回復者のねずみ算方式です
このところずっと、警察庁が新しく示すパチンコ台の規制の件が話題ですが、
7/11に警察庁が公開しパブコメを募集するとのことで、
今日は、マスコミさんから「どう思われますか?」とコメントを求められ、
予定の仕事が全く進まなかった一日でした。
どう思うと言われたって、やってみなけりゃわかんないし、
やってみても効果のほどなんかわかんない可能性が高いですよね。
だから「わかんないです」と答えるんですけど、
マスコミさんて、質問した時に答えを予想してるんですよね。
で「えっ?」となる。
だけどですね、依存症ってものすごく複雑ですから、
なんか1つやったくらいで、効果があった!
なんて単純なことって起きないと思うんですよね。
一時的にあがったり下がったりするけど、
その後また別の流行りものとか出てきたり、
規制をすりぬけたりするんですよね。
でもその辺が全然理解されてない。
なのですごく単純に
「これどうですか?」
「依存症対策って、何やればいいんですか?」
みたいに聞いてくるんですよね。
そんなこと話しだしたら「サシで朝まで語りあいますか?」
ってな位沢山出てきちゃいますよ。
だけど、これやったらいいんじゃないかな?
って思うモノと、これやったら絶対に効果がある!
ってなものはいくつかあります。
で、ですね、まず最強と言うか、
ギャンブル依存症対策をたった一つだけ選べ!
と言われたら、それはもう絶対絶対絶対に家族支援ですね。
私ぐらいの支援ができる人が、市区町村にそうですね~5人ずつ、
大都市だったら10人配置されたら、もう絶対に確実に依存症からの回復者は増えますね。
今の100倍位あっという間に増えるんじゃないですか?
ポイントは依存症にさせないじゃなくて、
回復者を増やすってことですね。
依存症者は、絶対に何やったって出るんですよね。
だから予防が最強じゃない。
そもそもギャンブル依存症は、ギャンブルに求めてるものが多岐に渡ってるので、
予防ってすごく難しいと思います。
もちろん教育とか広告制限、子連れで小さい頃からギャンブルに親しませないとか、
そういうことで抑止効果は上がるでしょうけど、でもそれでもかなり依存症者はでますよね。
だって、アルコールだったら皆、酔いを求めるわけですけど、
ギャンブルは
・スリルを楽しむ
・何も考えないでいられる
・推理が当たることを楽しむ
・大物感を感じたい
・お金への執着
などなど、依存症者の中でも、ハマるパターンが様々あるわけですよ。
だから射倖心を落としたって、頭空っぽにしたい人はず~っとやり続けたいから、
益々ハマっちゃう人が出てくると思いますよ。
一方向的なものの見方じゃダメなんですよね。
なので、一番大切なのはいかに早期介入早期治療に繋げるか?
これが依存症対策の要だと思います。
何やっても発症する人はでる!
だったら発症したらどうすれば良いか?
その正しい知識を家族に与え、
家族が対応を変え、本人を回復に繋げる・・・
これが一番簡単で低コストで、確実だと思います。
だって私ぐらいの、この程度の支援ができりゃいいんですよ。
それを市区町村で5~10人にする。
それだけでいいんですから簡単じゃないですか!
例えば、私がその県に3か月位滞在して、
みっちり家族支援を地元の支援者にお伝えするために、
各市で曜日を変えて家族教室兼相談会を開きますよね~。
んで、家族にどんなアドバイスを与え、どんな風に寄り添いながら、
行動を変えていって貰うか、実際に一緒に経験して頂く。
その結果、直接介入の機会があればそれもやるんです。
ご自宅に訪ねていって、施設に繋いだりですね。
あとは、家族全員に集まって頂いて、家族介入をやったりですね。
そういう支援を、県内の市をスケジュール組んで回りながら伝えていく。
さらに自助グループの連携を図り、自助グループの層を厚くする。
でもって可能であれば、地域連携のあり方検討会も開いて、
家族のサポーターチームを増やしていく。
それ47カ所やりゃ~いいだけじゃないですか。
それで回復者100倍ですよ。マジ余裕。
パチンコ業界さんは、この家族支援の人材育成に協力たほうが、
今かかってるお金の1000分の1以下で済むんじゃないの?と思いますけど。
警察庁さんは、そういう支援のあり方を模索してくれるわけにはいかないんでしょうか?
いや別に、パチンコ業界さんに限らず、公営競技でもよいんですけど。
何百回も言ってるように、よく分かんない対策をやってみるより、
まず効果の絶対にあがる対策から着手しません?
みなさん、家族支援の人材育成の支援しませんか?
その他、これやったらいいんじゃない?ってのは
啓発とか、入場規制の管理をきっちりやる、予防教育の導入などなどですね。
ギャンブル依存症は、資金源を断つことが一番効果的です。
だから家族支援です。
研修を二泊三日で受けたくらいで、人材育成なんかできやしないじゃないですか~。
だからみんなおっかなびっくりあたりさわりのない相談しか受けないし、言わないんですよね。
でも、私にやらせてくれたら、私ぐらいにはできますよ。
更に、働きたがっている我々の仲間を支援者にさせてくれれば、
もっといいですね、確実です。
あっ!それいいじゃんね~。
各市区町村でギャン妻とギャンママが働く。
もう基礎はあるんだし、自分の経験なんだから、
覚えは早いですよね。
で、何県かでやって、人材が育ったらポテンシャルの高い人と私が、
手分けして伝えていけばいいんですから、
これって支援者のねずみ算ですよね。
そして回復者もねずみ算で増える。
自分で言ってて、すっげ~良いプランな気がしてきました。
どっかでやりません?
家族支援の支援者人材育成。
ぱちんこさん、公営競技さん早い者勝ちです。
助っ人して下さい!
簡単ですよ、私ぐらいの支援なんか絶対できるようになる!
なんせ私が言ってんですから間違いないです(笑)
クリックでランキングがあがります。
にほんブログ村
依存症 ブログランキングへ
現在国内の推定罹患者536万人(2014年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!
ギャンブル依存症対策を求める10万人署名プロジェクト
[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)