ギャンブル依存症対策をカジノ批判と混在しないで!です

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最近本当に嫌になるのは、「ギャンブル依存症対策=カジノを作らない」
という人達です。
ハッキリ言います。その理屈は我々を見殺しにしろ!
と言っているのと同じです。

そもそもカジノを最終的に作るか作らないかを判断するのは、
誘致に手をあげている自治体の市民です。
最後は地方自治体の賛成がいるのですから、
カジノを作らせるな!と張り切っている人は、
手をあげている自治体でプロパガンダしたらどうですか?

我々は「競馬を撲滅しろ!」とか「パチンコ潰せ!」という活動をしないと同時に、
カジノには賛成も反対もしません。

しかし不思議なのは、
・入場制限もします
・ギャンブル依存症対策の費用も拠出します
・ギャンブル依存症に対するリスクも啓発します
などなど、「作らせてくれるならこんだけのことちゃんとやります」
と言ってるカジノには、大騒ぎの大反対でこれだけ騒ぐのに、
どうして既存ギャンブルはOKなんですか?

なぜ、街中いたるところにバカスカとどんどん出来あがり、
・入場規制なんかいい加減
・依存症問題?そんなの自己責任だろ!こっちの知ったこっちゃね~よ。
・対策?そんなことやったら売り上げ減るじゃねーか。
・天下り役員「そうだ!そうだ!業界縮小で我々の天下りポストが減ったら困るぞ!」
・「議員さん、こっちが困るような法律作んないでね。献金するから」「へへっ!いつもすみませんね~。お任せあれ~」
ってな、公営競技や、パチンコには騒がないんですかね?

ハッキリ言って、カジノと同じだけの厳しい基準を、
既存ギャンブルにあてはめたら、ギャンブル依存症なんかグンと減りますよね。

それとカジノ反対を声高に叫びながら、
パチンコ献金をごっそり貰ってる議員さんは、
良心が痛まないのかなぁ~と思いますね。
「ギャンブル依存症が~~~~~!」と叫ぶ議員さんに限って、
ギャンブル依存症問題なんて本音ではどうでも良いんですよね。

本当に思って下さる議員さんは、この日本の矛盾つまり
「カジノという経済効果を狙ったものと、バーターでしかこの国では、
ギャンブル依存症対策の議論など盛り上がりもしなかった。」という現実を、
しっかりと受け止め「田中さん今やるっきゃない!」と、
カジノ反対を叫ぶ暇があるなら、
ギャンブル依存症対策作りに動いてくれてますもん。

「カジノ反対!」がもはや依存症者のためじゃなく、
単なる政策の道具に使われていることなど、
国民の誰しもが気づいているんじゃないでしょうか?

今の問題は何と言ってもパチンコです。
こんな野放し状態で良いはずがありません。
不正くぎ問題もグレーのまんまです。
できてもいないカジノ反対を叫んでいる人達の中で、
本当に「ギャンブル依存症が心配だ!」と思われる方は、
なによりもまずパチンコ対策に動いて欲しいです。

私はギャンブル産業を全否定するつもりなどありません。
パチンコだけで雇用者は40万人もいるんです。
その人達が、全員失業したら大変なことになります。

そしてその経済効果も確かに大きいですよね。
「経済ばかり優先するな!」と言いますけど、
じゃあ福祉ばかり優先してたらどうなるのか?
と言ったら、国は滅びます。
ですから「共存していくしかない」と受け入れています。
だったら対策を作るしかないですよね。
ただそれだけのシンプルなことじゃないでしょうか?

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現在国内の推定罹患者536万人(2014年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!
ギャンブル依存症対策を求める10万人署名プロジェクト

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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