シンガポール珍道中です

公開日: 

みなさ~ん、驚かれると思いますけど、
現在、シンガポールにおります!

昨日はシンポジウム、今日はシンガポール。
関係ないけど、韻を踏む・・・(笑)

何故、シンガポールに来たかというと、
あまりにIR関係の皆さんが、
「シンガポールと同じ対策をやればうまくいく」
と単純に思っていらっしゃることが常々疑問だったんですね。

でも私はそんなわけない・・・と、経験から思っているし、
実際、シンガポールの関係者の方々からの発信を見ても、
「そんなに簡単じゃないよ」ってなことをおっしゃっているんですよね。
あとシンガポールと日本じゃそもそもギャンブルの土壌が違う訳じゃないですか、

日本のIR関係の方が、ギャンブル依存症対策を安直に考えていたら嫌だなぁと思っていて、
まっIR自体がどうなるか全く分からない状態ですけど、
とりあえずやっぱ視察しておこう!って思い立ったんですよね。

んで、シンガポールには、NCPGというカジノを建設するために作った、
ギャンブル依存症対策の施設があって、そこを見に来たんです。
なかなか視察許可が下りなくなっているところなんですけど、
たまたまシンガポールに友人がいるので、この友人の熱いアピールのお陰で、
無事視察許可が下りたのが6月25日。

そこから、視察の日程が決まり、チケットをとったのが、
ぎりっぎりの先週の話で、本当に急にふらっと一人で視察することにしたんですよね。
しかも私、お金が全然ないのでScootという、
乗ったことのないLCCにチャレンジしてみることにしたんです。

LCCの格安航空券って、国内ならどうってことないですけど、
(それでもトラブルは結構あるけど・・・)
海外旅行にLCC、しかも英語がからっきしダメな私が、
一人旅なのに大丈夫か?と少々ビビりながらやってきました。

そして、いやはや案の定大変でした。

この便、台北でトランジットがあったんですね。
で、成田の時点の説明では、「トランスファーと書いてある方に進んでください。」
「係員も立って、カードもお配りしていますから、
間違って入国審査の方に行かないでくださいね」
ってな事だったんですよ。

私も「そんな間抜けじゃないわい」と思ってたんですよ。
何度も旅行してるし、なんとかなるだろう・・・位に。

で~も~、実際、台北ではですね、乗り換えも入国審査も、
同じ方に矢印がず~っとあるわけですよ。
どこに係員がいて、どこでカードを渡してるんだか?
全然そんな人見当たらないし、なんとなく人に紛れて歩いてたら、
案の定、入国審査場についちゃった。

やべ~、絶対ここじゃない!
ここじゃないことだけは自信がある・・・

え~?どこに乗り換え口があったの?ってな感じで、
改めて、旅行の手引きみたいなのを読んだらですよ、
なんとトランジットの時間は20分ってなってるじゃないですか!
げ~~~~~!
これまで経験したトランジットって、何時間もあって
「暇だな~」って感じで空港で時間をつぶすのが常だったのに、
20分~~~~~~~???しかも既に迷いすぎて、何分経ったかわからない?
ってな状態で、マジパニクりました。

皆さん、考えてもみてください。
海外旅行のトラブルで、行かれないってのと、帰れないってのは、
何とかなるじゃないですか。
でも、途中の空港で迷子ってどうよ・・・

半日と長時間のトランジットも嫌だけど、20分はもっと嫌~~~~~!
そしていつも思う海外の人の仕事ぶり、やる気のなさ。
日本人とは大違い。
海外の人の仕事ぶりを仕事というなら、
日本人は全員時給10円で働いているのではないかと思う勤勉さ!

私の英語が片言なのもあるけれど、
Scootのトランスファーゲートは何番?どこなのさ?
と焦って聞いても、皆、さぁ?とか、
「どこ行くの?シンガポール?じゃここ並んで」って、
だからこれ入国審査場ジャンよ!違うってば!って、
焦っても通じないし、真剣に聞く気もない。
ガードマンのお姉ちゃんたちじゃらちが明かないとばかりに、
とにかく戻ったんです。ダッシュで。

今来た道の、どっかにあるはず・・・
で、運よくインフォメーションがあったので、
そこで、Scootの乗り換えどこ?と聞くと、
最初はにこやかに聞いてくれたお姉さんも、
時間をみた瞬間、顔色が変わり、
「ココ真っ直ぐでBの8番よ!」と「早く行って!」
みたいな血相で叫んだんです。
で、私も猛ダッシュ。

途中荷物検査場があり「トランスファーカード持ってないの?」
ってなやり取りがあったんですけど、そんなもん配ってる人は、
もうとっくに引き上げてるんですよ。
まさか迷子の日本人が、入国審査場からダッシュで戻ってくるなんて、
予想だにしてないわけですから。

で、お姉さん「なんでカードないんだ!」ってな質問をしてきたんですけど、
他の職員さんが、「もういいよ!早くしないと!」と言ってくれ、
無事にゲート通過。
トランスファーカードシステム、空港という重要拠点で、
念密なようで大雑把な実態を知ったわけですが、そこはあえて考えず、
今回ばかりは、海外の大雑把仕事ぶりに感謝して、
走ってB8ゲートまで行ったんですけど、
とっとっ遠い。一番端っこじゃね~か!

やっとゲートが見えてきたら、もう大音響で
「Ms NORIKO TANAKA~~~~~~~」と、
台北の空港に私の名前が連呼されておりました。

はぁ~、もうへとへとですよ。
でもまあなんとか無事空港につき、
空港からホテルも、なんとかタクシーで無事到着できました。
よかったぁ、台北の空港のベンチで寝る羽目にならなくて~!

さて、明日の視察はどうなることやら?
楽しみです!

そうそう、今週末は東京でたけとワークがあります。
宣伝を忘れてましたが、元気になりたい人、行動学について学びたい人、
それとビギナーさんには、是非是非お勧めしたいので、
皆さん広報お願いします!
大阪は7/30です!
タイトルは「オンリーワンの幸せをつかむ方法」です!

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現在国内の推定罹患者536万人(2014年厚労省)のギャンブル依存問題。
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[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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