家族の回復物語です
今日は、山梨ダルクさんのセミナーに参加して来ました。
山梨ダルクは、グレイスロードと同じく山梨県内にあるので、
交流も盛んです。
しかし今日のセミナーは沢山の方々が参加して下さっていてびっくり!
ダルクさんという組織力があるから、
大勢いらして下さっているってのも勿論あって
埼玉、湘南、相模原、富山、群馬、広島などなど私が知っている方だけでも、
様々なダルクの施設長他スタッフの方と、久々にお目にかかれて楽しかったです。
皆さん、活動も気にかけて下さり、
ギャンブルの受け皿の心配などもして下さって、
本当に有難い時代になったなぁと思いました。
昔は「ギャンブルなんて病気なの?」ってな雰囲気だった気がします。
でも何よりも、地域の人たちが沢山参加して下さっているのには、
驚くと共に、とても有難く感じました。
山梨県にグレイスロードを作ろう!と思ったポイントの一つは、
この山梨ダルクが、地域に受け入れられている!ってことが、
とても大きかったんですよね。
以前、関わりを持った施設では、
地域社会から排除されていて、ご近所からとにかくクレームが多く、
肩身が狭い思いをしていたんですよね。
でも、そういうのって、多少は致し方ないとしても、
やっぱり自己肯定感は下がりますよね。
社会のはぐれモンみたいな、やさぐれた気持ちになります。
でも山梨は全然違ったんですよね。
ご近所づきあいはもちろんですけど、
行政から民間の方まで、私たち依存症者を受け入れ、
歓迎して下さっているんですよね。
最初びっくりしました。
でもここなら安心して回復できるなぁ~って、
とっても嬉しかったんですよね。
地道な活動のお陰だと思いますけど、
今日も総勢400名の参加だったそうですけど、
半分以上は地域の一般の皆さんの参加ですからね~。
ホントすごいなぁと思いました。
そんな中、今日は、私も少しだけ、
ほんの10分ほどメッセージを運んだのですが、
その中で、とっても嬉しいことがありました。
グレイスロードの仲間なんですけど、
私が、関わった大阪の仲間が、順調に回復してくれて、
10か月間ギャンブルをやめることができたんですね。
それで、今日はご両親が入寮後初めて息子さんとご対面したんです。
もうね~、入寮前はお母さん鬱になってしまって、
暗~くてどよよ~んって感じで、自助グループに来るのもやっと・・・
ってな状態で「大丈夫かな?」と、とっても心配でした。
頭はグルグルしてるし、お父さんは依存症のこと理解ないし・・・
ってな具合で、まずはお父さんの介入から始めたケースだったんですよね。
それが、息子さんが施設で元気になったら、
ご両親もどんどん明るくはつらつとしてきて、
今じゃいつも仲良し夫婦ってな状況なんですね。
ですから急遽私がお声かけして、
ご両親に舞台の上にあがって頂いたんです。
どうですこの写真。
グレイスのFBにあがっていたものを、
お借りしたんですけど、良いショットじゃないですか?
回復前は、家の中を嵐が吹き荒れていて、
みんなが緊張してこわばっていたのに、
それがうれし涙に変わる瞬間。
それが与えられるから私、頑張っていられるんだよなぁと、
今日はつくづく思いました。
やっぱり生き証人はいいですね。
会場の中にはきっとまだ苦しみの中にある、
ご家族もいらしたと思うので、
こうした家族の回復物語が、
希望と勇気になって貰えてら良いなぁと思ってます。
そしてこれからも私が、一組でも多くの
ご家族の回復物語のお手伝いができますように。
やっぱ現場仕事はいいですね。
今日は、私の仲間も各地から駆けつけてくれました。
久々にお会いできた仲間もいて、
めっちゃ嬉しかったです。
これからも回復し続けて、皆でずっと希望の灯をともし続けましょうね。
今日は来てくれてありがとうございました!
9月17日は、グレイスロードの1周年セミナーです。
是非、皆さま予定を空けておいてくださいね!
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