「週刊女性」に異議あり!です

公開日: 

今日は、マジで週刊女性に、あったまきて抗議しようかと思ってます。
弁護士の先生方とかアドバイスして頂けないですか?
この病気で多くの人が苦しんでいるのに、
無知や偏見を助長するような表現に対して、
効果的かつ他社に対しても注意喚起できるような、
抗議をするにはどうしたらよいでしょうか?

って、もう腹が立って、週刊女性のTwitterにはコメント入れましたが。

ちょっと見て下さいよ、この記事。
闇カジノ通いの田児健一「ギャンブル依存症の目だった」

ばっかじゃね~の!週刊女性。
皆さん、こういうの違和感覚えないですか?

「『週刊女性』では、ふたりが通っていたカジノ店の元店長・Aさんに話を聞くことができた。」

って言ってるわけですよ。
本当に元店長なのかどうかは真偽すら怪しいと思いますけど、

で最後の方では、
「田児は1000万円、桃田も50万円ほど負けたと会見で明かしている。
これらの金は当然、バックにいる反社会勢力の資金源となっている。
だが、Aさんの話を聞くかぎり、彼らは罪悪感があまりなかったようだ。」

ってね、元カジノ店の店長は「さん」づけ。
仮にも、日本を代表する選手として頑張ってきた二人は呼び捨て。

そもそもバックに反社会勢力があったなら、
この元店長だって反社会勢力とがっちり繋がってる人じゃないですか。
その人に対し、丁重に扱い、しかも取材ですから、
当然取材費だって払ってるわけですよね。
こんな危ない橋、タダで渡るわけないでしょうから。

だったら週刊女性さんこそ「罪悪感があまりなかったようだ」じゃないですか。

皆さん違和感ないですか?
私はものすごくありますね。

そして、私が怒ってるのはここですよ!ここ!
「バカラって、別名“めくり”っていうくらい、
配られたトランプを見る瞬間が醍醐味なんです。
その一瞬で、大金を得るか失うかが決まりますから。
そのとき、アドレナリンが一気に出て、異様な目つきになる。
田児クンがトランプを少しずつずらしてのぞき込む目は、
そんな目つきだったそうです。まさに“ギャンブル依存症”の目だって」

ってね、ギャンブル依存症の目ってどんな目なんだよ!
って、まるで依存症者がギラギラと異様な目つきでもあるかの様じゃないですか。

むしろそんな異様な目つきになってくれるなら、
病気が分かりやすくて有難い位ですよ。
皆、あまりに普通だから、
家族ですらギャンブルに行ってるなんて分からなくて苦労している位なのに。

バカラはこの「しぼり」(普通はめくりなんて言いません。しぼりです。)
に確かに醍醐味があります。
そこでハラハラドキドキしますよ。
でも、じゃあそのハラハラドキドキしている人たちのうち、
誰がギャンブル依存症かどうかなんて目つきで見分けられるか
って言ったら絶対そんなことできるわけないですよ。

週刊女性さん、ギャンブル依存症はWHOでも認められた、
れっきとした病気であり、多くの方々、
そしてその家族が苦しみの中にいます。
相談に来るのさえ勇気がいるんです。
そして手遅れになれば、死を選ぶ人たちだっています。

だからこそ我々が偏見を取り除き、
早期発見早期治療に繋がるよう、
「回復できる病気です。早めに相談に行きましょう」
と啓発活動を必死にしているのに、
それを一瞬でぶち壊し、偏見を増長するような表現は絶対にやめて下さい。

ギャンブル依存症は、ダメ人間と烙印を押されることではありません。
病気と診断されることです。
そこをお間違いなく!

こんな偏見が増長されないよう、
早めに対処して、マスコミ各社に注意喚起を促したいのですが、
どうすれば良いのでしょう?
どなたかそういうご経験があれば教えて下さい。

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現在国内の推定罹患者536万人(2014年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!
ギャンブル依存症対策を求める10万人署名プロジェクト

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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