人生の本番はChapter2から!です

公開日:  最終更新日:2019/02/20

最近、本当に不思議なことに私の元には、
依存症とは全く関係ない人達が連絡をくれるんですね。

で、どういう人達かと言うと、少し前に人生でどん底を味わい、
たまたま何かで私のことを知り、連絡して下さる・・・とこんなパターンなんですね。

大体は、そんなにすっげ~有名人ではないですけど、
名前をググれば、その出来事もいっしょにネットに出てくるような人で、
なんか分かんないんですけど「会いたい」って言われるんですよ。

で、これでもだいぶ元気になったんですけど・・・
といいながらも、引きずってますよね?としょんぼりしている感じがあって、
大体みなさん「ウツになっちゃってしばらく入院してました。」とおっしゃいます。

でもって、なんで連絡してくれるのかな?って思うんですけど、
要するに私ってしくじり先生なんですよね。
依存症でしくじったんだけど、その経験をオープンにして、
同じ経験をしてる人を助けよう!と思ったわけで、
そういう私をみて「自分も何か手伝えないか?」みたいにおっしゃって下さるんですね。

私も、忙しいと言いながら、人と会うのは好きなのでお会いするじゃないですか。
で、手伝うと言われても、依存症ってすっごく特殊だから、
どんなことをどんな風に手伝って貰えるのか?そん時はよく分かんないんですよね。

でもほら私って好奇心の塊だし、質問上手だし、
結局その人のこと、色々聞いたりしてるうちに、
その人も話したかったんでしょうね~、
なんだかんだその人の身の上に起きた全容がわかってくるわけですよ。

「なるほどね~」と思いますし、「そりゃさぞかし大変だろう」ってこともわかります。
でも、ほら基本的に「とはいえ、進むっきゃなくね?」ってなるので、
「んじゃ、その経験をこうしたらいいんじゃないっすか?」みたいに、
結局その人のキャリアコンサルになっちゃったりするんですよね。
あのですね、生き残った依存症者ほど強いものってないと思いますよマジで。

だって、こっちも大抵のものは失ってきていますからね。
依存症者の子供なんて、最初っから与えられていない場合もありますしね。

んで、私ってのは自分がどの道に進んだらいいか?ってのは、
サッパリ分かんないんですけど、
人がこの道に行けばいい!ってのだけは、なんか確信的に見えるんですよね。
「へぇ~!そんなすげ~体験なら、この道をこうやって切り開いたらいいじゃん?」ってね。
そうすりゃ、同じ体験をしてる人の役に立つじゃん!ってね。

でもってそれを熱く語っちゃうわけですよ。
「勿体ないな~、だったらその経験こうすりゃいいんじゃないっすか?」
みたいに、自分じゃよく分かんないんですけど、
私って言うのは、そういうこと話させると人をめちゃくちゃやる気にさせるみたいで、
結局みんな、すげ~元気になって帰っていくんですよね。

私は、時々「あたしゃこのクソ忙しいのに何やってんだ?」と思う時もありますが、
でも「まぁいっか・・・」と思ってるんですけどね。

そして、最近すごく分かってきたのは、
人って誰でも社会に居場所が欲しいし、自分の役割に自信が持ちたいんですよね。
必要とされたいし、愛されたいんですよね。

それは当たり前と思うんですけど、
どっしりと自分で自分のポジションを信頼し人生に満足するにはですね、
その前に、ピンチとか痛みを伴う底つき体験が必要なんですよね。
かの名著W.ジェイムスの「宗教的経験の諸相」にもそう書いてあります。

だからまぁピンチというのは、大体において人生のターニングポイントになるわけですが、
もちろんそのど真ん中に居る時は、そんなことわかりゃしません。
ただただ辛いだけですよね。
でもその傷を癒そうと、必死にもがくことで、人生の第二章が幕を開ける気がするんですよね。

私は、回復してから人生の第二章=Chapter2が幕をあけたとおもっちょります。
そして、人生というのはChapter2からが面白いんですよ絶対に。
そっからが人生の本番という気がします。

時々ですね、依存症の支援より、
この人生の再生工場の方が私に向いてんじゃないの?って思うんですね。
となると私の人生Chapter3もあるんでしょうかね?
う~!そう考えるとなんか怖いけど・・・汗

まっ!今悩んでる方々、そっから多分本当の人生が始まると思いますよ!
だから、お楽しみに~。

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