どっちもどっちです

公開日: 

皆さん、本日はクラウドファンドのギフト、
爆笑トークにお越しいただき有難うございました。

あっという間の2時間。
そして、かなり危ない話のオンパレードでしたが、
ご来場頂いた皆さんにお楽しみいただけたでしょうか?

私自身は、大変楽しく、
そして昔の話を、懐かしく想い出しました。

あんなにもギャンブルに夢中になっていた日々。
今の刺激から比べたら、本当に同じことの繰り返しで、
つまんない毎日だったのですが、当時は「これこそドラマチック人生!」
と勘違いの日々でした。

で、今日は夫と一緒に会場に向かったのですが、
夫とギャンブルの話をしたりすると、
ムカつくというか、喧嘩になるというか、
そういう一色即発っぽくなる時があるんですね。

それというのも、大王製紙の井川さんなんかもそう言ってますが
私も、ギャンブルの中では「バカラ」が一番はまる、
これこそカジノの王道と思っているんですね。

そしてあの頃は、ギャンブラーがはまる悪魔の考え、
「ギャンブルにはなんらかの法則があって、
その法則を世界で最初に見つけるのはこの私だ!」と、
この私も、信じていたんですね。

「法則を見つけ、いつか必ず取り戻す日が来る」
そう思いこむことで、のめり込んでいる自分を、
無理やり安心させようとしていました。

で、これだけは絶対に言えるんですが、
二人ではまっていた時に、
なんせ夫は、博打が弱く、負けっぱなしで、
借金だらけで、自力では返せなくなっていました。
それに対して、私は自力で返したんですね、まがりなりにも。

それなのに、夫はバカみたいに、
「バカラ」より「ブラックジャック」や「ルーレット」の方が、
遊びとしては効率も良いとか、
ブラックジャックやルーレットは、店との闘いだけど、
バカラは客同士の食い合いで、バカバカしいとか、
それこそ「だからどうした!?」というような、
目クソ鼻くそな理屈を、
必ず上から目線で言ってくるんですよね~。

どっちもどっち、どうでも良いじゃないですかそんなの。
どっちも負けるように出来てる博打ですよ、所詮。

しかも私が、「あの頃必ず法則を見つけると思ってた。」と、
いうようなことを話すと
「えぇ~!?そんなこと真剣に思ってたの~?
俺は、所詮博打だと思ってたよ~。」と、
まるで自分は冷静だったという様な、
認知がゆがんだことを、言いだすので、
何言ってんだ!?と、腹が立ってきます。

ギャンブラーは一生、自分のギャンブルを、
客観的に見れる日は来ないなぁと改めて実感した日。
あれから20年経っているのにです。
「いやいや、あんた走り(負け)まくってたじゃん!?」
「借金返せなくて、迷惑掛けまくったのあんたじゃん!?」と、
まさに「やられた方は忘れない・・・」の法則ですよね~。

なのに何故か夫はギャンブルに関しては、
「自分の方が分かってる」っぽく必ず上から語るんですよね~!?
死ぬほど腹が立ちます。

確かに、私は競艇も、な~んも知らなかったし、
夫のように、出身地がどうのとか、
そういうデータには一切の興味がありませんでした。

じゃあ、何に頼ってたかというと、
出目の法則みたいな、勘です。
簡単に言えば「今日は8日だから足して8になる数字で買おう」
で、3-5とか2-6を買うとか。
なんかそういうこじつけとか、占いみたいなものが好きでした。

で、あ~じゃない、こうじゃないと、データが好きな夫は、
そういう私を、心底バカにしてる傾向がありますね昔から。
でも、結局負けてばっかいたんですから、
どっちもどっちなんですよ。
どっちも当たらないんです。

で、そう言うと夫は必ず、
「結果だけ言えばそうなんだけど、
でも、なんたらかんたら・・・
バカラはバカらしい・・・うんぬんかんぬん」
と、結果はどっちも負けるじゃん!?同じ事じゃん!?
バカラが客同士、ブラックジャックが客VSハウスの闘いって違いに、
何の意味があるの?ってことに、必ずこだわるんですよね~。

「大根は一度たくあんになったら、二度と大根には戻れない」
と良く例えられますが、
「ギャンブラーは一度ギャンブラーになったら一生ギャンブラー」
とつくづく思います。

「だって、あんたの方がいっぱい負けたじゃん」
という事実を過小評価し、
絶対に、ゲームとしての「やりがい」とか「効率」とか、
そこを力説したくなる夫。
そして、それに反発したくなる私。

つくづくこの人と、ギャンブルに関して、
冷静に話せる日は絶対に来ない・・・
と、今日も改めて思いました。

普段、本当に色んなことを穏やかに話し、
相談したり、語りあったりできるのに、
それがギャンブルに関しては一切ダメですね~。
お互い、熱くなりすぎるし、
相手に分からせようとこだわりすぎちゃいます。

やっぱり、私たちのアレルゲンはギャンブルだわ~と、
実感しますね~。
あ~やだやだ。二度とあんな殺伐な日々には戻りたくないですね。
クワバラ、クワバラ。

夫は、ギャンブルについて語り合うことも、
ご法度、厳禁ですね~。
治っちゃいないです。
君子危うきに近寄らずだと思いました。

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Comment

  1. P より:

    Ricoが語る驚きのギャンブル体験 爆笑トークは、は~へ~と、驚きながら、笑わせて頂きました。りこさんご夫妻の回復も、奇跡なんですね。完治はないのだから、回復の道に歩める事への感謝をあらためて感じました。昨日のお話の中で、クラウドファンドプロジェクト「ギャンブル依存症を防ぐ10代向け教材を作成したい!」は、多くの方の思いとりこさんと仲間の協力で、また一つ大きな夢が形になると伺い、心から嬉しく思いました。

    • rico より:

      Pさん、コメントありがとうございます。
      笑って頂けて良かったです~。良い教材も作りたいと思います。
      皆様方のご協力に改めて感謝です。

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