があることが昨日で分かったので、
もし可能なら、「あっ、ここにこれ入れて欲しいです~」とか、
「この文言混乱するかもしれないから、こっちにして欲しいです~」的な、すっげ~細かく自助Gと整合性つけて、
更なる贅沢がご一緒に実現できないかしら?と思いました。
とにかく細かい違いがビギナーにはひっかかっちゃうんですよね。何度もその軋轢聞いてます。全国各地で。
そして大体、そういうビギナーさんは、医者には良い子で自助Gに文句言って離れちゃうんですよね~。
で、その文句をまた私にみんなが言ってきて、それを私が代表して言うからまた私が敬遠される・・・ってな悪循環(笑)
だから自助とは違う目線のプログラムでありながら、自助Gと両輪で回れるプログラム
それできたら最高じゃん!って思ってるんです。
もちろん一度じゃ出来ないでしょうけど、改訂に改訂を重ねて完成していくってその作業楽しそうですよね~。
で、研究なんかもご一緒に出していけたらいいですよね~。夢、広がっちゃった!
上村先生どうでしょうか~?(笑)
基本はね関わって下さる医療者・支援者の方向性なんですよね。もうそれだけ!
その先生方が上から来てないか?愛があるか?
多くの仲間に愛され続けてる先生方はそこが違うんだと思います。
昨日は、福岡の様々な行政や民間団体の支援者の方々が来て下さっていて、
どんな場面でギャンブル依存症者と関わって下さっているのか、良く分かりました!
ギャンブラーというのは、どこに相談が現れるかわからない神出鬼没な所があります。
なんせ身体は壊れないし、犯罪でもないですから。
だけど皆さん、すっげ~一生懸命考えてくれてるんだなぁ~ってわかって、
福岡は安泰だな~と思いましたね。
なんせね、家族会の代表の村田さんもめちゃくちゃパワーある人ですから。
昨日のセミナーであれだけ援助職の皆さんを集められるのはすごいですよホント。
彼女がますます活躍してくれることが楽しみです。
昨日はさらに熊本、山口、鹿児島からも駆けつけて下さった方々がいて、
ホント、こんなにもギャンブルのこと関げて下さる方々が増えたんだなぁ~て、
有難くってとっても嬉しかったです。
なんせ鹿児島から森口病院さんなんて、院長先生まで含めて大勢のスタッフさんでいらして下さったんですから!
しかも院長先生「三代目ギャン妻の物語」まで買って下さって感涙です~。
医療主催の研修会じゃなくてですよ、
我々家族側の主催の話しを聞きに来てくれるってそりゃあもう「愛」じゃないですかぁ。
「拠点病院の研修受けてます」って人は死ぬほど聞きますよ。
でも我々の話しを聞きに来て下さる方はごくわずかです。
その我々を愛してくれる支援者の方々、応援団をもっともっと増やしたいなぁ~って、
昨日は、めちゃめちゃ勇気づけられた一日でした。
あと嬉しかったのは、FBやTwitterフレンズとリアルでお目に書かれたこと!
「あ~~~~~~~そうなの~~~~!!!」的なあの感激。
あのオフ会的なノリってめちゃくちゃ嬉しいですよね。
また福岡でセミナーやりたい!
今度は、クリニックと自助グループの役割の違いとか、
クリニックのプログラムと12ステップって、
フォーカスしてるところが全然違う訳じゃないですか~。
だからこそ両輪で行くのが良いんであって、
その両輪で行くのがいいよって分かるような、
双方のプログラムの役割とか、そんなセミナーやったら面白くね?
と、帰りに色々また妄想が広がりました。
昨日、いらして下さった皆様、準備してくれた仲間達。
本当に有難うございました!
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
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現在国内の推定罹患者320万人(2017年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!
[田中紀子の著書]
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