丁々発止!各党の先生方によるシンポジウムです

公開日:  最終更新日:2017/10/29

さて、今回の各党の先生方によるシンポジウム、過去最高に評判がよく、
私自身も非常に内容が充実していたと、満足感がありました。

なんせ参加された様々なお立場の方々から、「すごく良かった!」と、
電話やメールをひっきりなしに頂くという、
これまでにない現象が起こり、
「あぁ、やっぱり充実してたんだ!」と実感した次第です。

その要因の一つは、松本俊彦先生をお招きしたことにありますね。
松本先生のあのテンポの良いキレッキレのコメントやご見識が、
終始議論をひっぱって下さり、また会場に納得感が広まったと思います。

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そして、今回ものすごく良かった!と思ったのはですね、
アスクの今成さんもFBに書いて下さいましたが、
「アルコール健康障害対策基本法」の策定に関わって下さった、
立憲民主党の初鹿明博先生、無所属の薬師寺みちよ先生が、
アルコールの際には取り入れられたのに、ギャンブルでははじかれてしまった、
関係者会議などの重要項目の必要性を強く訴えて下さった事ですね。
会場から今成さんも援護射撃して下さいました。

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関係者会議がないとですね、官僚のお仕着せによる実行力のない基本計画になってしまうことは、
もう絶対に間違いがないのです。なんせ現場のことなんか知らない人が作っちゃうんですから。
その「ダメなんだ!」ってことを、アルコールの実例をあげてご説明くださったことは、
非常に意義深かったと思います。

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そしてもう一つ、重要なポイントは、とにかく公明党 熊野正士先生が、
与党のギャンブル依存症PTの事務局という役柄であり、とにかくお人柄がいい!ということです。
私はですね、あれほど柔軟で、しかも争わない方向で良いものにまとめよう!
として下さる与党の先生というのは、非常に貴重な存在でおられると思っております。

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そして今回この熊野先生、初鹿先生、薬師寺先生が、
「議員立法なんだから、意見をまとめて良いものにして出そう!」
と与野党の対決姿勢ではなく、意見を集約して下さったことに、
ものすごく大きな意義があったと思います。

そうなんですよ!議員立法で、方向性も必要性も与野党一致しているのに、
与野党案がバラバラで法案を提出なんて、変な話しなんですよね。
是非、議員連盟を作って、一致した対策法案を次回通常国会で出して頂きたいです。

さて、我々のシンポジウムも4回目となり、
すでに毎回ご登壇頂いている、初鹿先生、薬師寺先生はもう依存症のことよくご存じであり、
さらに熊野先生はギャンブル依存症のPTであることから、現場のこともご理解頂いています。

けれどもそれだけで良い法案なんか作れるはずがない。
多くの議員さんに味方になって頂かなくてはならない訳です。
今回のシンポジウムはそういった意味で本当に人選が良かったですね~。
石崎徹先生は、地元新潟支部の活動をとても気にかけて下さっています。
署名活動をしている時に応援して下さったり、
地元で地道に現場を回って下さるというのは、
我々にとって一番ありがたいことです。

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そういうことって表に出てこないので、議員さんなかなかやってくれないです。
シンガポールに視察に行っても、日本の現場は全く見に来てくれませんから。
現場を大事に思って下さる、天下の自民党の先生が、
我々、現場がボランティアで駆けずり回っているそのことを知って頂いている、
さらにそこに国も支援していこう!と発言して下さったことは大きな一歩となったと思います。

また、維新の会の片山先生は、本当に正直で良い方なんだなぁ~と実感致しました。
我々推進派の「シンガポールがうまくいったんだから、日本も大丈夫」という
お気楽発言には、本当に怒髪天をついています。
「そんなわけないじゃん!」と、推進派の良いとこどり発言にはうんざりなんです。
そのことを率直申し上げると、片山先生
「僕もそう言ってました(笑)」ってな感じで、本当に良い方だなぁ~と思いました。
片山先生、シンポ終了後に速攻でメッセージも下さり、
私から「今後味方になって下さい!お話し聞いて頂きたいんです!」のお願いにも、
二つ返事でご了承下さり、あ~!有難い!と実感した次第です。

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さてこれまで当会と共産党との繋がりと言えば、
なんと言っても清水忠史先生でしたが、
信じられないことに、清水先生が落選の憂き目にあい私たち大ショック!
でもとにもかくにも新しいつながりを!ってなことで、たどり着いたのが田村先生でした。
これは私が過去の議員の質問履歴をたどり、ギャンブル依存症の質問をされている先生は?
ということで探しだした先生です。清水先生にも繋いで頂きました。

田村智子先生、久里浜病院にも視察に行かれたそうですので、
次回は是非我々現場のお話しを聞いて頂きたい!
そうお願い申し上げました。
帰りがけに、仲間にも「私、必ずこの問題やりますから!」と
お声かけ頂いたそうで、仲間も感激いたしておりました。

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例え天下の国会議員といったって、
こうして繋がりを作って行くっきゃない!
我々も繋がりを作っていくためには、相当な努力をしなくてはなりません。
でも、必ず努力に報いてくれようとする議員の先生方はいらっしゃいます。

これからもそういう繋がりを大事に、
よりよいギャンブル依存症対策を作るために、邁進したいと思っています!

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