親の観察眼です

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昨日は、息子の三者面談でした。
ところが・・・なんと息子は来なかった!笑

息子が入っている吹奏楽部は、引退が10月と非常に遅く、
大会を控えた8月は、いまだ猛練習中なんですね。
で、昨日も部活に出かける息子に
「けっくん、9時に面談だから、9時に教室の前で待ち合わせね」
と伝えてありました。

でも、案の定というかなんというか、息子はその約束を忘れてしまいました。

教室に行ったら、先生しかいないので、
「あれ?息子はまだ来てません?」と伺うと、
「部活ですよね~。じゃあ、そのうち来るでしょうから始めますか」
ってな感じで、始めていたけど、結局来なかったので、2者面談で終了。

先生に言われたことは、勉強は頑張ってますけど、
提出物を期限内に出さないので減点、
ムードメーカーで良い方に盛り上げてくれるが、お調子者。

で、意外だったのが、話を最後までちゃんと聞かずに質問したり、
問題を解いたりするので、ケアレスミスが多いというおっちょこちょい。
・・・とのこと。

へぇ~!意外・・・ってか、それ、まるで私じゃん!と思い、
「先生、それは私に似たんだと思います。
しょうがないですね。遺伝ですわ・・・」と伝えました。

しかしどっちかと言えば、大人しくて、穏やかで、
目立たないかと思ってましたが。
親の観察眼なんて、全く当てにならないですよね。

先生の話を聞くと、ムードメーカーでお調子者で、
忘れ物の多いおっちょこちょいで、興味のないことは一切やらない頑固者
ってのが、息子ですよね。

確かに・・・
常々思っているのが、インタベンショなどする際に、
ご両親から聞く本人像と、実際に会った本人像って全然違うんですよね。
あと、親子関係がすごく良いと親は思っているのに、
息子さんはすごく恨んでいたり。

施設に入ってから「ご家族への恨みがまだ強いですね・・・」
なんて経過報告すると「えっ!私たちを恨んでるんですか!?」
なんて驚かれる親御さんもいて、こっちがびっくりします。

で、いつも「親って自分の子供のこと、全然違う風にみてるなぁ」
「子供って、親に見せる態度と、外で見せる態度が全然違うんだなぁ」
と思っておりましたが、やっぱり我が家も例外なんかじゃなく、
そうなんですよね~。
私も、息子のことなんぞ分かっちゃいないんです、ぜ~んぜん。

なんせ、うちの親は
「あんたは公務員になるか、子供が好きだから保母さんか、
学校の先生になりなさい」と、
ずっと言ってましたからね。
一体、私のどこを見てたのでしょうか?
それこそちゃんと提出期限を守らなければならない公務員は最も向かないし、
一人っ子ですから、今も昔も小さい子の面倒なんかみたことないし、
子供好きだった時代なんか一度もないです。

つくづく思います。
この世で親ほど子供を客観的に見てない人はおらず、
子供を自分の見たいように見ている人はいない。
そして子供は親に自分のことを知られたくないもんなんですよね、きっと。

だって、自分もいまだにそうですもんね。
親に、自分の得意なことなんか見せたことないですから、
私が講演したり、毎日ブログ書いていることなんか、
全く知らないですし、結構仲間に頼りにされてることなんぞ、
夢にも思ってないですからね。

「あんた、そのボランティアみたいなの、いつやめるの?」
と、時々聞いてきますから・・・(笑)
おそらく前の仕事を辞め、独立したことも気づいてないでしょう!あはは・・・
な~んもわかっちゃいないし、私も、面倒だから説明しない。
テレビに出ることも、新聞に載ったことも、本を出したことも一切言わない。
母に下手なことを言うと、おおげさに捉え、万が一誰かに自慢話などはじめたり、
独立なんぞという根なし草になったと知ったら、どれだけ不安に陥るか・・・
と考えると、厄介この上ないので、余計なことは言わないに限ります。

うちの親は
「貯金しろ」
「子供たちに勉強するように言いなさい」
って言う小言をいまだに言ってる位ですからね。
全く、私を見ちゃいないし、知ってもいない。
私も構っちゃいられないから、スル―スル―です。

小言なんてね、図星を指されると腹が立ちますけど、
全くとんちんかんだと、余裕を持って、落語かなんかのように、
心で笑って「はい、はい・・・」ってな感じですね。

母は私のことを
「昔っから、あの子は鉄砲玉で、すぐどっかにいなくなり、殆ど家にいなかった。
金遣いが荒くて、遊んでばっかりいて、どうしてあぁなんでしょ~」
と、生涯思い続けて行くことでしょう。

だから私が居ないとダメなんだ・・・と、
せっせと家事をやってくれているので、
私としてはそう思わせておくことで、
めでたし、めでたし!
共依存も上手く使って、こちらが苦しくなければ、
実にありがたいもんです。

母の前では、生涯実力を出さず、
社会では実力以上のモノが発揮できるよう、
これからも頑張る所存です!

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