とても痛ましい事件に、今日は日本中が心を痛めていることと思います。
神戸小１女児殺害事件、亡くなった女の子のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

私は、夜のニュースでこの事件の詳細を知りました。
そして、とてもとてもとても残念でならないことがあります。
今日は、どうしてもそのことが書きたいです。

犯人とされる男性ですが、これまでに何度もお酒で問題を起こしていたようです。
裸で路上で寝ていたり、怒鳴ったり、お酒を飲むと人格が変わると、
近所の多くの方々が証言されていました。
また、警察の方も、度々出動され、対処に困っていたとか。

この時に、もし適切な社会的介入がなされていたらと、残念でなりません。
依存症かどうかは断言できませんが、
問題飲酒者であったことは間違いないのですから、
警察でも、保健所でも、精神保健センターでも、病院でも、民生委員さんでも何でも良いから、
どなたかが「アルコール専門病院への入院措置」か「治療施設への入寮」へと、
促すことができていたなら・・・と、悔しいです。

横の連携がどれだけ重要か、私たちは痛いほど実感しています。
警察から病院への連携など、法整備や知識の共有が絶対に必要だと思います。

問題は、複雑に絡み合っているものです。
表面的な問題の裏に隠された、抜本的な問題の介入制度が、
日本に取り入れられることを強く望みます。

私たちが、子供の貧困について取り組みたいのも同じ理由です。
問題は原因が一つではなく、複雑に絡み合っています。
そして、子供の貧困問題と依存症はとても密接な関係にあるにも関わらず、
そのことに触れられることはあまりありません。
連携もあまり行われていません。

私は使命の一つに、「横のつながり」「連携をつくること」を掲げています。
大切な子供たちの命と未来を守るために、
どうかご一緒に、この問題を考えて頂けないでしょうか。

10/5（日）子供の貧困と不明児童についてセミナーを行います。
詳しくは「ギャンブル依存症問題を考える会HPをご覧下さい。

http://www.gamblingaddiction.jp/

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