1/31記者会見!薬物報道のガイドラインです

公開日: 

先日、荻上チキさんの番組にお招き頂き、お話しさせて頂いた、
「薬物報道のガイドライン」の件ですが、
みんなで作ろう!薬物報道ガイドライン
明日、記者会見をさせて頂きます。

報道各位の皆さまは、是非ご参集頂き、
社会へ問題提起して下さいますよう
宜しくお願い申し上げます。

詳細は以下の通りです。
薬物報道ガイドライン ツイッター用

依存症報道というのは、まだまだ誤解や偏見が多く、
私たちもジレンマを感じております。
その中でも特にひどいのが薬物報道で、
薬物依存症者はそもそも違法行為を働いたのだから、
何をやっても良い!と言わんばかりに、
好きなだけ叩いているのが、現代のマスコミです。

けれどもそれは誰の得にもなりません。
何故なら、社会から抹殺しようと、社会復帰を許さない方向でいれば、
社会負担費が増えるだけですし、
またひどい報道で叩けば叩くほど、問題は顕在化しにくく、
早期発見早期介入は難しくなります。

確かに覚せい剤や大麻は違法ですが、
刑法と医療の部分は分けて考えないと、
真の再犯防止は果たせません。

例えば、うつ病や、統合失調といった、
同じ精神疾患だったら、病気の重い時にとった奇妙な言動を、
ことさら過剰に報道したりするでしょうか?

あまり良い例えじゃないかもしれませんが
「○○さんは、皆から自分なんか必要ないと思われているって、
信じているそうですよ。
困ったもんですよね、そんな話全くの妄想じゃないですか!
そんな妄想はやめて、早くシャキッとして社会復帰するべきです。」
なんて言いますか?

「げっそりやつれたように見えますね~。
子供のこと考えないんでしょうか?」
なんて報道したりしないですよね。

薬物依存症の人たちだって、「やめたい!」「やめよう!」
と悩み葛藤している訳ですし、
もちろんご家族だっているんです。

日本では薬物報道に関して、
「罪人」であることばかり強調されて、
「病人」であることに考慮されません。
そこを是正したくて、この流れができました。

詳しくは記者会見の様子も含めて、
また明日書きますが、
マスコミ関係の皆さまは、
是非是非明日厚労省記者クラブにお越し下さい。
宜しくお願い致します。

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