今年の10大ニュースです

公開日: 

今年も余すところ1日となりました。
今年も本当に沢山の方にご指導ご支援いただき、
感謝の1年でした。
応援して下さった皆様方に心より御礼申し上げます。

さて、今日は今年1年を振りかえって
10大ニュースをピックアップしてみたいと思います。
本当に今年も沢山の出来ごとがありました。

まず、なんといってもNO1はこれ!

1.著書「三代目ギャン妻の物語」(高文研)、「ギャンブル依存症」(角川新書)が、
出版されたこと!

本当に嬉しかったですね~。
本を出すことは私の長年の夢でした。
「ギャン妻」では、自伝的要素で病気の概念と、回復プログラムについて、
「ギャンブル依存症」では、社会問題について書かせて頂きました。
ギャンブル依存症という病気の理解が少しでも進むと良いなぁと思っています。
来年こそ「ギャン妻」で流行語大賞を取りたいと思います!

2.ギャンブル依存症専門回復施設「グレイスロード」を、
立ち上げることができたこと。

「なるべくご家族の負担を減らした、良心的な回復施設を!」
と願い、検討してきた結果、現代表の佐々木 広と協力関係を得られ
ギャンブル依存症専門回復施設を開設できました。
私は、経営には関わりませんが、プロデューサーとして、
現在も関わっております。
悲願が叶い、大変嬉しかったです。
http://gracelord.jp/
献金、献品等で、お力添え頂いた皆々様方に、
心より御礼申し上げます。
今後とも応援のほど、宜しくお願い致します。

3.フォーラムが大成功したこと

11/28に行いました今年のフォーラムでは、
元関脇 貴闘力関をメインゲストにお招きして「ギャンブル依存症対策推進フォーラム」
を開催致しました。
このフォーラムは、会場が満員になったばかりでなく、
10社を超えるマスコミさんに取材して頂くことができました。
お陰様でTBSのニュース番組や、朝日新聞さん、日経新聞さん、
ヤフーニュースさんでも取り上げて頂いたので、
Twitter等でニュース記事を沢山流して頂くことができました。
この問題の啓発に役だっただけでなく、貴闘力さんのお話は、
ユーモアたっぷりでありながら、さらに示唆に富んだ内容で、
その後のシンポジウムも大変充実した内容となりました。

フォーラムの様子はこちらから。http://logmi.jp/tag/%E3%82%AE%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AB%E4%BE%9D%E5%AD%98%E7%97%87

4.「ギャンブル依存症対策を推進する超党派勉強会」が参議員会館で開催され、
オブザーバーとして参加させて頂いたこと。

各党の先生方にご参加頂き、また、毎回官僚の皆さまもお見えになり、
ギャンブル依存症対策推進のための、協力な後押しとなりました。
事務局となった自民党 宇都隆史先生はじめ、
ご指導頂いた全ての先生方に御礼申し上げます。
来年度は政策が実現致しますように!

5.経団連、自由民主党 政策審議会、維新の党の勉強会で、
講演をさせて頂いたこと。

日本の中枢を担う皆様方に、ギャンブル依存症の現場からの声を、
お届けさせて頂けたことは、大変有難く、
また私自身もこのような場に立つことになるとは、
本当に驚きで、貴重な体験をさせて頂きました。

6.「ギャンブル依存症対策を推進する10万人署名」を開始したこと。

海外並みのギャンブル依存症対策の推進が私どもの目標です。
そのために現在も10万人署名を開催致しております。
できるだけ早く目標の10万人が達成できるよう、
来年も頑張って参ります。
ご署名まだの方は、是非こちらからご協力のほど宜しくお願い致します。
https://izonsyo-syomei.org/

7.「ギャンブル等の理由で起こった事件簿」が発行できたこと。

およそ1年、仲間と力をあわせ、やっとのことで産み落とすことができたこの冊子。
ご覧頂いた皆様方に「すごいインパクト!」と、
おほめの言葉を多数いただきました。
現在も継続して、記事を集めております。
また、冊子ご希望の方はどうぞ考える会にご連絡下さい。
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8.「PHP」さん、「婦人公論」さん、憧れの雑誌に取材して頂いたこと。

考える会を立ち上げた時に「婦人公論さんに取材して貰えるくらい活動頑張ろうね!」
と誓いあい「目指せ!婦人公論」というLINEグループも作ったほどでした。
夢がこんなにも早く叶い、本当に嬉しかったです。
またPHPさんでタイトルにもして頂いた「最悪の経験こそ、最高の価値ある経験」
という言葉は、現在「地球の名言」というサイトに取り上げて頂けるほど、
ご好評を頂きました。
http://earth-words.org/archives/13076

9.横浜オフィスが立ち上がったこと。

新たに、横浜オフィスを立ち上げ、横浜で活動されている皆さま方と、
連携が作れたことは、今後の大きな財産となりそうな予感。
来年度からは、毎月横浜オフィスで相談会を開催致します!

他にも、まだまだ書き足りないことは多々あれど、
このように、本当に少ない資金で、仲間と助け合い、
草の根活動を続けている私たちですが、
今年も信じられないくらい多くの発信や、連携を作ることができ、
とても充実した1年間でした。

これもひとえに応援して下さった、皆々様方のお陰と、
心から御礼申し上げます。
どうか来年も変わらぬご支援のほど、宜しくお願い致します。

さて10大ニュースと言いながら9つしかあがっておりませんが、
最後の一つは、これこそが今年、私の中での最大の出来事でした。
そして2015年という年を、私は、生涯忘れることがないでしょう。

最大の出来ごとでありながら、ランク付けできない出来ごと。
それは上記にあげたような、心躍る出来ごとではないからです。

最後の一つ、それは大切な3人の仲間の自殺です。

今年、私自身もそして当会も、大きな飛躍をとげた1年でした。
けれども、最初の自殺が3/1に起きてから、
私は、心の奥底で、ずっとずっと悲しみを抱えたままでした。
心の中にシーンと痛みを貯め込んだ場所がいつもありました。

再発による死もありました。私が、関わった仲間です。
お母様とも大変親しくさせて頂いておりました。
電話の向こうで、涙するお母様に、
なんと言って向き合って良いのか分かりませんでした。
死の数日前まで、ノートにプログラムを書きつづっていたという、
彼の苦しみと、生きようとした血のにじむような努力の爪痕に、
ふさわしい言葉を、ついに見つけることができませんでした。

そして、なんといっても、とてもとても親しかった、Sさんの死。
その訃報が飛び込んできたのは8/28のことでした。
信じられない気持でいっぱいでした。
その笑顔が忘れられず、私は数日間、一人になると自然と涙がこぼれてきました。

今も、こうしてブログを書きながら涙がとまりません。
いつもいつもどんな時もあなたは私を応援してくれて、
私が、その応援をどれだけ心強く思っていたことか・・・
いえ、応援ではなく、あなたはいつも私を絶賛してくれていました。
その笑顔と愛情あふれる言葉が今も忘れられません。

あなたのFBには、私の記事が沢山沢山シェアされています。
私は、時々それを眺め、ありがとうと感謝の気持ちと、
もっともっと、応援して欲しかったと、
あなたを失った悲しみを感じています。

だから、もう2度と同じ悲しみを繰り返すまいと、
私は、この活動に没頭しているのかもしれません。
ギャンブルで誰かが死ぬなんて・・・
そんな社会はもうまっぴらごめんです。

こんな痛みや、悲しみ、残された人間の苦しみなんて、
私たちだけで十分です。
これ以上、誰にも味わってほしくない。
そう思って一生懸命やっています。

たかがギャンブルだけれども、
ギャンブル依存症は甘くない。
人を死に追いやる残酷な病気です。

「依存症と言って甘えるな!」こんな言葉を良く聞きます。
本当は「ふざけるな!」と言いたい気持ちでいっぱいです。

なりたくてなった訳じゃない。
苦しみたくて、苦しんでるわけでも、
死にたくて、生きてたわけでも、
誰かを悲しませたくて、生まれてきたわけでもない。

「私たちは、病気と闘っているんだ!」と、
叫び出したい気持ちです。

けれども、社会の皆さまにそれを理解して頂けるのは、
もう少し先のことなのだと、受け入れてもいます。
辛抱、辛抱と言い聞かせながら、なるべく多くの人たちに、
わかっていただけるように、
そして今まさに死の淵に立っている人たちを、
一人でも多く救うべく活動しています。

皆、生きたかった。
生き続けたかったに決まっています。
大切な人を傷つけたくもなかった。
この病気の根深さに、疲れ果てただけなんです。

だから、今はきっと、仲間達は楽になったと、
そう思うことだけが、私たちのわずかな救いです。

大好きだった、Sさんを失った悲しみを、
私は活動で昇華させるしか、術を知りません。
だから、これからも頑張って参ります。

新しい年には、こんな悲しい出来事が起こらないよう、
活動をもっともっと広げていきたいと思います。

2015年は私にとって忘れ得ぬ1年となりました。
多くの喜びや、達成と共に、
深い悲しみを味わいました。

Sさん、新しい年も、きっと私たちを見守り助けてね。
大好きだよ。
今も魂は繋がっているよね。

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