ずっと書きたかったのですが、
なかなか機会がなくて書けずにいたので今日こそ書きます。
ちょっとした合間に、夫と今話題の映画インターステラーを観て参りました。

この映画、賛否両論あるようですが、私はものすごく感動して、
終わりにはほぼ号泣してしまいました。

実は、夫が最初に観て「マジですごく良かったからもう一度観たい」
とのことで誘われ、私も行ったのですが、ホンマによかったぁ～。

この映画の究極のテーマは「愛」なんですよね。
地球を救うカギは「愛」そして「勇気」「信じる心」。
あぁ私ももう1度観たい！

夫も、2度目の方が良く分かったと言っていて、
確かに難解な所が多々あるんです。
そもそも根底に流れているテーマが物理学で、
相対性理論とかブラックホールなどがバンバンでてきます。

まんずまんずぶっ飛んだ映画で、
「なんじゃこの世界観」という感じなんですけど、
でも、私たちプログラムをやってる人なら、
絶対分かるんですよ、そこに込められたメッセージが。

実は、感動の序章は、先日行ったおっちさんの講演会にあったんですね。
「常識の壊し方」
あれ、実に好評だったんですけど、
そこで5次元の世界が出てきたんです。

今5次元の世界を「ある」と仮説して実験している
リサ・ランドール博士という方がいるんですね。
その方をオッチさんがご紹介下さったんです。

そしてインターステラーの中でも、
5次元の世界が出てくるんですね。
（そうそう、オッチさんもこのインターステラー
「はまった！」とおっしゃってました。）

オッチさんがおっしゃったことですごく面白かったのは、
私たちは「五次元の世界」と聞いても、「そんな馬鹿な」って、
ついつい思って、ハナから否定しちゃうじゃないですか。

でもかつて地動説をコペルニクスやガリレオが唱えた時も、
人類は同じことを言ったんですよね。
「地球が回ってるだって！そんな馬鹿な！」って。
だって実際まわってることなんて実感できないんですから、
「そんなばかな！」ですよね。

でも、ある日「それでも地球はまわってる」っていう方が
本当だったとわかる日が来る訳です。
その時、きっと皆ビックリした訳ですよね。
「へぇ～、マジ～、地球まわってんの～？今も～！？」って、
当時の老若男女皆さん驚いた訳ですよ。
「マジ～！？」「うっそでしょ～」って。

それこそ、常識がひっくりかえった瞬間ですよね。
だけど、それほど全てが覆された瞬間でも、
日常生活は淡々と普通に続いたって言う話をオッチさんがされたんですね。

びっくりして、ひっくり返って驚いたけど、
でも、生活はな～んにも変わらなかったって。

考えてみるとそう！そうなんですよね～。
万が一ですよ、明日「実は天動説が本当でした。」って、
世界中の科学者が発表したとしたらですよ、
「えぇ～、じゃあ今まで教えられてたのなんだったの？」って思いますけど、
そもそも良く分かってもいないし、
実感できてることでもないことですから、
びっくりはするけど、生活にな～んの影響もないじゃないですか。

惑星だって、水・金・地・火・木・土・天・海・冥だったり、
土・天・冥・海になったりしてますけど、
聞いた時はびっくりするけど、どうってことないじゃないですか。

ものすごい発見なんだろうけど、だからってすぐに何かが影響する訳じゃないし、
しかも絶対的に信じてたものなのに「違うよ」って言われたら、
証明なんか理解できなくても、あっさり信じてた世界感が変わっちゃうんですよ。

そうだよ～！人間てそんなもんだよ～って、
その真実に衝撃を受けたんですよね。
まさにビックブックの不可知論者に書いてある通りじゃないかぁ！って。
私たちは理性だけで生きているんじゃないよねって。

そしてこのインターステラーはまさに、
このビッグブックの不可知論者の章を書いたような映画なんですよね。
しかもそれをとてつもない壮大なスケールで描いているんです。

「論理というのは良いものだ。私たちはそれが好きだった。今も好きだ」
「私たちは理性がすべてではないことを知った。何もかも理性に頼ることはできない」
ってビックブックにあるじゃないですか。

この映画のクライマックスって、まさにそんな感じなんですよね。
「もう、分かんないよね。でもこれやってみるっきゃないじゃん」
ってな感じ。あんまりいうとネタばれしちゃうのでもどかしいですけど、
でもつまり、
「分かんないけど、これやるっきゃもうないんだよね」って、
信じてやってみるっきゃないって、
これまでの思い込みを取り除いて、勇気をもって突っ込む訳ですね。

そうすると、その先には「愛」があったんですよ。
「愛」がね。

あぁ～思い出しただけで、涙が出ちゃう～。

もしかしたら5次元の世界だって本当にあるかもしれない、
でもあったとしても生活なんか何も変わらない。
絶対なんてない、だから理屈に合わなくたって、
人って信じることはできるんですよね。

証明なんかできなくても、実際に感じることができなくても、
人って変われるし、信じることはできる、
直感を信じて、勇気をもって行動しちゃえば、
そこに愛がある限り、きっとうまくいく。

動機に純粋な人を助けるという「愛」がある限り、
必ず上手くいく！というそんな映画だったなぁと感じました。

これから観に行く方、キーワードは「ガルガンチュワ」です。
思い込みを取り除いて観て下さいね。
私も、もう1回観に行く予定です。

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