大感激!ケンカツ作者の柏木ハルコさんに会っちゃった!です

公開日: 

すっかりはまったドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」がついに終わっちゃいましたが、
是非、続編を作って頂くか、映画化して頂きたいですね。

TV局はすぐに「視聴率が~」とかって言いだしますけど、
今どき、リアルで見てる人の方がよっぽど少ないんですから問題はそこじゃない!
その作品によっていかに社会に影響を与えるか?の方がよっぽど重要ですよね。
その点このドラマはものすごくインパクトがありましたよね~。
日頃、日の光が当たらないところに光をあてた!
社会全体で考えるべき問題を見事に視覚化してくれました。
間違いなく本年度No1の良品質のドラマでした。

さて、昨日はすんごい事があったんですよ。
昨日大田区のワーカーさん達の勉強会があって、
なんとそのゲストがケンカツ作者の柏木ハルコさんだって言うじゃないですか!

で、そんなイベントがあることを、もちろん私は知らなかったのですが、
社会福祉士の資格を持つ大田区区議である岡高志先生が教えて下さり、
なんと私もご一緒させて頂ける事になったのです。
わぁ~!先生有難うございます!!!
岡先生はギャンブル依存症問題でも一生懸命動いて下さっている、
数少ない議員さんで、韓国視察の際の詳細なレポートも書かれているので是非ご覧下さい。
韓国カジノIR視察で感じた日本のギャンブル管理や依存症対策の課題

ってなわけでやってきました~、柏木ハルコさんのインタビュー会。
いや~、初めてお会いしましたが、なんちゅうかマジでぶっ飛んでしまいました。
まず私、ドラマによって「健康で文化的な最低限度の生活」のことを知った訳ですが、
その後、ホントたっくさんのかたに「原作の漫画も良いんですよ~」って言われたんです。

そこでさっそく漫画を買いに行ってですね、なんと原作者があの柏木ハルコさんだ!って知る訳ですよ。
これには、へぇ~へぇ~へぇ~へぇ~へぇ~へぇ~へぇ~へぇ~とどびっくり!
だって柏木ハルコさんと言えば、衝撃のデビュー作「いぬ」が大変有名じゃないですか~、
そしてあの作品とこの作品じゃ、もう内容が180度違う訳ですよね~!
あたしゃこういう良い意味での意外性は大好きです。

なんせ私自身がヤンキーあがりの不良の遊び人ですからね~。
もうね、あの頃の同級生がみたらですよ、
私が今やってることなんか信じられない気持でいっぱいでしょうよ。
「どした?真面目か!?」と、突っ込まれること間違いないです(笑)

でもってむさぼり読んで、すっごいなこのリアリティ!マジすげ~。
私はどうしても主人公であるワーカーさん達よりも、
保護を受ける、受けようとする、受ける必要があるのに受けない
などなどの市民の方に感情移入しちゃうんですけど、
その矛盾や葛藤そして嘘やごまかしのリアリティがハンパないんですよ。
あっという間に、7巻読破しちゃいました。

で、この作品の連載を決めた、「ビッグコミックスピリッツ」も偉い!と思いましたね~。
スピリッツは若い頃、なんせあの「東京ラブストーリー」が連載されていたので、
当時はよく読んでましたけど、遠ざかって久しかったので、
「何故!読んでなかったのだ~」と後悔しました。
やっぱ漫画で学ぶものは大きいですよね~。
息子にもっと週刊マンガを買ってこさせよう!と思いました。

さてさて肝心の柏木ハルコ先生のインタビューですが、
すごい!プロのお仕事と言うのはこういうものか~と思ったんですが、
なんとこのケンカツを書かれる前、柏木先生は取材に2年間も費やしているんですよね。
そして形にしていかれた。あのリアリティはそこから生まれたのか!と感激しました。

それと先生の「オチのない話しが好き」っていうのは実に共感しました。
我々の仕事もそうですけど、人の生き方って決してオチがつかないですよね。
上手くいってなくて、刑務所に出入りしていても、生き伸びている人もいるし、
回復して安定していると誰もが思っていて、ニコニコ笑っていた仲間が、
ある日突然理由も分からないまま自殺しちゃった・・・
なんてことがあって、私たちもその度にモヤモヤしながらまた生き伸びている訳じゃないですか。

私たちのような依存症者とその家族に整合性を求められたら、
頭がおかしくなって死んじゃいますよね。
モヤモヤするけど、とりあえず現実として受け入れるっきゃないなとか、
答えはまだ見つからないけど、今日一日は生き抜こう
ってな感じで、人生を過ごしてる訳ですもんね。
世の中、明確な答えを欲しがる人が多く、その中で生き延びるだけでも我々疲れちゃう訳ですが、
柏木先生のような表現者による作品がもっともっと増えて欲しいなぁと心から願います。

で、昨日は最新刊のサイン本の販売があり、もちろん私すでに読んでいたのですが、
サイン本を手に入れるべく、また買いに走りました!(笑)

A82F32BE-DB21-4BAA-909A-71880C206EBE

でもってですね、名刺をお出しした所、
なんと柏木先生、拙本「三代目ギャン妻の物語」を読んで下さっていて、
私に気がついて下さっていたというじゃありませんか~!

しかも私のドラマに対するツイートやブログも読んで下さったとのこと!
ヤバいリアリティ!ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」です

ひょえ~~~~~~~~~~!!!!!!
こんな嬉しい話があるでしょうか~。
一番前のど真ん中かぶりつきで拝見したの甲斐がありました!
マジ感激で泣きそうでした。

私、こんな嬉しい機会は二度とない!と、もうアピールで
「先生、次はギャン妻を題材に漫画にして下さい!」
と、お願いして参りました。

ギャン妻の笑って泣けるあるある物語。
「ツレがうつになりまして」があれだけヒットしたのですから、
「心ならずもギャン妻になりまして」という話は爆笑ヒット間違いなしです!
柏木先生、ネタには事欠きません。取材にもお手間は取らせません。
ギャン妻だけでなくギャンブラーも各種様々な人間模様を取りそろえております(笑)
是非是非、強くて、明るく、弱くて、面白いギャン妻たちをどうか作品にして下さい!

最後に柏木ハルコさんの作品を監修された常数英昭先生、
主催のおおた社会福祉士会 会長 生駒友一さん、そして大田区議の岡高志先生と記念撮影。

皆さん、ドラマは終わっちゃいましたが、コミックは続いてます。
ドラマしか見てない人は、コミックを読みましょう。
マジでお勧めです!

42252221_1761433117309682_1203818726785286144_n

ブログ是非応援して下さい!クリックでランキングがあがります。
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 依存症へにほんブログ村
依存症 ブログランキングへ

PVアクセスランキング にほんブログ村

現在国内の推定罹患者320万人(2017年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
PAGE TOP ↑