ギャンブル等依存症対策基本法の怪です

公開日: 

宇佐美典也さんはが書いて下さった衝撃の(?)ブログ、
皆さんご覧下さいました?
自民党と尾立源幸氏とパチンコ利権

私が書きました、ギャンブル等依存症対策基本法の記事とあわせてお読みくださいね。
期待外れギャンブル依存症対策に今すぐパブコメを!

そもそも、この関係者会議の委員選出のゴタゴタって本当に不思議だったんですよね。
様々なところから噂は入ってきていたんですよね。
ある人達が「田中おろしやってるよ~」とかですね。

でも私は、まぁそういうこともあるかもしれないですけど、
与党のギャンブル依存症PTの会長でいらした中谷元先生をはじめ、
野党の先生方からもご推挙頂いていたし、
全国にまたがる団体は他にないし、ましてうちって公益法人だしって思ってたんで、
よもや内閣官房が外してくるなんてないんじゃないの?と思ってました。

だってローマ法王だって見てくれてんのに、
すぐそばにいる官僚さんが見てくれないわけないでしょって思うじゃないですか(笑)

確かに、カジノ推進派やギャンブル産業側と、内閣官房の官僚さんって、
やたらとよく一緒にイベントやってたりしてましたけど、
まぁ、例えばうちの団体でイベントにお呼びしても来てくれんじゃないの~?位に思ってましたね。
ホント知らぬ仲じゃないし、正直普通に公平に産業側と依存症側見てくれんだろうな~と、
実に呑気にロビー活動なんか全くやらずに、現場で汗かいて走り回る日々でした。
だってカジノやるのにちゃんと対策できてなかったら困りますもんね。

で、いよいよ関係者会議のメンバーが決まってきた時に、
内閣官房が戒厳令をひいていたみたいなんですけど、
そんなんわかっちゃうじゃないですか(笑)

んで、あぁ、本当に内閣官房は我々を排除するのねって思って、
この基本法の策定にご尽力下さった先生方に、
「どうやら私たち、関係者会議から排除されるみたいなんですけど、
メンバーってもう決まっているのか?聞いてみて頂けませんか?」
と、これも与野党殆ど全部の先生に聞いて頂いたんですよ。

先生方も一様に「えぇ~~~~~~!」ってな感じで驚かれていて、
「だってそれでどうやって基本法作るの?」と逆に聞かれる始末(笑)
イヤこっちが聞きたいんですけど~って感じだったんですね。

でも内閣官房が国会議員の質問にもですよ、
平気で嘘ついちゃうってのがわかった時には、マジ恐ろしい事起きてる・・・?と思ったんですけど、
何をそんなに誰に忖度してるのか???いまだその謎は分かんないんですけど、
「まだ決まってません」の1点張りだったんですよね。

んで、もうこれは下手すりゃ関係者会議2~3回だな・・・
という予感はしてました。
だって私を入れたら、甘い文言ははねつけてチェックするし、
アルコールの関係者会議のこと知ってますからね。
ワーキンググループ作って、参考人呼んで・・・なんて、
本格的なことやって貰わなきゃ困りますね!
って、様々な問題点をつきつけて頑張れるのなんて、
そもそもこの基本法をブチあげ悲願として掲げてきた経緯から全て分かってる、
私しかいないですからね。

もう絶対におざなりだな~と思ってました。
で~も~、あたしゃ最後まで内閣官房の良心を、それでも信じてましたけどね。

現実を目の当たりにした時、失望というかなんていうんでしょうね、
がっくりときましたね。今まで何のために頑張ってきたんだろうなぁ・・・ってね。
ホント今でも内閣官房の真意を教えて欲しいなぁと思ってますよ。

そして決まってないはずの関係者会議は、アルコールの関係者会議が、
きちんと日時が公表され、公聴できるよう募集までかけられて行われたのとは正反対に、
まったくの秘密裏に、突然行われました。
あさって会議だよ~って時位ですかね、
「まっ!でもこれで失うもんが本当になくなったので何でも言えるわい!」
と逆に開き直ったのは(笑)

そもそも関係者会議開くまでに、ものすごく時間がかかってたし、
何故、我々をそんなに必死に外したかったのか?
いやむしろ光栄ですよ。誰かがそんなに恐れてくれたんですもんね。
こんなたかだか市民団体のおばちゃん一人を(笑)

そしたら宇佐美さんの記事に書かれてるような、この文章が出てきたんですよね。

自民党の二階幹事長から日本遊技産業経営者同友会の東野代表に出された文書で、
以下宇佐美さんのブログの引用ですけど、

・中身は概ね以下の通りで
①自民党は2019年7月の参議院選挙では尾立源幸氏(おだちもとゆき:元民主党)を比例区候補に立てる
②尾立氏はパチンコ業界の利害を代弁する
③だからパチンコ業界は尾立氏を支援してくれ

・その後、同友会以外のパチンコ業界の団体にも自民党から支援要請がいったようで、
全日遊連の阿部恭久理事長は「おだち源幸遊技産業後援会」の会長に就任している。
なお阿部恭久氏は前述の関係者会議の委員で田中紀子さんと因縁が深い。

ってことになってですね~、これ見た時は
「え~~~!自民党さんとぱちんこってこんなに親しい関係なの?」て感じだったんですけど、
まぁこれが忖度されたかどうかは、全く分かんないです。偶然のタイミングだとは思いますけど。
そんな忖度はなかったと信じたいですしね~。国民として。
じゃないと「結局、国民の安全や健康より金かよ!既得権かよ!」って、
「こんな活動やってらんね~」って嫌になっちゃいますからね。
投げ出したら終わりですから。
こういう自民党からぱちんこへのお願いって、
私が初めて知っただけで、当たり前にいつもあるのかもしれないですしね。

もうね常に切り返しが大切で、ものは考えよう!ですよね。
尾立さんが「ぱちんこの利害を代弁する」ということはですよ、
話し合いができるのかも?しれないですからね。
早速、大阪の仲間に事務所に行って貰おうかしら?

それと、失望はしましたけど、希望は失っていないというか、
内閣官房に各党の先生方が必死に問い合わせて下さった姿も見てますし、
何よりも中谷元先生から、「田中さんの情熱忘れてませんよ!」と、
お声かけ頂いた時は、本当に泣きました。

ちゃんと見ていてくれる人はいる!
しかもこんな偉い大臣経験者の先生におっしゃっていただけたら、
もうそれだけで胸がいっぱいで、また頑張ろう!って思いましたね。
ホント前から言ってますけど、中谷元先生に厚生労働大臣になって頂きたい!
切に思いますね。
庶民派で優しくて、行動力があって、気配りして下さる、本当に素晴らしい先生です。

まぁ、今回はがっくりですけど、法律ってのは育てていくものですからね!
応援してくれる人達も増えてきたし、前向いて頑張ります。

だけどホント内閣官房には、産業側ばっか見てないで、
きちんと負の側面にもメスをいれ、また利益相反問題についてはしっかりと目を光らせ、
どっかの誰かがギャンブル依存症対策を利権にするようなことがないよう、
公平性、透明性を担保した仕組みを作って下さいね!
ってことはくれぐれも申し添えておきたいと思います。
宜しくお願い致します!

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現在国内の推定罹患者320万人(2017年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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