冗談じゃないぜ!です

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あのですね、依存症の回復って一言で言えば、
「チームプレー」なんですよね。
一人で頑張ってたって、なかなか回復なんかできないです。

だから、良いチームに入ること!これってすごく重要だと思います。
モチベーションが高い、相互扶助の精神が行き届いている、
明るい仲間達がいるチーム!
私だったら絶対そういうチームを選びますね。

あのですね、私には全く回復できなかった4年間という黒歴史があって、
自助グループにつながりながら、どんどん堕ちていったんですね。
でもその時のそのグループが、全然ダメだったんですよね。
そして、みんなでずるずると堕ちていってしまった。
だから私たちはそのころのことを「Kグループ暗黒時代」と、
名づけ自虐ネタとして使っています。

で、ダメダメチームは何がダメかっていうと、
相手のことしか考えてないんですよ。
相手が今どういう状況か?何を考えているか?
そんなことばっか気にしてて、自分は一歩も進まない。
そんな感じですね。

ただこういう人は、今でも時々いるんですよね。
今や家族グループもプログラムが充実して、
どんどん行動を変えて、自分を変えていこう!となっているのに、
いつまでも自分のやり方を変えず、ちっとも動けない人。

で、当然そうなると、事態が悪化するので、
困った時だけ「どうしたらいいの~」とやってくる。
でも、あたしゃ忙しいんでねぇ~、
言ってもやらない、変わらない人の面倒は見てられないんです。

それにそういう人に限って、お姫様みたいに振舞うんですよね。
いやお姫様と召使ならまだマシ。
お給料くれるから。
そうじゃなく、「あたくしが困った時には、いつでもタダで、
時間と労力を割いてくれて当然でしょ~!」
とばかりに、同じこと何度も聞いてくる割に、
提案したこと一つもやってない・・・
なんて人に対しては「かっち~ん!」と来ちゃうんですよね。
「あたしゃあんたの奴隷じゃないぞ!」ってね。

イヤ人間そうやすやすと変われないし、
依存症の家族なんていついかなる時に大ピンチに陥るか分からない!
だから、支え合っていこうね!
ってのが、依存症の世界のセオリーなわけですよ。

大切なのは「give&take」。
だから私も沢山の仲間に支えて貰っているし、
私の夢を実現するために、多くの仲間が様々に協力してくれます。
そして私も誰かの夢や回復の手伝いをしているわけですね。

だから、やって貰って当然とばかりに、
全く仲間に還元もせず、困った時だけお客様みたいに、
「私の話を聞いて~」とやってきて、
でも結局話すだけでなんもやらない・・・
なんて人を助けてあげる余裕は私には1ミリもないんですよね。

チームに入って回復するってことは、
チームに貢献する!ってことじゃないですか。
だから自分には何ができるのか?
って常に謙虚になって「やらせて貰う」。

この姿勢がない人に対しては私、はっきりと
「冗談じゃないぜ!」と言ってます。
だってホント忙しくって余裕ないんですもん!

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