本当は優しい人?です
今日は、仲間の相談を受けていて、「う~ん、このパターンかぁ・・・」と、
思ったことがあったので、書きますね。
あのですね、私からみると、時たまとんでもない意地悪な人がいます。
仲間のご主人だったり、色々ですけど、
基本、私たちってどっちかというと、好きな人に優しくしたいじゃないですか。
「好きな人に力になってあげたい」「助けになってあげたい」「一緒に何かをやりたい」
とか、こんな感じで、優しさや愛で関係を築いていきますよね。
ところが、この世には何故か、意地悪や、その人にダメージを与えるようなことや、
皮肉や嫌味や、暴言や、その人が嫌がるようなことをわざとやって、
気を引こうとか、ずっとそばに居させようとか、思い通りにさせようとかって、
考え行動する人がいるんですね。
でも、やられる方は傷つくし、意味が分かんないじゃないですか。
嫌われてるのかなぁ~と不安になって、嫌な気分で毎日を過ごさなくちゃならなくなります。
で、いずれそんな暮らしにうんざりして、
やがて二人の関係はダメになって行くというのが、ある意味健全な姿なんだと思うんですね。
変な言い方ですが、こんなひねくれた愛情表現についていける人っていないから、
離れていくのが自然じゃないですかぁ。
ところが、どうしてもそこにへんてこりんな、ひねりを入れてしがみつく人が、
これまたいるんですよね~。
そしてその人たちは異口同音にこう言います。
「本当は優しい人なんです」
おお~出た~~~~~~!!!!!と思います。
分かりますよ、そう思いたくなる気持ち。
確かに分かるんです。
でも、その言葉の使い方には大きな間違いがあります。
それは、優しい人っていうのは普通「ず~~~~~っと」優しいんです。
本当も嘘もありません。
「本当は優しい人」って真実に直訳するとですね、
「普段は意地悪をしたり、自分勝手だったり、支配的な行動でしか自分の感情を現わせないけど、
ごくたまになんかの拍子で、優しいことを言ったり、やったりする人」です。
つまり「本当は優しい人=たまにしか優しくできない人」です。
この世の多くの人は、「あたりまえに優しい」です。
で時々虫の居所が悪い時に「優しくなれない」時があります。
でも、その時間配分が真逆の人がいるんですよね~。
そんなの嫌な奴ですよ。
でも、何故かそこにずっぽりはまって抜け出せない人は、
「本当は優しい」と、時たま優しくされたことを真実の姿ととらえるんですね。
だけど、そういうはまる人の真実は、
「時たま優しくされる落差に、脳内麻薬が分泌されている状況」です。
今日、ミーティング後のフェローで、話題になったんですが、
「猿がシロップを求める実験で、毎回シロップが出てくるよりも、
不定期に出てくるシロップの方に猿は夢中になり、強迫的にボタンを押す」
という我々ギャンブル依存症者におなじみの実験があるじゃないですかぁ。
まさにあれですよね~。
「たまの優しさシロップを求めて強迫的にボタンを押す。」
バカバカしいですよ。
毎回シロップが出る方が、良いに決まってるじゃないですか。
時間に余裕もできるし、キリキリ舞いしません。
良いですか、他の女は毎回普通に求めればシロップがでる機械を持っている。
自分の機械はたまにしか出ない。
もし買った機械が後者だったらどうしますか?
返品交換しますよね?
その機械を「本当は毎回出せる機械なんだ」と、やみくもにボタンを押し続けるでしょうか?
本当は優しい人なんて、本当は優しくないです。
あたりまえに優しい人をお勧めします。
いかがでしょうか?
目覚めよ!妻たち!です。
クリックでランキングがあがります。
にほんブログ村
依存症 ブログランキングへ
皆様、応援をお願いします。
うちの夫も「本当は優しい人」です。なので今朝は沙羅さんの直訳に大爆笑しちゃいました!沙羅さんの説明は真実ですね~わかりやすいし~納得です!この世の中に毎回シロップが出る機械なんてないって思ってたけど、自助グループ行ってみたらそんな機械を持ち合わせた人ばかりでした。私もそういう人になりたいな。沙羅さん、いつも面白くて為になるブログありがとうございます(^_^)