大阪府松井一郎知事に要望書を手渡した件です

公開日: 

本日、カジノの入場規制のことがニュースになりましたが、
皆さんご覧になりましたか?
カジノ入場、週3回まで=実施法案で調整―政府・自民

これ一体誰が何基準で考えた「ギャンブル依存症対策」なんでしょうか?
これが政府が「しっかりやる!」と考えている、ギャンブル依存症対策の中身なのでしょうか?
だってちょっと考えれば誰だってわかると思うんですけど、
土日の週2日開催で1日たった12レースしかない中央競馬だって依存症になるんですよ。
しかもギャンブル依存症で、パチンコの次に多いのはこの競馬ですからね。
それで依存症になるなら、24時間打てるカジノに週3日で、依存症の歯止めになるわけないです。

もうね~、こういう意味不明の痛くもかゆくもないようなものを掲げて、
「ギャンブル依存症対策」と言うのは是非ともやめて頂きたいです。

こういうそれほど効果があるとおもえない依存症対策よりも、
私たちの経験から「これらは効果がある!」と思えるものをまず取り入れて頂きたいです。

その最たるものは何と言っても家族支援。
ギャンブル依存症対策は、家族支援が肝心かなめな訳です。

以前から申し上げていますが、
「ギャンブル依存症対策をたった1つしか選べない」
と言われたら、何を選ぶか?
それはもう絶対家族支援ですね。

ギャンブラー本人を介入するためにも、
家族に対応の仕方を教育するのは非常に有効ですし、
何よりも、当事者がどうあれ、家族は守れます。

まきこまれず、一蓮托生にならなければ、
今起きている、さまざまな家庭内の悲劇を抑えることができます。

本日偶然にもカジノがらみのニュースが飛び込んできたわけですが、
今日はですね、議論が活発になってきたカジノで本命視されている大阪府の
松井一郎府知事に「家族が望むギャンブル依存症対策の要望書」を
手渡すという機会に恵まれました。

親しくさせて頂いている馬場幹事長に仲介のお願いをしたところ、
快くお引き受け下さり、今日の場が設けられました。
大阪まで伺おうと思ったのですが、
松井知事が東京でご用事があるとのことで、
東京の議員会館でお目にかかれることとなりました。

要望書は、(一社)ギャンブル依存症問題を考える会と
NPO 全国ギャンブル依存症家族の会の共同で作成し、
東京と大阪の代表が今日集まって面会させて頂きました。

221518

馬場先生とは何度もお会いさせて頂いており、
また馬場先生がめっちゃきさくなお人柄ゆえに、
私も甘えてなんでも気さくに申し上げちゃうんですが、
実は、松井府知事とは初めてお目にかかったんです。
松井知事ちょっと怖そうかな・・・と思ったんですけど、
全然そんな感じじゃなかったので、ホッとしました。

とにかく民間団体を巻き込んだ連携と支援策の強化を、
切にお願い申し上げてきた次第です。

最後に、記者さんから取材をうけ、
このあと馬場先生がぶら下がり取材を受けておられました。
大阪の仲間達と大役を果たして「やれやれ」とほっと一息。

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今日の模様はニュースでも流して頂いたようです。

「入場回数の制限だけでは…」 松井知事に要望書

【大阪】カジノ含むIR誘致 依存症対策の強化要望

これからが肝心ですので、よき連携を作って頂けるよう、
依存症対策の強化を今後も関係各所にお願いし続けて参りたいと思います。

まず家族を助けて欲しい!
このことには誰も異論はないはずです。

効果があるかないかわからないものよりも、
少なくとも家族は助けれる「家族支援」。
これこそ強化策を講じて下さい。
どうか宜しくお願い致します。

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現在国内の推定罹患者320万人(2017年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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