アディクションの日です

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シンガポール視察から、無事戻って参りました。
本当に色々な発見があって、財布には痛手でしたが、
気分は晴れ晴れ。
やっぱり気になることがあった時は、モヤモヤしてる位なら、
さっさと行動した方が良いですね~。

今回の視察で、すごく印象深かったことを今日は書きます。
それはシンガポールでは11/24がアディクションの日と決まっていて、
その日にあわせて、約1ヵ月くらい前から、様々な啓発活動、
例えば、ラッピングバスの広告とか、街中のポスターなど・・・
が行われ、11/24は様々なイベントが行われるのだそうです。

そのイベントの写真を見せて貰ったんですけど、
老若男女、皆ワイワイガヤガヤという感じで、
日本のフェスみたいな感じなんですね。

んで、1枚の写真に目がとまったんですけど、
おじさんがなにやら大きな紙に書いているんですね。

で、何を書いていたかと言うと、
「僕は依存症の人たちのために何ができるか?」
っていうことを、一人一人が考えて書くコーナーなんだそうです!

え~~~~~~!!!!!すごい~~~~~~~!!!!!
あったかい~~~~~~~!!!!!
と思わず感動です。

日本なんて「死ね」だの「一生刑務所にいろ」「パチンカス最低!」
なんてさんざん言われっぱなしなのに、
シンガポールではきちんと「病気」の理念が発達しているんですよね。

だからこそ、病気で苦しむ人のために何ができるかな?
って国民一人一人が自分ごととして、考えられるのだと思います。

私たちだってそうじゃないですか。
例えば、私、骨髄バンクのドナーで、一度骨髄移植もさせて貰いましたけど、
病気の人には何か出来ることがあればやりたいって思うのが、
支え合う宿命を背負った人類の本能の働きじゃないでしょうか。

献血をしている人、心臓移植を希望する人に献金する人、
AIDSの啓発に尽力する人、はたまた検体を約束している人、
などなど本当に多くの人たちが、協力をしあっていますよね。

依存症だって病気なんです。
私たちは悪人ではなく病人であって、
サポートさえあれば、回復も可能なのだと、
広めていきたいし、理解して下さる方々からも、
是非、広めて頂きたいと思います。

アディクションの日。
実は、数年前に関西の薬物の家族の仲間と、
「アディクションの日作りたいね!」って話したことがあったんです。
まさかシンガポールで実際行われていたとは、びっくり仰天です。

仲間の皆さん、私たちも「アディクションの日」制定に動きだしませんか?

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