連携作りの基本です

公開日: 

今日は、長崎に行って地域生活定着支援センターで、
視察をさせて頂きながら、取組について色々ご教示頂いて参りました。

地域生活定着支援センターというのは、刑務所等から出所した人で、
高齢者の方とか、障害のある方で、福祉サービスを受ける必要のある方、
更に、釈放後に行き場のない方などなどの、サポートをして下さる所です。

詳しくはこちら
矯正施設退所者の地域生活定着支援(厚労省)

長崎県の所長さんである、伊豆丸さんとは、
ずっと前にセミナーでお名刺交換させて頂いた後、
グラフ長崎というギャンブル依存症回復施設ができた際に、
相談会にお越し下さったことから、再びご縁ができた次第です。

で、伊豆丸さんのことは、仕事ができる方なんだろうなぁ~と、拝察していたのですが、
私の方もマジでギャンブラーの再犯防止について、
考えていかないとなぁ~と悩んでいるので、
もういっそ直接色々教えて頂こう!と、お願いにあがった次第です。

というのも、ギャンブルというのは、
様々な福祉サービスからもれてしまいがちで、
福祉に関わる方々からギャンブル問題を軽く見られていたり、
また「窃盗」「万引き」などの犯罪の陰に、
ギャンブルがある!ということが見逃されがちなんですね。

で、刑務所を出る → 回復施設に入る → 飛び出す → 再犯
なんてパターンが、ちょこちょこあるんですけど、
じゃあ今度出てきた時どうするの?ってなるわけですよ。
もう一度施設でやり直す!ってなれば良いですけど、
「二度と施設は嫌!」なった場合ですよね。

どこかで自立できればいいですけど、
なんかブラブラしていて危ないなぁ~なんて時、
気にかけたりしてますけど、もう正直私のボランティアでは限界です。
人手も知恵も足りないです。

実は、現在1件、まさに気がかりな人をモニタリングしているので、
こんなケースは、どうにかできませんか?
ってなことを相談にあがってきました。

はぁ~!行って良かったぁ~。
グループホームや、就労支援など、まさに私が欲しかったサービスが、
こうやれば受けられるんだぁ~ってことがよく分かりました。
一人でアップアップしていた感じでしたが、
光明が見えた感じで、ホッとしました。

世の中「連携!」「連携!」って言われますけど、
実際の所連携なんて本当に出来てないですよね。
それぞれの活動が全然知られてないし、顔も見えません。

今日は、当会の長崎支部の仲間と、長崎県庁でも打ち合わせがあったんで、
つくづく思ったんですけど、連携作りって結局の所、
いかに知り合いが作れるか?
しかもなるべくウマが合う人、のりが合う人と!って感じですよね~。

お仕着せで、連携を作りなさい!
なんて集められても上手くいかない気がしますね。
やっぱ、連携って所詮人間同士の繋がりですから、
モチベーションとかポテンシャルが大切じゃないでしょうか?

特に、連携作りの最初は、熱い有志が集まって基礎を作った方がよい気がしますね~。
伊豆丸さんは、そういう意味でもすごく頼りになる方なので、(しかもイケメン!)
ギャンブル依存症の再犯防止策について、
連携を作って頂けたらなぁと思っております。

あ~、ホントどうしようか悩んでいたので、
少し気が楽になりました!

依存症者って、家族は手出ししないっていう基本スタンスがありますし、
長い間離れていたご家族だと、様々な事情もありますよね。
でも全く誰にも頼れないんじゃ、本人も困るけど、ご家族も不安ですよね。

まだまだ私の知らない人、システム、団体はあるわけで、
これからもアンテナ立てて、少しでも沢山の仲間の手助けができるよう、
頑張っていきます。

皆様も、世の中こんな支援もありまっせ!
こんな熱い人がいるよ~!
ってなことがあったら教えて下さい。
どうぞ宜しくお願い致します。

クリックでランキングがあがります。
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 依存症へにほんブログ村
依存症 ブログランキングへ

現在国内の推定罹患者536万人(2014年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!
ギャンブル依存症対策を求める10万人署名プロジェクト

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
PAGE TOP ↑