母の救急車騒ぎです
昨日、一昨日から母の具合が悪く、昨日は一日中寝ていたのですが、
夜、様子を見に行った時に、「医者に行った方がいいんじゃね?」と言ったら、
あの医者嫌いの母がめずらしく「行く」というので、
こりゃ相当具合が悪いのだなと思って、支度をはじめました。
実は、先週から息子がインフルエンザAで休んでいるので、
それがうつったのかなぁとは思っていたのですが、
なんせ我が家で、私と母というのは鉄壁の体力。
これまで、毎年子供たちはインフルになれど、
私たちは一度だって罹患したことありませんでした。
そして二人とも医者には極力行かない主義で、
もちろんインフルの予防接種などしたことないし、
検診なんかも何十年も行ってません。
自慢できることじゃないですけど、「病院に行くとなんかうつりそう・・・」
な気がするので、用がなければとにかくあまり近寄りたくないと思っています。
で、二人で「うちら日本の医療費削減に貢献している!」と胸をはっておりました。
ところが珍しく母の具合が悪くなった。
このことにいたくショックを受けてしまったのがうちの息子。
そもそも息子は私よりも母とよくしゃべっている仲の良さで、
この子はこんなに繊細で大丈夫だろうか?
と思う位、優しくてピュアな性格です。
で、自分がインフルを持ち込んだのち、具合の悪くなった母をみて、
なんと心配のあまり泣き出してしまったのです。
なんちゅうか・・・この子達この社会で生きていけるだろうか?
と心配になるのはこういうところなんですが、
皆さん高校生の頃、家族の体調なんか気にしてました?
私なんか1秒たりとも長く家にいたくなかったので、
もちろん全くの無関心。
バイトと夜遊びに飛びまわり、むしろ「あいつら早く死ね!」くらいに思ってました。
でもって、息子が「俺はもう平気だけど、ババの具合が悪くなった・・・」と、
必死に言うので、その時は熱もなく、
なんかぜぃぜぃしてるなぁ~みたいな感じだったんですけど、
じゃあまぁ土曜の夜ですけど、救急で医者に行こうか?ってことになったんです。
ところが車で連れていこうと思っても、いざとなったら母が起きあがれない。
でもって熱はないのに、顔が真っ赤!
こりゃあ変だ・・・ってことになり、救急車を呼んだんですね。
で、ストレッチャーで運んで貰ったんですけど、
その時救急隊の方が血圧を計ってくれたら、血圧が上が220、下が160もあったんです。
これにはどびっくり!
我が家で高血圧なんて聞いたことありません。
祖母も私もとにかく低血圧で、私は50歳を過ぎた今も上が100を超えることなどありません。
だから母の血圧が高いなんて思ってもみませんでした。
そしたら今度はその様子をみて娘が「ババ大丈夫?ババ大丈夫?」と、泣きだす始末。
「オイオイ・・・人間そう簡単に死にやしないよ!」と、
私は、自分の老人介護経験から心の中で思いましたが、
本当に我が家の高校生の子供たちは、ピュア過ぎて不安です。
で、病院についてからが長かった・・・
救急ってホント大変ですね~。
我が家は新宿区にあり、どでかい病院は腐るほどある。
それであんなに混んでるんですから、地方の救急はどんだけ大変なことでしょう。
国はこういうところにもっと予算増やせ!って思いました。
救急車も不足していてなかなか来ないですしね。
で、結局3時間もかかって、検査したり点滴してくれたりして、
結果インフルAとわかった。高血圧は一過性のものか、慢性のものかは不明。
だけどもう年も年だから、かかりつけ医を持つように!と言われちゃいました。
で、入院すると体力が著しく落ちるし、トイレや食事も問題なさそうだから、
家にいて貰ってもいいけど、どうする?ってな話になって、
「もちろん帰ります!」ってなことで、帰ってきたわけです。
笑っちゃったのはですね、普段見たこともない、
母の貴重品が入ってるバッグを、保険証が入っているので持って出たんですね。
で、保険証を出すためにがさごそしてたら、
なんとバッグから宝くじがどっさり出てきたんですよ!
さすがギャンブラー一家!笑
83歳になってもいまだ高額当選の夢捨てきれず・・・
あんた今からこれ当ててどうすんのさ?使いきれないだろうよ!
と、心の中で激しく突っ込みました。
万が一、孫・子のために!なんて思ってるなら、こんなもん当たったら、
私たちなんかまず再び発症しておかしくなりますからね、
母が夢をみるのは勝手ですが、是非とも一生涯当たらないで頂きたい!
と切に願った次第です。まぁ宝くじは当たるわけないですけど(笑)
そんなこんなで、帰ってきたら12時を過ぎてしまい、
毎年恒例、節分の一陽来福のお守りを貼るのが、
夜中の12時ちょうどより遅くなってしまいました。
まぁ、神様も今年の事情は許してくれるでしょう。
ドタバタしている我が家ですが、
母の年をいまさらながら自覚するとともに、
あの温室育ちの子供たちを、一刻も早く手放し、
たくましく育てなくてはならぬ!と、
つくづく感じた次第です。
やっぱ大学生になったら、寮に入れようかな。
ってなわけで、普段やらない家事に追われる私は、
改めて母の有難さを実感しております。
やれやれ・・・
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