はまる脳みそです
少し前になりますが、夫と映画「エベレスト」を観てきました。
面白かったんですけど、実は私、最後の方はムカムカしてきてしまい、
なんかや~な気分で映画館をあとにしました。
これから観ようと思っていらっしゃる方のために、
詳細は避けますけど、ちょっとネタバレするかもしれません。
悪しからずご了承ください。
依存症というと=意志の弱いダメ人間と思われがちですけど、
実際は脳の機能不全で、自分ではコントロールが効かない状態になっている訳です。
本当は、恐いし、刺激がありすぎるし、
そのために生活は脅かされるし、お金もなくなるし、
家族に迷惑をかけるし、心配もさせるし、
友達はいなくなるし、
良いことなんかなんもない。
でもやらないと、うつっぽくなるし、
イライラするし、なによりもそれやらないと自分には
何もないような気がして、心の空白が耐えられなかったんですよね。
そんな訳で、私の場合はたまたまその心の空白を埋めたものが、
ギャンブルと買い物と共依存だったために、
自分にも他人にも、愚かなやつと思われ続け、
益々孤独になり、誰にもわかって貰えないと、
事態を長引かせてきたわけです。
でもエベレストを観て、
「なんだ登山も同じじゃん!」って思ったんですよね。
この人たちも依存症じゃん、すっごい迷惑な話じゃんって。
それなのに何で登山だとイメージが良くて、
ギャンブルだと「勝手に死ね」とまで言われるんだろうって、
腹がたっちゃったんですよね~。
この映画で観る限り、家族は別にエベレスト登山を、
喜んでなんかいないんです。
だって家族を顧みず、大金を使って、しかも死ぬかもしれない、
危険なことを、年中繰り返す人が夫だったらどうですか?
絶対嫌じゃないですか?
しかも山は環境破壊されゴミだらけ。
それでも現地では、現金収入欲しさに、
どんどん登山者を受け入れていくわけです。
そしてツアーを企画主催した民間会社は、
自分たちのことしか考えず、
他のツアー客ともめてばかり。
変わりやすい山の天気、一時のチャンスをものにしようと、
エゴむき出しです。
そして登山者も登頂成長後の、
賞賛や名誉を得るために、
ルールを守らず、危険に身をさらしていきます。
なぁんだ、現実はこんなもんなのか・・・
と、がっかりと同時に怒りが。
すっごいハタ迷惑をかけているのに、
ひとたび登頂成功すれば、のど元過ぎればなんとやら・・・
で、また出かけて行こうとします。
まさに依存症者。
でも、そんなこと全く言われませんよね。
身体を動かすことに対して美化しすぎですよね。
なんだかなぁ~と腹が立ってしまい、
全然気分転換にならない映画でした。
プリプリ・・・
でも、つまんなくはないので、
はまるって仕組みを知りたい方、
一度ご覧になってみてはいかがでしょうか!?
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