今日はもう、心から肩の荷が下りたというか、ホッと一安心かつ、
とても嬉しい充実した一日でした。

というのも今年文科省から委託して頂いた事業
「ダメ絶対だけでない依存症予防教室モデル授業」
の東京開催が本日無事開催され、大盛況のうちに終了したのです。

私は、これまで数々のイベントを主催して来ましたが、
毎回「人が来てくれるかな？」と心配こそすれ、
「人が入りきれるかな？」と心配したのはこれが初めてです。

急遽、四方に椅子をはりめぐらせて、本当にぎりっぎり！
あと一人も余裕ありません！ってな感じのぎゅうぎゅう詰め。
先生方には窮屈だったかと思います。
どうも済みませんでした。

それだけ、依存症に対する関心が高まってきているんでしょうね。
特にこれまでのアルコール・薬物・ギャンブルに加え、
ネット・ゲーム・スマホの依存症という身近な問題が、
蔓延してきたことから、先生方もどんな風に対処すれば良いのか？
とご苦労をされているのかと思います。

先ほど、今成さんとも話していたのですが、
この企画講師が、

ネット・ゲーム・スマホ・ギャンブル　田中 紀子
アルコール　　今成 知美さん　
薬物　　松本 俊彦先生
子供たちとできるワークのご紹介等　森田 展彰先生
（大阪開催のみ古藤悟朗さん）

という顔ぶれ！

いや～もうなんちゅうか私だけ色モノですが、
他の先生方皆さん超多忙でいらっしゃいますし、
人気の講師陣、お願いするのも気がひける・・・
ってな無理目な企画だったんです。

それでもなんとかご都合付けて頂いたので、
これでGOとなったのですが、企画を実現するので精一杯！
細かい内容など、もう皆様の経験値でお願い致しますってな感じだったんですね。

だけど、そのアドリブ的なところがむっちゃ面白かったです。
依存症ってのは、それぞれの種類で違う所もありますが、
共通事項も沢山ある。
それぞれに伝えたい事項やこだわりもあるけど、
持ち時間40分で、内容をまとめなきゃいけない・・・
となるとですよ、前の人とかぶった話をしても仕方がないわけです。
ざっくりとは分担を決めるんですが、それでも思いがかぶっちゃうことってありますよね。
それを次々バトンを渡しながら取捨選択していくワケです。

まず私はトップバッターだから気楽ですし、
とにかく話したい事を話せますけど、
でもこの4人の中では唯一の当事者でもある訳ですよ。
だから当事者からの目線なんかも大事にしたい訳ですね。
それとやはり色モノ担当としては「場をあっためる」
という重要な使命を果たさねばなりません（笑）

で今成さんが、脳の仕組みとか、法律や、統計など
そういう大切なことをきっちり抑えて下さるので、
松本先生なんか、今成さんのお話の後、
急遽スライド差し替えてたり、
森田先生もかぶってるものはガンガン切り捨てて、
ホントすごいなぁ～と思いました。
なんかこのリレーがワクワクしましたね。

それと会場の先生方、やはり先生だけあって、
すごく熱心に聞いて下さり、
熱気が伝わってきました。

最近、国の政策とか、政治的なことに関わっていて、
うんざりすることがすごく多かったんですけど、
「あぁこうやってコツコツと理解者を増やしていくんだなぁ～」と、
なんかすごく充実感があったんですね。
政治的なことって「虚しい・・・」ってもうその連続ですから、
そればっかやってるとホント潰れちゃいますね。

でもやっぱこういう熱心に現場でやろう！ってな先生方に出会うと、
すごく嬉しいし、久々にやる気を取り戻した感じがしました。
やっぱ、早道はないけど、希望はあるよなぁ～と思いました。

これから教育関係者の皆様方と、
次世代に向けて、世の中の雰囲気を変えていきたいなぁと思いました。
スティグマを取り除き、依存症の正しい理解を伝えていく！
これほどやりがいのあることってないですよね。

この後、この事業は、
2017年９月12日（火）大阪開催
2017年12月4日（月）福岡開催
と続きます。

関西、九州の先生方、是非是非いらして下さい。
依存症予防教室モデル授業

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[田中紀子の著書]
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