生活保護費の締め付けです

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森友や加計さらには築地市場とか、オリンピックだ!なんて話を聞くと、
「なんだ日本てお金あんのね」って気になりますが、
その割には、弱者のためのお金、特に生活保護については、
こんな記事も出てきたりして、
生活保護の「扶養義務」を調査へ
このところ風当たりが強くなる一方で、心を痛めております。

依存症問題と生活保護は切っても切れない関係にあります。
まずそもそもこの国は依存症対策を殆どやって来なかった、
諸外国と比べても、依存症後進国です。

そのため民間が相互支援で頑張るしかなかったんですよね。
だから頑張った。
自助グループだけで回復できる人は良いですけど、
「やっぱ入寮しないと止まらない」って人は多い訳ですよ実際問題。

で、ですねそういう人達をなんとかしなくちゃいけない!
ってことで、それこそ色んなところから頼まれて、
マック・ダルクさんなんかは依存症からの回復支援に貢献してきたわけですよ。

最近はギャンブルだってそうです。
ギャンブルのお金欲しさに、万引きや窃盗を繰り返す人を、
なんとか引き受けてもらえないか?と、
弁護士さんなどから打診されたりして、
入寮させたりするわけですよ。

そういう家族支援を受けられないという人達は、
施設の方だってタダで人なんか預かれないですからね、
生活保護をとって入寮して貰うしかないわけですよ。

で、こういうこというと「貧困ビジネス」とか知りもしない癖に言いだす奴らがいて、
マジでムカつくんですよね。
一度競艇の関係者でそう言ってる人がいて、
「イヤあなたの立場で言えた義理か?」と、突っ込みたくなりましたね。

まっ、いずれそう言う立場をわきまえず、社会貢献している回復施設を
貶めるような人には、ちゃんと公式に申し入れをしますよ。
もっとずっと上の方の人にね!と思ってます。
全く態度悪いったらありゃしない。勘違いも甚だしいですね。
秋の臨時国会じゃきっちりやります。

そうそう!ムカついたあまり、余計な話になりましたが、
生活保護で、回復施設に入寮させたって、回復施設は完璧赤字。
まさにチャリティですよ。

だってね、山梨あたりだと生活保護費って9万円と少しなんですよ。
そのうちおよそ4万円は本人へのおこずかいですからね。
残り5万円で食事代から水道光熱費、日用雑貨などの雑費、
様々な固定費、ミーティングに行く交通費、スタッフの人件費などなど、
もっと沢山の経費がありますが、
そういった諸々のものを支払わなくちゃならない訳ですよ。

どう考えたって無理!完璧赤字でしょ。
だけどそういった人達が、依存症を発症したまま、
なんの支援も受けられず、社会に置き去りにされていたら、
治安も悪化するし、社会負担は増すばかりですよね。

だから「同じ依存症を発症した仲間同士、引き受けますよ!」ってことで、
これまで依存症の回復施設の皆さんが受け入れしてきたわけですよ。
こういうことを国がやることになったら、
それこそ高いお給料でスタッフを雇う訳ですから、
そりゃ~大変な税金がかかったはずですよ。

それなのに今でさえ、地方自治体の生活保護の担当者が、
こういう現実を全く分かっていなくて、
保護がとれず、どれだけ嫌な想いをしていることか!
なんでてめ~の金でもないのに、
あんな偉そうに上からジャッジしてくれちゃうわけ?
ホント私なんぞどんだけ喧嘩したことか。

しかも同じ自治体の他の部門の公務員さん、例えば警察で頼まれて、
引き受けることにしたのに、
生活保護でNGって、一体この市の行政はどうなってんだ!と思いますよ。

しかもこういう事で駆けずり回ってやったって、
あたしゃ別に1銭にもなんないんですからね。
だからせめて、公務員さんは足を引っ張らずに、
スムーズにすすめて下さいよ!と思います。

こういう、生活保護でなんとかするっきゃないよねって
案件が沢山ある依存症界なのに、
支援は置き去り、問題は見て見ぬふり、民間がタダ働きしようが関係ない、
この上、益々生活保護費の受給にとやかく言うなら、
それに代わる政策を早く作って下さいよ!ってことですよね。

特にギャンブルは、産業側から施設費拠出して貰ったらいいじゃないですか~。
少なくとも公営ギャンブルはですよ「公営」って名のちゃう位なんですから、
その公営の事業にお金をたっくさん拠出して、貢献しすぎちゃった依存症者にですよ、
たかが2年やそこらの施設入寮費をキックバックしたって、罰はあたらないでしょうよ!

いつも言ってますけど、日本財団は社会貢献しなくちゃいけないんですから、
まず自分たちがまき散らしている社会問題くらい、
自分で尻拭いしましょうね!
綺麗なお顔ばかり、社会に見せてないでね!

私なんか散々貢いだ挙げ句ですよ、
今まだ皆さんが果たさない責任の尻拭いしてるんですからね、
冗談じゃないですよ。
最近はこの競艇の無責任さ、偽善者、二枚舌と、
社員教育の悪さに、まじでムカついてます。

おっと今日は、競艇のこと色々ムカついたことがあったんで、
話しがそっちに向きがちですけど、
そもそも生活保護費を目の敵にしだしてる今の政権はおかしい!
もっと他に追求すべき税金の無駄遣いはあるでしょうよ。

生活保護費は最後のセイフティーネット。
それしか支援がないから仕方なくこっちもそれでやってるわけで、
例えば2年なら2年と期限を区切って、
家族支援受けられない人の、依存症回復施設入寮費提供します!
とか、なんとかまずは考えたらいかがでしょうか?
そして社会復帰を目指せる人は目指していく。

今のように「生活保護でパチンコやるな!」みたいな、
道徳的批判なんか繰り返してたって、
誰のためにもならないし、だったら回復に繋がるよう介入したらいいじゃないですか~。
生活保護出し渋って、家族に負担させるってね~
それで共倒れが増えちゃったら、社会負担費が倍になるだけじゃないですか。

全くいい加減にせいよ!とホント言いたくなるってか、言ってますけど、
対策もないくせに、出し渋りを強化するってね、
だったら政策担当者のお給料が一番無駄なんじゃないですかね?
って思うんですが、いかがでしょうか。

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現在国内の推定罹患者536万人(2014年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!
ギャンブル依存症対策を求める10万人署名プロジェクト

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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