小学生に競馬予想!?NHK「おはよう日本」不見識ぶりです

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昨日2018年5月12日に放映された、NHK「おはよう日本」の放送がおかしい!と、
視聴者から当会に意見が寄せられ、慌てて番組を確認したところ、
確かに仰天してしまう内容でした。

それは「競馬場でピクニック」という企画で、
売り上げの下がってきている競馬が、ファミリー層を取り込むために、
競馬場で子供たちが遊べるように、遊具やプールを設置したり、
乗馬体験やホースショーを開催したりしていて、大変好評だというものでした。

こういったTVの企画は、これまでも度々取り上げており、
楽しさばかりを強調して、子供たちに幼いころから、
競馬を見せることのリスクについては一切触れられていません。

私たちのもとには「幼いころからギャンブル場に連れて行って失敗した。」
と、自分の息子や娘がギャンブル依存症になってしまい、
後悔している親御さんの声は多々寄せられており、
こういった広報に関しては日ごろから懸念を感じております。
実際、子供のころから馴染んでいると、
依存症の発症リスクは高まるという調査結果がでています。

しかしながら今回の放映はそんな従来のものより、さらに度を超えていました。
なんと「競馬場ならではの楽しみ方」といって、
場内にいた家族連れを選び、小学校低学年と思われる子供に対し、
1位になる馬を予想させるというものなのです。

しかもJRAの広報職員から、調子の良い馬の見分け方を
あれこれレクチャーさせるというもの。
JRAもNHKに言われて応じたと思いますが、
年齢制限に対し厳しく監督責任の意識を持っているとは、
とても思えませんでした。

これには怒りで思わず手が震えました。
NHKは、ギャンブルの年齢制限をどう考えているのでしょうか?
そもそも小学生は競馬を予想して楽しむべきではありません。
リスクが高すぎます。

小学生が、大人たちに混じって、競馬を観戦し、
「行け!行け!」と必死に応援する姿を映しだし、
NHKは何の違和感も持たないのでしょうか?
またそれを全国の家庭に推奨するかの番組を放映する無神経さには、
あきれるを通り越して、呆然といたしました。

最後にそのお子さんが「楽しかった!また来たい」と、
インタビューに答えておられましたが、
競馬の予想でTV取材を受け全国放送される・・・
その非日常的なきらびやかな興奮体験により、
あのお子さんに悪影響がないことを祈るばかりです。

NHK「おはよう日本」には、このような不見識な番組を、
2度と放映しないで頂きたいです。
番組を総括するとともに、依存症の勉強をして下さい。

また、そもそも現在ギャンブル場に子供たちを誘導しているのは、
「公営」ギャンブルだけであり、その在り方について再考を願いたいと思います。

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