はぁ～、今日のミーティング後のフェローは笑ったなぁ～。
いかに共依存女子の恋愛がへんてこりんか・・・
という事例集を話し「あるある～！」と、
爆笑してしまいました。

私も若い頃は本当に、ダメダメ恋愛してましたなぁ～。
特に「あの時なぁ～、あの人とはまってないで、勉強してればなぁ」
と思うのが、高校３年から浪人時代。

不誠実で、嘘つきなんだけど、
女の気持がよく分かる、優しい男。
そしてシュチュエーションは神田川。
貧乏アパートでの半同棲は
もう典型的、共依存女子の大好物パターンじゃないですかぁ。

はぁ～、もう一体何が良かったのか全く分からないですけど、
とにかお互い身動きとれないくらいどはまりしてましたね。

彼は４歳年上でしたけど、働いてなかったんですよね。
時々、バイトしてましたけど。
そのうち、ポーカーゲーム喫茶でバイトして、
なんと逮捕されちゃうという、美味しいシュチュエーション。
もうこの時の私、悲劇のヒロインでした。

多分ですね、私たちって貧乏美化時代とバブルの、
はざまを生きた世代なんですよ。
高校時代までは、まだ７０年代をひきずっていて、
桃井かおりさんの「もう頬づえはつかない」とか、
秋吉久美子さんの「妹よ」とか「赤ちょうちん」という、
貧乏四畳半映画が、大ヒットしたアンニュイな時代。

親や世間に反抗してこそ若者のあり方だぁ！
みたいな感じなんですけど、
家を飛び出したはいいけど、世間の風は冷たく、
就職先もなくて「あぁ、昭和枯れすすき」みたいな時代でした。

そして、その映画にあこがれまくって影響されまくったこの私。
青春時代と言うのは、いつでも恥ずかしいものですが、
あの時の感覚は一言で言って「酔っていた」ですね～。

「この人は私がいなくちゃダメになる」
ある種の女子には、この言葉は麻薬と同じ。
そう考え続けるだけで、ドーパミンがドバドバでます。

今なら良く分かりますよ。
普段ほとんどつまんないし、お金もないからじっとしている。
当然喧嘩になるし、男の方は浮気っぽい。
もう嫌だこんな生活！って思う訳です。

でも、「もう別れよう・・・」って話になると、
とんでもないオーバーリアクションで、
「別れたくない！別れられない、一緒にいてくれ～～～～～」
となる・・・すると必要とされる喜びをばぁ～っと感じるわけです。

で、もう脳はこの時の快感を覚えちゃってるから、
普段辛くてもこっから居なくなっちゃうと、
もうあの快感味わえないのね・・・ってなっちゃって、
それを阻止するために、脳は一生懸命
「私がいないと、ダメになる」という、
間違った情報を流し続けるんですよね～。

パチンコで言えば、全然リーチもかからない状態。
「もうやめよう・・・」と、手じまいしようとしたその瞬間、
確変に入って、あたりがドバ～！！！
みたいな感じでしょうかね。

そういう、「時々あたりが出る」ってな状況に、
ドーパミンて、激しく刺激されるんですよね～。
本当に私の共依存も筋金入りです。

でも、この「脳の快感の記憶」ほど厄介なモノってないですよ。
これこそ依存症の正体。
この記憶を上書きするのにどれだけ時間と努力を必要とするか。

その後、時代はバブルになり、
貧乏な若い男なんて、殆どいなくなってしまい、
私の神田川時代も終わりを告げました。

あぁ、回復して良かったなぁと、
過去のことを振り返ると思いますね。
いくらなんでもあれは酔いすぎ。
ホント「勉強すればよかったぁ～」と思いますよね。
貴重な１８歳、１９歳を彼の一挙手一投足に囚われて終わったんですから。

最後は、もちろん手ひどく振られました。
私って、共依存ひどすぎて、結局向こうから離れてくれないと、
離れられなかったんだと思います。

その後、いくつかの恋愛を経験し、
元夫とも結婚し、離婚し、
そして今の夫と巡りあい、
そこでもバリッバリの共依存を発揮する訳です。

今でも覚えてますけど、
夫とまだ結婚する前、あまりに借金ばかりする夫に
「もう別れよう、あなたは私と居るとダメになる」
って、上野のスパゲティ屋さんで言ったんですよね。
でも夫は言いました「別れないで～！」
でた～ドーパミン攻撃～！
上手くできてますよね～。

夫婦の場合、尻拭いしたお金って、
結局取り戻せないじゃないですか。
家計が一緒なんですから。
で、そう考えると、恨みでいっぱいになっちゃう人がいますよね。

私なんか夫に散々尻拭いもしましたけど、
その後、私も大金を使ったので、全く恨みはありませんが、
夫だけが大金を使ったという人は、
「あの頃、夫からドーパミンを買っていた」
と考えてはいかがでしょうか？
そうすると恨みも少し減るかも・・・！？

今日から夫の会社は無事６年目を迎えました。
FBにUPされたいたので
「おめでとう！」と入れると夫は、
「内助の功出今の自分がある、間違いなく！」
と返信してくれました。

今の私も、もうドーパミンを過剰に出したりしません。
ただ、今の幸せをかみしめ、感謝に包まれるのみです。

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