グレイス・ロード名前の由来です
今日、なんでグレイス・ロードは、グレイスロードという、
回復施設にしては聞き慣れない名前なのか?
という話がでたので、ご説明します。
これグレイス・ロードの代表のひろし君が決めた名前なんですけど、
たまたまひろし君はカトリック、私がプロテスタントの洗礼を受けているんですね。
で、「りこちゃん、施設の名前グレイス・ロードにしようと思うんだけど」
と電話がきたので、「へ~、いいんじゃない!」と私は即答しました。
でもこれって多分私にプロテスタントの素地があったから
ピンときた名前なんですね~。
今日分かりましたけど、普通の人だと何だこりゃ?って感じなのかも・・・です。
なんていうかグレイス・ロードって、かけてある言葉で、
「グレイス」っていうのは外国人女性にも多い名前ですけど、
「恵み」っていう意味ですよね。
日本でも恵さんは名前によく使われています。
ちなみに私の本名は「紀子」ですが第二候補は「恵」だったそうで、
「そっちのほうが良かったぁ~」と今でも思ってます。
で、夫は恵次。
やはり恵が入っているので、好きな言葉なんですよね。
「Grace Of God」は「神の恵み」
超有名な曲「Amazing Grace」は「素晴らしき恩寵」ですよね。
でもって、グレイス・ロードはカタカナで・というナカグロの点を入れてる訳ですが、
Roadとlordがかけてある訳です。
lordは主という意味ですから、どんな宗教の神様でも良いんですけど、
「主」つまりハイヤーパワーのこと。
だから「グレイス・ロード」で1つは「神の恵み」を表しています。
でもlordってロードと読むと、普通はRoadつまり道を思い浮かべません?
だから「恵みの道」=つまり「回復の道」を想像する。
なのでカタカナで「グレイス・ロード」と表記しているんですね。
でもってこれっていわくつきのエピソードがあって、
HPを作る時に、ドメインをとるじゃないですか。
そのときに何にしよう?ってなったんですけど、
結局そのままgracelord.jpでとったんですね。
グレイスロード
ところが、なんせヤンキーあがりの、
英語も勉強も全然ダメダメの、ひろし君と私。
HP作る時に、夫に色々やって貰ったんですけど、
その時に渡した英語表記が
「graceload」
つまりロードの部分が、
RoadとLordが、ごちゃごちゃに混ざっちゃったんですね。
道のロード方がよく使うから、てっきりaだと思っちゃったんですよね。
で、夫が何回も問い合わせてくるんですよ。
「ロードはL・O・A・Dでいいのね?」
「本当にいいのね?」
と何回もしつっこく聞くから、
「いいんだってば!なんでよ~(しつこい!)」
と思って、キレ気味に答えると、なんと!
「確認だけど、Loadは重荷って意味だよ?」
「み恵と重荷?」
「それとも神の重荷ってこと?」
「本当にこの名前でいいのね???」
と、半信半疑で聞くのです。
え~~~~~~~!!!!!
違う違う!
「神の恵み」と「恵みの道」をかけてある造語なんだよ~!
と伝えると、だったら
「L・O・R・DでAじゃなくてRだよ!」
と言われ、びっくり仰天。
ひろし君に慌てて電話して
「ね~!Loadって重荷だってよ!スペル確認して~。
神の重荷じゃなくて、神の恵みだよね~!?」
って、ひろし君も私も大パニック!
そしてその後の大爆笑!!!
「え~~~~神の重荷~~~!」
「そりゃあさぁ~、依存症者が集まってるんだからさ~、
神様の重荷になってるかもしれないけどさ~。
そんな名前つけちちゃう施設ってないよね~!」
と二人でおなかがよじれるくらい笑ったのです。
だから実は、グレイス・ロードの裏アカには
「神様の祝福か?それとも重荷か?」
という意味深い謎が眠っているのです。
ひろし君と私は、グレイスの入寮者とその家族に色んなことがある度、
「困ったなぁ」と頭を痛めながらも、
いつもこのエピソードが浮かぶのです。
そして重荷にならないよう、頑張ろう!って、
どんな悲劇的状況でも、ユーモアを忘れないようにつとめています。
「グレイス・ロード」
いまさらですけど、分かりにくい名前ですみません。
こんな願いが込められています。
どうかこれからも恵みが沢山あるよう、
そして回復の道が歩めるよう、
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