世界一子どもを育てやすい国にしよう!です

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今日は、私が大好きな、新宿Ladysのメンバーにお誘いを受けて、
(といっても私とその方しかメンバーにいませんが笑)
大尊敬している駒崎弘樹さんのトークショーに行ってきました。

なんでも駒崎さんとライフネット生命の会長さんである出口治明さんが、
ご一緒に対談形式のご本を出されたそうで、そのご本のタイトルが、
「世界一子どもを育てやすい国にしよう」というのです。

ご存知の方も多いと思いますが、駒崎さんはフローレンスというNPOの代表で、
病児保育をはじめとして、子育てのいろーんな問題について、
この国のリーダー的存在の方です。

実は、この私、考える会を立ち上げるまで、駒崎さんのことを、
存じ上げなかったのですが、当会の仲間に、めっちゃ駒崎ファンがいて、
その仲間に「駒崎さんが、こう言うております」的なことを、
レクチャーして貰っているうちに、自分でも色々見たり読んだりするようになり、
すっかりファンになってしまったという経緯があります。

で、前作のご著書「社会をちょっと変えてみた」も、
社会をちょっと変えてみた
めっちゃ面白く、かつ学びが大きかったので、
今回も楽しみにして出かけました。

にしても、駒崎さんバンバン本を出せていいなぁ~。
私も三冊目出せる日が来るであろうか・・・?
皆さん、私の本も応援のほど宜しくお願い致します(笑)。
三代目ギャン妻の物語
ギャンブル依存症
ギャンブル依存症

で、ですね今日のトークショー、めっちゃ面白かったぁ!
私の大っ嫌いな「三歳児神話も」「三歳児デマ」と一笑に付して下さり、
専業主婦なんちゅうもんは、ここ最近の一時期だけの話であって、
人類のなが~い、20万年の歴史から考えれば、別にそれがスタンダードじゃないですよね~
みたいな実に納得するお話しがあって、すっきりしました。

実は、この私、スーパーおばあちゃんがいるお陰で、
全然子育てに一生けん命じゃないですし、
超恵まれた環境にいるのですが、
自分に余裕がある分、他の人たちの子育ての大変さには、
とても心を痛めていて、特に「ギャン妻」たちの支援のなさには、
ムカついていて、子育て問題にはめちゃくちゃ興味を持っています。

児童手当が「収入の高い方」に振り込まれるという、
行政のへんてこりんな決まりのために、
ギャンブラーの夫に振り込まれ使われてしまう・・・
と仲間の嘆きにも、本気で頭に来たので、
薬師寺先生にお願いして、国会で質問して貰い是正して頂きました。

今では「夫がギャンブル依存症で・・・」とちゃんと申し出れば、
奥さんの方に、児童手当を振り込んで貰えるようになりました。
それでもこの措置は自治体に知れ渡っていないので、
悩んでる仲間がいたら、是非教えてあげて下さいね!
そして自治体を教育しましょう!

さてこのご本、様々なデータをもとに、
長時間労働で生産性の上がらないことはもうやめよう!とか、
日本の政治を変えていこうとか、
我々のような団体の草の根ロビイングのこととか、
子育ての財源ないなんて言わせないとか、
子供を貧困から守ろう!とか、
私がこう書くと、良くある話に見えちゃいますけど、
お二人が書くと、その内容が実に分かりやすくて、
データが「なるほど~」と思えて、しかも
「この子育てしにくい世の中を変えていくために、自分たちにも出来ることがあるんだ!」
ってことが良く分かります。

つまり「世界一子どもを育てやすい国にしよう」というのは、
「誰かがやってくれるはず」とか、「政治家がやるべき!」ってな話じゃなくて、
自分たちで作ろうよ!っていうことが書いてあるご本なので、
実に私なんぞにとっては、有難いですね。
「そうか~!こういうことやってけば、社会は変わるかもしれないんだぁ」
ってな感じですね。

あのですね、人って小さな一歩を、過小評価しすぎなんですよね。
自分くらいがこんなことやっても・・・って、つい考えちゃいますけど、
でも、1億人が「やってみっか!」って思ったら、
そりゃあ、日本を揺るがす大きな一歩ですよね。

すっごくためになったお話は、日本て政治家の世襲がひどすぎるじゃないですか。
で、政治家に怒ってる。
でも、あんな世襲制度はあと10%投票率があがったら、
まかり通る話じゃないんだそうです!
だから、政治家の世襲がひどくなったのは、国民に責任があることで、
政治家の先生に怒ってんのは、お門違いなんだなぁと思いました。
私は、必ず投票に行きますけど、もっと投票に行こうよ!
ってこういうことを、呼びかけようと思いました。

駒崎さんは、まえから大ファンですけど、
今回、出口さんも大好きになりました。
「誰かがやってくれるって思ってたら、なんも変わらない」
っておっしゃっていて、実に共感しました。
あの世代間を超えた柔軟さと、経験に裏打ちされた知識は、
本当にすごい!と思いました。
それなのにあんなに腰が低いって、マジ尊敬!

私たちは、怒りの声をあげることをためらいますけど、
感情的に怒ることと、
「怒ってるんです!」って声をあげることは全然違うんですよね。
「怒ってます」ってことは、きちんと伝えないと分かってなんか貰えない。
自分の責任で「怒ってます!」ってことを伝える勇気がないと、
社会なんか変えられないんですよね。

駒崎さんのご著書はいつも、あと一歩の「できること」
を教えて貰えます。

今日は講演会のあと、新刊にサインも貰っちゃいました!
「最近、ギャンブル依存症も社会で色々言われるようになってきましたよね~」
なんて声かけて貰って、嬉しかったです。
駒崎さんのご本を参考にして、真似をしてきたお陰ですね!
これからも駒崎方式をどんどんパクって、
ギャンブル依存症対策も推進したいと思います!

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現在国内の推定罹患者536万人(2014年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!
ギャンブル依存症対策を求める10万人署名プロジェクト

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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