援助職の闇(病み)です
昨日、TwitterとFBに、「援助職のスキル的な共感ほどウザいものはない」
と書いたら、結構多くの方が共感してくれて、
やっぱそう思ってる人って多いのね!と、嬉しくなった次第です。
あの分かりもしないことを、分かった風に共感する人、
例えば、何かにプチハマりしたことを「私もそういうところあるから~」
とかって言いだす人いますけど、
「いやいや依存症ってそんなもんじゃね~んだよ!レベルが違うからさ」
と、グレたくなります。
でもですね、まあ無邪気な一般人は良しとして、私が嫌いなのは、
絶対に自分の方が上等な人間だと思っているであろう援助職による、
「弱くて可哀想な人たち目線」ですね~。
「あなたが悪かった訳じゃないのよ」とかって言われると、
「分かってるわい!そんなこと」と思っちゃいます。
あとあの「オウム返し」ですね。うざいの。
「辛くて・・・」「辛いのね~」ってね、
オウム返しが効くなら、高いカウンセリング料払わずに、
オウムに語りかけますよ、あたしゃ。
支援者側になってわかったんですけど、
時々、スキルでも勉強してみっかな~と思うと、
良く書いてあるんですよね~、こういうのをテクニックとして。
で、多分書いた人ってのは、なんていうのかな、
小手先じゃなくて、深掘りして共感できたりするんですよね。
でも文章にすると、ただの
・共感しよう
・「あなたが悪い訳じゃない」と伝えよう
・オウム返ししてみよう
ってなるじゃないですか。
んで、それを読んで、感度の悪い援助職が、そのまんまマニュアル通りにやる訳ですよ。
そしてそれを当事者たちが見抜き、うんざりし、絶望していく・・・
とまぁこんな構図ですね。
だから講義とか勉強って役に立たないと思います。
自分の問題として、やってみるってのがいいですね。
上手なワークショップってそういう風にやってる気がします。
私も15年の間、本当に色んな人に出会いました。
でも実際の所依存症で苦しんでた時に、手助けになった援助職って、
1人か2人しかいなかったです。正直な話。
また私が敏感に色んなこと察知しちゃうタイプですからね~。
やっぱ当事者・家族にまさる手助けはなかったですね。
殆どのカウンセリングや医療には、数回しか通わなかったし、
どこも勝手にやめちゃいましたが、回復しました(笑)
私が思うにですね、カウンセラーになろう!なんて人って、
なんか自分にも抱えてると思うんですよね。
偏見でしょうか?
だからまず依存症者に関わろう!と思うなら、
自分が自助グループに行き、12ステップやってみたらいいんじゃないの?って思うんですよね~。
あとは、もう繋ぎ役に徹してくれりゃあいいのに!って思います。
無理に共感しよう!なんて思わずに、
「あなたの気持にはなれないけど、助けたい気持ちはある」
と言ってくれた方が、よっぽど嬉しいですけどね。
んで、自助グループとかに繋げてくれるのが一番いいと思うんですけどね。
あとですね、逆にですね、
「いやぁ、僕も一応精神科医となったからにはさ、
良く効く治療法とか見つけ出したい訳よ。
だからさ、何が効くか色々やってみたいから協力してくれない?」
なんて率直に言ってくれる医者や、カウンセラーがいたらですよ、
絶対的に「信用できるわ~この人」って思いますね(笑)
無理な演技なんかいらないんですよ。
援助職も無理しなくていいし、分かろうとする必要もない。
むしろ「私と関わるあなたの本音はなんなのさ?」って思いますね。
「6回は通院してくんないと、このプログラム効果なしって言われちゃうから来てよ」とか、
「最近、ベットが空いちゃって、院長に起こられちゃうからさ~、ちょっと入院しない?」
なんて言ってくれる医者がいたら、そんな人も人気になりそうな気がしますね。
少なくとも私は好きになるし、言うとおりにしちゃうと思いますね。
んで、「いやさ~表面的な感想より、本音言ってくれない?
その方が面白い論文書けるんだよ」なんてね!
そんなこと言われたら、めっちゃ正直でフィットする言葉探しちゃいそうです、私なんぞ(笑)
んで、自分で気づきが与えられて、回復しちゃうんじゃないでしょうかね。
そもそも依存症者なんて、その下に共依存が隠れてるから、
依存症になっちゃうわけで、誰かの役に立ちたいんですよね。
だからむしろ下手に共感してくれるより、
「医者や病院の役に立ちたい!」って方が、やる気になる気がしますけどね~。
まぁ個人的な見解なんで、鵜呑みにしないで欲しいですけど。
とにかく下手な共感は、バカにされた気がするので止めて欲しいです。
マニュアル通りしかできない、自信のない援助職は、
まず自分の問題でプログラムやってくれることをお勧めします。
そうすりゃ本物が何か分かるはずです。
宜しくお願い致します!
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