皆さん、なんちゅう寒さでしょうか・・・
う～ブルブル。もう家の中にいても寒いです。
ただでさえ冬が苦手なのに、この寒さ。
全くもう、鬱になっちゃいます。

それなのに、この寒さの中、
私は、およそ１時間もの間外でうろうろする羽目になったのです。

ことの発端は、娘の大声。
息子の同級生、つまり娘の後輩がインスタに、
「曙橋でドラマ「トドメの接吻」のロケをやっている！」
とUPしたのです。

このドラマに出ている、志尊淳君と菅田将暉君の大ファンの娘は、
「いいなぁ～行きたい～」と叫び声。
曙橋は、我が家のすぐ近所。
私は、ものすごく大量の仕事を抱え、腐っていました。
これが夜の９時頃の出来事。

そして私は、頭を使いすぎてくさくさしてたので、
「いいよ～ももちゃん連れってってあげようか～」
ときまぐれに言ったのです。
なんちゅうんですか、気晴らしにちょっとドライブ・・・
くらいのつもりだったんですね。

すると娘は「行く～～～～～～！！！！！」
と言うと、近所の同級生に電話し、「今から行ってくる～」とのこと。
どうやらこの界隈のJKはインスタで盛り上がっていたようなのです。
電話の相手は、ものすごく近所の子なので「Mちゃんも行くならうち来たら？」と誘うと、
さっそくMちゃんもやってきて、車でGO!

ロケ地に到着すると、なるほどこういうことかぁ～
と思ったのですが、曙橋って４車線道路が橋になっているので、
橋の下もかなり広いスペース。
そのトンネル状態の中でロケをやっているので、
中がさっぱり見えないんです。
でもスタッフさんが沢山いて照明が煌々とついているから、
ロケをしているのは分かるんですね。

見えそうで見えない感じ。
そこに同級生のJKが続々と集まってくるのです。
みんな中学時代の顔なじみなのでなつかしいのですが、
なんせ夜遅くにJKとボーイズ達がウロウロしているので、
目が離せません。

じっさい、子供たちが橋の上を右に行ったり、左に行ったりしながら、
下を覗き込んでいるので、酔っ払いのおっさんたちが、
「なになに、なにやってんの～？」
なんて近づいてくるんですよ。

でも今どきのJK達は賢い！
「ドラマとかいうと、人が集まってくるからさぁ、わかんないって言っとこ！」
なんておっさんたちを冷たくあしらっているんです。

で、私は、あまりの寒さに車の中に出たり入ったりしているのですが、
なんせ大人は私一人なので、時々見えなくなると慌てて様子を見に行ったりして、
寒いったらありゃしない。しかもいつまでいるんだ！？ってな感じです。

で、小1時間たったころ、なんと！休憩になり、
我々の見えるところに菅田将暉君が出てきたじゃありませんか！

すると娘達「声をかけようか？」と、ヒソヒソ相談を始めたんです。
恥じらい深いお年頃のJK達ですが、一人の子が勇気を持って、
「菅田君～」と声をかけると、一瞬キョロキョロして上に気がついてくれ、
「は～い」と返事をしてくれた上に、
さらに「ロケ頑張って下さい」と言うと「ありがとう～」と答えてくれたのです。

これにはもう娘たちは大絶叫！
「きゃ～～～～～～」と飛び上がって喜んでましたが、
スタッフさん達に移動しろと言われ、
私もいい加減帰りたかったので「さぁ、もういいよね。これで帰ろう！」と声をかけ、
JK達を解散させました。自転車できた子たちにくれぐれも気をつけてねと言って、
娘とその友人を車に乗せ帰路につくと、
娘とMちゃんはもう大興奮。

「一生忘れない！」「Mの勇気のお陰！声かけてくれたから～」
なんて大騒ぎしながら、娘は感激のあまり泣き出す始末。
「マジ、ヤバいよ～、菅田君だよ～！」「ヤバい、やばすぎる～」
と、もうとどまることを知りません。

娘は、最後に
「ママありがとう！思いたったら即行動だって学んだよ～。
やっぱり今度なんて言ってちゃダメなんだよね。
チャンスだと思ったら、すぐにやることにする～」
なんてやけに哲学的なことを言ってました。

私は「よかったね～。」と言いながら、
「あ～、まぁ区切りがついて、帰れてよかったぁ」と内心でホッとしてました。
まっ！これだけ喜んでくれたなら、子供孝行できたってもんです。
よかった、よかった！

さて、こっちは再び仕事です～。
やれやれ・・・

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