ネバダの仲間と共に!です

公開日: 

今日は、民進党の先生方の勉強会があって、
ゲストに呼ばれたんですけど、
私以外のゲストに、アメリカから研究者と回復者がいらしてたんですね。

でもって嬉しいことに、その回復者の方が、
自助グループメンバだっておっしゃってて、
「わぁ~、仲間じゃん!」って思ったんですよ。

更に、本日ちょうどうまい具合に私、
あるグループにゲストスピーカーで呼ばれてたもんで、
「もしよかったら、このあとミーティング一緒に行きませんか?」
ってお誘いしてみたんですよ。

そしたらその方も「行きたい!」ってことになって、
通訳さんも来てくれるって言うんで、
ノリでミーティングにご一緒したんです。

こういう楽しさ、ワクワク感って、絶対に仲間じゃないと分からないですよね。
共同体意識って、なんでこんなに幸せになれるんでしょう。
世界中に仲間がいるぜ!って、超嬉し~!
ミーティングも、仲間に歓迎して頂きマジ最高でした~。

でもって、行き帰りの車の中で、色々お話しを伺って、
なるほど~!こういう所にも、日本の特徴があって、
対策を入れる必要があるんだなぁ~と、沢山の気づきを頂きました。

一番驚いたのは、ネバダ州ってのはもちろんカジノの街なので、
ミーティングもラスベガスだけで週に100ミーティングもあるんですって!
しかもですよ、当事者がそれだけあるのに、なんとファミリーグループの方は、
4ミーティングしかないんだそうです。
ひぇ~!びっくりじゃないですか~。

なんでかなぁと思ったんですけど、
やっぱ文化の違いがあるんですよね。
というのも基本的に借金を親が肩代わりしちゃうという、
そういう考えが殆どない。
あくまでも個人主義な訳ですよ。
だから親がつながるってのが、殆どないらしいです。

その代わり、自助グループの社会への浸透ぶりが、
半端ねぇ~!って感じで、
家族が繋げるんじゃなきゃ、どうやって繋がるんでしょ?と思ったら、
「評判を聞いて、本人が自ら繋がってくる場合が殆ど」なんだそうです。

日本じゃ、絶対、有り得ない~!って思ったんですけど、
まず日本じゃ自助グループのこと、評判にもなってませんからね。
むしろ誰も知らない位ですから。

あとですね、日本のギャンブラーが再発しやすいのは、
やっぱ金銭的埋め合わせの弱さじゃないか?と思ったんですけど、
アメリカじゃ基本、借金は最後まで自分で払わせるんだそうなんですね。

日本だと、尻拭いもあれば、破産もあるじゃないですかぁ。
でも、アメリカは殆ど破産はしない。

でもって更にアメリカらしいなぁ~と思ったのは、
ギャンブルによる借金で破産なんてないけれど、
破産で一番多いパターンは、なんと!
医療費が払えなくなって破産・・・
なんだそうです~。

ひぇ~~~~~~!
アンビリーバボー!!!
そんなの日本ではまず考えられなくないですか?
本当に、日本って良い国だなぁ~と思いました。

あと、ハワイはアメリカ48州のうち、
ギャンブルが禁止されている2州のうちの一つなんだそうなんですけど、
それでもギャンブルの自助グループはあるんだそうです。
やっぱりね~。
禁止なんて関係ないんですよね~。

海外事情って、ネットの検索じゃ分からないことだらけですよね。
今日は、ネバダの仲間と思わぬ交流ができて、
かなり私の中で見識が広がりました。

やっぱ、仲間は一番頼りになる~。
それは世界のどこにあっても同じですね!
感謝。

クリックでランキングがあがります。
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 依存症へにほんブログ村
依存症 ブログランキングへ

現在国内の推定罹患者536万人(2014年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!
ギャンブル依存症対策を求める10万人署名プロジェクト

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
PAGE TOP ↑