スポンシーの想い出そして未来です
今日は、午後の時間を使って、スポンシーの棚卸をしました。
関西から来た彼女と、久しぶりの時間を過ごし、楽しかったです。
私たちって、ほんの少しずつしか変われないけれど、
少しずつは確実に進歩しているなぁと思いました。
どんなに、長く困難な道でも、
自分を変え続けること、自分の側をみること、
そして変化を恐れない、仲間を信じ、仲間を頼ること、
基本に忠実に生きることなどなどを、振り返ることができました。
今日は、昨日に引き続き、思う所があって、過去を振り返っていました。
昨日のブログに書いた、
ゆきさん、めいさん、すがちゃん、考えてみると皆スポンシーです。
スポンサーももちろんですが、スポンシーにも支えられているなぁと、
つくづく思いました。
仲間はよく「沙羅さんに助けられた人が沢山いる。」
と言ってくれますが、私は、この言葉が全然ピンときません。
確かに助けた時もあったけど、助けられた時も沢山あるので、
特に意識にのぼりません。
感謝してます。
私は、たまたま、今では当り前となった、
ビックブックに忠実なプログラムを、
自分の自助グループで最初に掴むこととなりました。
それは、重病人だったからに他ならないのですが、
たちまちにしてその魅力に取りつかれていきました。
そして今度は、それを広めることに一生懸命になりました。
都内のホームグループの仲間に手渡すだけでは飽き足らず、
地方行脚にも出かけました。
最初にメッセージを運んだのは、福島県でした。
今でも、あの時、福島の仲間達が「キョトン」としていたことを、
懐かしく想い出します。
そりゃあそうですよね。
その頃、今の様に距離を超えたグループ間の交流なんて全然なかったし、
いきなり「12ステップの手渡し」なんてなんのこっちゃです。
でも、どんな地方に行っても、必ず一人は
「やってみたい～、手渡して～」
と言ってくれるスポンシーが現れてくれて、
私は、スカイプも駆使し、嬉々としてスポンサーシップをしていました。
一時期、スポンシーを50人持ったことがあります。
その位、当時のプログラム熱には、爆発的なものがありました。
私より、先ゆく仲間が「手渡して～」と言ってくれる時もありました。
緊張しましたが、その開かれた心を尊敬し、
一生懸命伝えさせて貰いました。
そんなさなか、一度スポンシーのご家族に亡くなられたことがあります。
自死でした。
私は、亡くなられた方の、お母さんと奥さんのスポンサーを、
引き受けていました。
あの時の後悔を、今でも忘れることができません。
私は、あの思いを二度と繰り返したくなくて、
これまでやってきていると、思うことがあります。
あの日、奥様とお母様、両方から、メールが届きました。
「音信が途絶えていた本人から、意味深なお別れのメールが届いたの。
沙羅さん返信して良いかしら？」と。
私は、迷いに迷いました。
で、「１日待って。明日3人で会って相談しよう。」と答えました。
そして次の日のミーティングで会おうと約束しました。
ミーティングの最中に、警察から奥様あてに留守電が入っていました。
ミーティング終了後、奥様が警察に電話をかけ、
私たちは衝撃の事実を知りました。
そこから約1時間、3人で呆然とし動くことができませんでした。
私は責任を感じ「私のせいだ、ごめんなさい。」と謝りました。
二人のスポンシーは「沙羅さんのせいじゃない。」と言ってくれました
そして、2人は警察に向かいました。
一人、外にでた私を、Mさんというスポンシーが待っていてくれました。
Mさんの顔をみて、私は泣き崩れました。
そこから、2人のスポンシーが駆けつけてくれました。
皆、口々に「沙羅さんのせいじゃない。」と言ってくれました。
私が、落ち着くまで、皆一緒に居てくれました。
その日、夫のホームのミーティングに参加させて貰いました。
あの時の分かち合いを覚えていてくれる仲間はいるでしょうか？
あのミーティングで私に、一人のスポンシーのご主人が、
「大切なメッセージを伝えに来てくれてありがとう。」
と言ってくれました。
その心遣いに、暖かいものが広がりました。
あの頃、もう私は自助グループに行かれないかと思っていました。
でも、沢山のスポンシー達に励まされ、
私はリタイアすることなくここまで来ました。
あの時、栃木の仲間やスポンシー、土浦の仲間やスポンシー、
そして今でも続いている、親子キャンプを開催してくれた、
水戸のスポンシー、当時の練馬のスポンシー、
そして沢山の仲間たちが、
「この日を忘れずに、これからも仲間を助けて行こう」と、
私をもう一度、立たせてくれました。
ミーティングの前に「黙とうしよう」と、
泣きながら仲間に呼び掛けてくれたスポンシーもいました。
あの悲しい出来事を忘れた日はありません。
そして、今でもあの誓いを心に秘めています。
嬉しいことも沢山ありました。
最初のスポンシーが、スポンシーを持った時は、
心からワクワクし、そして母の様に心配にもなりました。
離婚を決断したスポンシーが、新しい伴侶を得ました。
諦めていたスポンシーのご主人が、回復しました。
東京のスポンシーが、関西や九州にスポンシーを持つようになって、
プログラムの輪は益々広がっていきました。
親子関係を改善したスポンシー、
何年も行方不明だった息子さんと再会したスポンシー
沢山のスポンシーの勇気から生まれた奇跡を、
一緒に味わわせて貰いました。
今年は、スポンシー達のベビーラッシュもありました。
当時は、誰が誰のスポンシーか、殆ど全部分かりましたが、
今ではもちろん全然分かりませ
ん。
ん。
その位、プログラムは順調に今でも広まっています。
私が未熟で、上手くいかなかったスポンサーシップも沢山あります。
でも、他の誰かと皆、上手くいっているし、
スポンサーシップを解消しても、
わだかまりなく今でも仲良くしています。
スポンシーのそのまたスポンシーも、
みんなみんな愛しています。
そして、振り返ってみると、
スポンシーの皆さんに、沢山のあり余る愛を頂いています。
沢山の困難、沢山の喜びや希望
これからも共に踏みしめ、道を作って行くんだろうなぁと思います。
私たちの身に起きた、この小さな奇跡のストーリーは、
まだ見ぬ仲間の上にもきっと起こる。
そう信じています。
さぁ、明日は群馬のセミナーです。
小さな奇跡の芽をお届に参ります。
ブログ、下記の二つのポチを押してください。
応援宜しくお願い致します。
SECRET: 0
PASS:
沙羅ちゃん、数え切れない愛を有り難う。我が家に奇跡も与えてくれましたよねー、あの時の事は、鮮明に覚えています。今では、勝手に家族の一人にさせて頂いています。
お会いする度にどんどん大きくなって、どんどん輝いていく沙羅ちゃんを親心で見させて頂いています。
これからもずっと一緒に宜しくお願い致しますo(^-^)o