ついにここまできたか!依存症エンタメ「SUNNY]です

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依存症の世界に身を置くものなら一度はこう考えたことがあるはず
「アメリカの映画やドラマには依存症が日常的に取り上げられていて羨ましい」と。

日本でも少しずつエンタメの世界に「依存症」という言葉は出てきていますが、
それでもまだまだほんの少しですよね。
しかも取り上げられ方が暗すぎる、現実離れした設定で、
治療という観点が全くありません。

ところがこの度とんでもない映画がすい星のごとく現れたのです!
はい、もうタイトルでお気づきですよね、
あの大ヒットメーカーの大根仁監督が手掛けた「SUNNY」です。

Twitterでも、観た人みんな高評価!
よかったぁ~と嬉しくなりました。

いやぁ~ついに日本にこんな映画が出てきたか!
と、昨日夫と二人で観に行って、ぶっ飛びの大感激となりました。
我々夫婦、大根作品の大ファンでしたが、ますます好きになりました。

もうね~、我々の業界の人は、絶対観ないとあかんやつです。
出てくるのが、美しい女の子ばっかってのも、女の子好きの私にはたまらんです。
とくに90年代コギャル、アムラーがドンズバの世代は涙もんの映画でしょう。

何がいいってですね、もうね~ひたすら明るい!
いや根底に流れているものは、ひきこもりとかステップファミリーとか、
様々な社会問題なんですよ。
でもそれをコメディにしちゃうという、私が理想とするパターンです。
暗い問題は明るく描かないと、人は観てなんかくれません。

この「SUNNY」なんと、ギャン妻、アルコール、薬物と全依存症問題が出てきます。
いやもちろん取り上げ方はデフォルメしてあって、特に薬物はちょっと大げさです。
現実にはそんなんないです。
しかも高校生が酒飲んじゃったり、今の高校生映画じゃ絶対あり得ない、
ちょっと困った描き方もされてます。
(最後に注意書きが出てきてましたが)
だけど全編に流れるものが、とにかくあったかいんですよ。
否定しあい、傷つけあっているけれど、でも心の中で想いあってる・・・みたいな。

そして高校時代、あんなに一緒に居たのに
大人になったらなかなか会えなくなって、
それぞれの人生を歩み出し、色々辛い現実にも直面する。
だけど、会ったらすぐにあの頃に戻れる。
困ってる友達と助け合える。
それを全編超コメディで描いた作品です。

で、何がすごいって、「治療」って出てくる所です。
あ~!言いたい~~~~~~。
でも観て~!!!!!

特に現在私イチオシの若手女優の山本舞香ちゃん、めっちゃハマり役でした。
元親友に対する「タフラブ」が描かれていて、あのきりっとしたお顔にまた惚れました!
そして池田エライザちゃん、恐ろしいくらい美しかったです。
野田美桜ちゃんという女優さん、初めて知りましたがかわいい~!

他にも広瀬すずちゃん、小池栄子さん、渡邉直美さんと、
好きな女優さん達が沢山出ていて、とにかく楽しめます。
そうですね~言うなれば、
チャーリーズエンジェルとゴシップガールとデスパレートな妻たちを足して、
大根仁監督が割まくってファンタジーで味付けしたような映画です。
そしてネタに依存症!

ひぇ~!ついにこんな映画が日本でできるようになったのか!
めっちゃ笑えて、泣けた映画でした。
そしてぶっとびました。
我々は、観ないとあかんやつですこの映画。

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現在国内の推定罹患者320万人(2017年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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