「ギャンブル依存症対策推進のための勉強会」です

公開日: 

仲間の皆さん!そして私たちを応援して下さる皆々様、
本日は画期的な一歩を踏み出した記念すべき日です。

昨日のブログでもちらっと書きましたが、ついにですね、
「ギャンブル依存症対策推進のための勉強会」という、
超党派の衆参両議員の先生方による勉強会が行われました。
苦節11年、ついにこんな日が来た!と、感無量でございます。

参議院政策審議会でお世話になった宇都先生、
常に私たち依存症者のことを考えて下さる、初鹿先生や薬師寺先生、
また、IR推進派の岩屋先生などもご出席くださり、
本当に先生方のご尽力に心から御礼申し上げます。

今日は、マスコミさんも沢山来られ、
また、我らが蒲生先生、佐藤拓先生が講師として、
ご参加されました。
私も、ご挨拶だけさせて頂きました。

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「カジノには賛成反対あっても
ギャンブル依存症対策はどのみちやろうよ!」
という心意気で、IR賛成反対どちらの先生もご参加下さった、
画期的な会となりました。

最初、発起人に名前を連ねた先生方に、
IR反対派の先生が多かったようで
「反対派の決起集会なの?」などと、
私のところにもお問い合わせが相次ぎ、
面食らっておりましたが、
本日の勉強会では、賛成、反対どちらの先生も、
「IRとは切り離して依存症対策を!」とおっしゃって下さり、
まさにそれを願い続けてきた私は、
「やった~~~~~~~!!!!!!!」と心の中で、
快哉を叫んでおりました。

ただ一部のマスコミさんが相変わらず、
賛成派VS反対派の図式をあおり、
IR推進派が参加したのは
「勉強会の動きをチェックするためだ」なんて、
書いてあって、いい加減にしてほしいなぁ・・・
とつくづく思いました。

チェックって、バカバカしい。
笑っちゃいますよね!
子供じゃあるまいし、チェックしなくたって、
反対賛成なんて自由におっしゃるでしょうよ。

ギャンブル依存症を、カジノの是非を問うネタに使い、
センセーショナルに、おどろおどろしく書くことを、
マスコミさんもどうかやめて頂けないでしょうか?

ギャンブル依存症は、ただの生活習慣病です。
今まで解明されてこなかった、病気なんです。
ただ、理解しにくい病気で、偏見が強く、誤解が多い病気なんです。

何が誤解を生むって、発症原因がギャンブル及びギャンブル性の高いものを、
やったことにある・・・これです。
そこが同情されない根本原因だということは、
重々分かってます。

でも、違法じゃないんです、ギャンブルは。
国をあげて取り組んでいる、
いわば国と地方の財政に寄与するために、
ガンガン推進されてることじゃないですか。
CMをバンバン打って、国中で
「ギャンブルやりましょう!」と誘い水をまいてるわけですよね。

またパチンコだってそうです。
巨大産業として、そこに関わる人たちに
大きな利益をはじき出している産業です。

そして、そのお誘いにのって、病気になったんです。
でも、全員が病気になる訳じゃないんです。
そこもまた、病気になった人には辛いところです。
なった人が悪い!って、思われるからです。

でも、うつ病だってなんだってそうですよね。
どんなにブラック企業に勤めていたって、
うつ病と無縁の方もいるし、
逆にうつ病から自殺まで追い込まれる、
重篤な症状に陥る方もいる。

だからって、ブラック企業をつぶせ!
なんて運動にならないじゃないですか。
ブラックの部分を改善して下さいとは言われますけど。

ギャンブル依存症も同じです。
推奨されて、はじめたら、病気になっちゃう人がいる。
だからその部分だけ、助けて下さいってお伝えしてるんですね。

それを、その企業自体をつぶせ!許すな!
ってなると、そっちの議論でそれこそ何十年もかかるわけです。

今日も、うがった見方で、折角のギャンブル依存症勉強会を、
カジノ問題にすり替えた記事がネットにでて、
そのコメント欄を見ると、ずら~っと
「カジノの前にパチンコ潰せ!」
「パチンコを廃止しろ!」といった、
一般の方々からのご意見が、それこそどば~っと並んでるんですね。

「カジノをつぶせ」「パチンコを全廃しろ!」
そういうご意見もあるでしょうけど、
それとは別に今ある依存症対策に早急に着手して頂きたい、
というのが我々の願いです。

だって、その議論に決着つくまで待ってたら、
いつになるかわからないし、
そもそも永遠に決着なんてつかないのかもしれません。

でも、今問題は起こってるんですから、
取り急ぎ、この病気を放置しないで欲しいんです。

そうお願いをし続けて、ついにできた超党派勉強会。
IR賛成反対どちらの先生も参加されて、
実際は、終始おだやかで、
先生方も大変理解ある発言をしてくださった勉強会でした。
本当に、嬉しかったです。

毎日新聞さんの記事が一番しっくりきました。
http://mainichi.jp/select/news/20150730k0000m010102000c.html

蒲生先生、拓先生のご講演もとっても良かったです。
「うんうん!その通りです!」と、
心の中でエールを送っておりました。

最後に、先生方と記念撮影させて頂きました。
本当に嬉しかったです。
先生方、ありがとうございました。

どうか、ギャンブル依存症対策推進のため、
ますますのご尽力をお願い申し上げます。

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Comment

  1. kenji より:

     明石の講演会は大変参考になりました。ギャンブル依存症の本がたくさん出ていますが、ほとんどがパチンコ依存症です。うちの子どもの場合はFXです。
     FXもレバレッジが高く問題になって、法的に25倍までになりましたが、うちの場合は去年の秋のことですが、ギリシャの金融会社を経由すれば200倍まで可能だったとかで、大金をなくしました。今年は、カードの融資が年収の三分の一に規制されているのにもかかわらず、あるカード会社では、ローン限度額が150万円だったのですが、FXで一時的に勝って200万円が入金されたので、貸し出し限度額が150万円プラス200万円の350万円になりました。他のカード会社も同様で、結局、全部負けて、年収の三分の二が借金になりました。このようなカード会社の過剰貸付も法的に規制されるべきだと思います。

    • rico より:

      Kenjiさん、コメントありがとうございます。
      そうですね、貸金業法に対する問題もありますね。
      でもそれは、私たちが努力しなければ誰も着手してくれません。
      ギャンブル依存症対策もやっと入り口に立ったところです。
      どうぞお力添え下さい。宜しくお願い致します。

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