昨日から本日にかけ大阪に出張して参りました。
用事はもちろんカジノ本丸である大阪で、
ギャンブル依存症対策を強化して貰うために、
議員の先生方にお願いにあがったのです。

また、ギャンブル依存症問題を考える会の大阪支部の仲間とも、
新年早々会議を開き、今後の活動について話し合いました。
今年はこんな風に会の支部にもちょこちょこでかけ、
中央でやっていることを伝え、支部の力も強化していけるよう、
頑張っていかねば～と思っています。
やることが多すぎる～！！！と、悲鳴をあげながら楽しんでおります。

さて、今日は最近不思議でしょうがない説について書きたいと思います。
カジノ建設のそもそも論の中に
「今更、日本でカジノをやったって儲からない論」
というモノがあります。
で大抵はアトランティックシティカジノが、潰れてることをひきあいにだしています。

なんでアトランティックシティカジノは衰退したかと言えば、
他州でもカジノが解禁され、客の奪い合いが起こったからで、
そうなると当然ながら市場の原理で、
サービスが悪かったり、古かったり、ダサかったり、しょぼかったりすれば、
潰れちゃうわけですよ。

なんたってアメリカは、ラスベガスがありますからね～、
私も、ベガス大好き！だったんで良く分かりますけど、
カジノ好きだったら、わざわざアトランティックシティなんかいくより、
ゴージャスでカジノ以外のエンタメでもめっちゃ楽しめる、
ベガスに行きますわな～と思います。

だからこれって別に憂うことでもなくて、
非常に健全な経済のあり方だと思うんですよね。
だって日本だって、しょぼいもんとか、サービスが悪いもの、
はたまた単に時代遅れになったものなんかどんどん潰れてますよね。
子供の頃行った家族と行った「行川アイランド」とか、小学校の遠足で行った「多摩テック」とか、
ディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパンと比較したら、
そりゃあ行く気になれないというもの・・・

逆に、すんごいアトラクションなんかなくても、
独自路線で「花やしき」なんて生き残ってますからね。
すべては経営努力とか、センスの問題じゃないですか。

で、ですね、「そもそもカジノ儲からない論」はあっても良いですけど、
でもそれならそれで別にいいじゃん？って思う訳ですよ。
だってカジノって民設民営でやるんですから、税金を投入する訳じゃあるまいし、
儲かると思って欲かいたけど、取らぬ狸の皮算用でした～
ってことになったとしても、別にその企業に観る目がなかったんだよね、
ってことじゃないの？って思う訳ですよ。

だから経済的な面から見たらリスクはあるでしょうけど、
我々からみたら
「赤字になったら潰れるギャンブル産業」
の方がよっぽど健全で安心感がありますね。

だって、日本の公営ギャンブルなんか、
赤字続きの所いくらだってあったのに、
全然潰さないし、それどころか射倖性はガンガンあげるわ、
ネットでどんどん便利に変えるようにするわ、
ファミリー向けは呼び込むわで、
生き残りをかけてなりふり構わず、営業してきてるんですよ。

しかも天下り役人がぶる下がっているから、
お役所もしれーっと国民が気づかないうちに法改正しちゃうし、
ばんえい競馬なんかもういい加減なくしてもよいんじゃないですか？
って状況がずっと続いていたのに、ソフトバンクなどに支援を頼みこみ、
なんとか黒字に持っていくまで粘りに粘る訳ですよ。

こっちの方がよっぽど問題があるし、
まさに「悪代官の仕業」じゃないですか。

だからですね、カジノ儲かんない説の人は、
まるでそれを悪のように書いてるけれども、
公営の名のもとに儲からないギャンブル産業が、いかにあくどくやってきたか、
むしろその問題を明白にするためにも、
「ギャンブルは、儲かんなきゃさっさと潰すべし」
って方向で別にいいんじゃないの？って思うんですよ。

そもそも「民設民営のカジノが儲からないかもよ？」
なんてことは、そりゃあどんな産業だってやってみなきゃわかんないでしょうよ！
としか言いようがないと思うんですけど、
なんでこんな仮説がいつもごもっとも・・・みたいに取り上げられるんでしょうか？

それと単純に、
ギャンブル依存症の増加を心配し、
カジノが儲からないことも心配してる人達って、
矛盾してないのかな～？と、
一体どっちをむいているんだか、
さっぱり分かんないんですよね～？？？

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