家族の美化に騙されるな!です

公開日: 

自治労のサイトにこんなコラムが掲載されましたので、
是非ご一読下さい。
憲法24条<両性の平等と家庭内の個人の尊厳>が危ない!?

秋の臨時国会で憲法改正がとりあげられるのかどうか?
分かりませんが、24条改憲は絶対反対です。

どうも現在の政権は昨日のブログでも書きましたが
「生活保護をやめて家族で扶養せよ!」
という風に、家族回帰を掲げていて、実に無責任だと思います。

「家族が大事」そうできる人達はそうしたら良いと思いますけど、
「家族から逃げのびろ!」というような、危険な家族もこの世には沢山いますからね。

でも、現在のような安倍さんのお友達優遇政策では、
そういう社会の片隅で埋もれているような、声もあげられないような人達を
思いやる能力も、想像力も1ミリもないんですよね。
そして家族を美化して誤魔化し、国は責任から逃れてるんですよね。
本当はそういう家族から逃げのびなくちゃならない人こそ、
国が助けなくちゃならないのに。

だから「誕生学」なんてへんてこりんなものが、
堂々と学校に入ってきちゃうんですよね。
うちの子供たちに聞いたところ確かに1/2成人式なるものはあったとのこと。
しかし内容は全く覚えていないと申しておりました。

こんなね~、子供たちに親への感謝なんか押し売りしてたって、
子供たちの情操教育になんか役立つわけないんですよね。
誕生学の生みの親が儲かるだけで。

あのですね、現在、当会が文科省の委託事業でやる、
「依存症予防教室モデル授業」の案内を全国の学校に向けて発信してますが、
文科省の委託だって言ったってですね、学校に広報するのは一苦労。
チラシの配布すらNGを出してくる教育委員会なんかザラにあるんですよ。

それなのにこんな誕生学なんて、親への感謝をお仕着せするような授業が、
なぜこうもやすやすと学校教育に入ってきたのか?
どっかで誰かの忖度があったとしか思えないですね。

河野美代子先生も、実に正論でボロクソ書いてますけど、
AbemaTV 「大人の女性の性教育」
的確なご指摘で気持ちが良いですね。

子供を産んだこと、育てたこと、
それは全て親が決めたこと。
もっと言えば親のエゴじゃないですか。
私が欲しくて、子供たちを産んだんですよ。
私が育てたくて、子供たちを育てたワケですよ。

子供に「産んで下さい」と頼まれた訳でも、
「育てて下さい」と言われた訳でもありません。
それなのに「産んでくれてありがとう」「育ててくれてありがとう」
なんて心もこもってない、人生の意味などまだろくに分かってない子供に、
感謝の気持ちを無理やり言わせてどうするんですか?
そんな感謝の言葉が親として欲しいですか?

私、そんな言葉全くいらないです。
親に忖度してそんな言葉を言うよりも、
親がどうあれ、自分を信じ、自分の道を邁進して欲しいし、
むしろ親の希望や顔いろを忖度しないで育ってほしいですね。
だって、そっちの方がよっぽど難しい訳ですから。

現代は様々なトラップが巧妙に仕掛けられ、
政府が責任逃れをし、弱者切り捨てを図ろうとしています。
家族の美化を強化する文言に出会ったら、
皆様どうかご用心を!
表面上の美しさに騙されないようにしましょう。

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